保育業界は、大変だけど、本当に大切な仕事です。

投稿者プロフィール

保育士・幼稚園教諭(副園長となり退職) ミックスさん

50代後半(就労時) 女性経験:20年0ヶ月 群馬県

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.50
仕事内容
3.50
やりがい
4.50
働きやすさ
3.00
給料・年収
2.00
休日・待遇
3.00
成長・将来性
4.00
メッセージ

保育業界は、まず子どもが好きであること、子どもと楽しく遊べること、子どもの発達をしっかり理解すること(学ぶこと)、そして子どもの気持ちに寄り添い、子どもは一人の人格を持った存在であることを受け入れること、が大事だと思っています。

言うことを聞く子を育てるのではなく、子どもの大切な人生の中で、親・親族以外に一番初めに関わる大人として、愛と責任をもって仕事をしてほしいと思います。

そして保護者の気持ちをも受け止め丁寧にかかわってほしいです。

正直、ニュースでも取り上げられていた通り、お給料は安いです。

その割に人間関係や仕事量、また自分のしたい保育ができるかなど、働き始めのころは、子どもが大好きで選んだのに、悩んだり、挫折したり、葛藤も多い仕事だと思います。

でも、子どもの成長や親の成長を見ることが出来たり、自分自身も成長していくことは感じられるお仕事だと思います。

また、保育業界はそれぞれの園によって人間関係や働きやすさは違うと思うので、しっかり見学したり、情報を取り入れて職場探しをすることも大事だと思います。

総合的に見て確かに大変だことも多いけど、「これからの社会を作っていく」子どもを育てていくというとても大切な仕事だと思いますし、もっと評価されて良い仕事だと思っています。

仕事内容

保育業界はそれぞれの園により、規模や職場でも役割も違いがあります。

仕事内容は、基本「子どもの保育」ですが、保育者の仕事は「日常的な保育準備」「クラスの飾りつけ」「行事の準備」があり、それは子どもの発達や状態によって計画を立てる必要があります。

また事務的にも「日々の記録」「個人の記録」「お便り帳」「クラス便り」など書類も沢山あります。

なるには

保育業界で働くためには、専門学校、短大、四年制大学などを卒業して、「保育士資格」「幼稚園教諭資格」を取ることが必要です。

今は両方の資格を持っていたほうが有利です。

また「保育士」は国家試験もあるので、働きながら勉強して資格を取得することも可能です。

やりがい

子どもたちが様々な日々の積み重ねや行事への取り組みなどを通して、成長していく姿を見るのはとても達成感あると思います。

また子どもや保護者の気持ちに寄り添うことをする中で、子どもや保護者と信頼関係が築けて信頼してもらえる、大好きになってもらえることも喜びだと思います。

つらいこと

子どもの保育は命にかかわることがあるので、仕事をしているときに子どもの楽しんで過ごしながらも緊張感が常にあります。

また保育がうまくいかないと感じて「自分には保育の仕事が向かないのではないか」と悩んだり、子どもや保護者、また先輩職員との関係で躓きが起こることもあります。

向いてる人

子どもが好きな人、前向きな人、学ぶ姿勢のある人、笑顔の素敵な人、健康な人、そして人とのコミュニケーション力がある人は向いていると思います。

また「子ども、職員、保護者の良いところ探し」ができることも大事です。

人も自分も責めない、諦めない気持ちも大事かもしれません。

志望理由

弟が生まれたとき、本当にかわいくて大好きでした。

また弟だけでなく、身近な子ども達が可愛くて小さいころから面倒を見るのが好きでした。

子どもが好きだったので、この業界に進もうと思っていましたが、実際に働いてみて、子どもが好きなだけでは働けない仕事だとも思います。

責任感も大事です。

働きやすさ

基本女性の多い職場環境です。それが良い時もあるし、問題になることもあります。

職場の雰囲気や環境はそれぞれの園によって違うと思いますから、就職等の時には自分に合った園を選ぶことをお勧めします。

保育園の場合は土曜日も仕事がありますし、長時間保育のために勤務時間にシフト性を取り入れているところが多いと思います。

それも悪いばかりでなく、朝ゆっくりする日だったり、早い勤務の時には出かけるなど予定を合わせることもできます。

給料・年収

お給料は基本的には高くはないと思います。これも園により違いがあります。

また短大出身、4年制大学出身で初給料にも差があります。

一年目は15万円から18万円くらいのところが多いでしょう。

また経験を積んでも、急激に上がることはなく、男性保育者にとっては厳しいと思います。

職員の待遇をよくするように「処遇改善加算」なども付けられ始めたので、今後給料が上がっていくことも期待されています。

休日・待遇

日曜日、祝日は基本休みです。ただし、行事を日曜日や祝日に充てる園もあります。

休暇の取り方も園によって違いますが、有給が保障されています。

また社会保険は整備され福利厚生もしっかりしている園が多いと思います。

保育園の場合は土曜日も保育があり、交代で勤務します。

また幼稚園やこども園でも土曜日が行事等で出勤になることはあります。

保育園でも毎週仕事になることは少ないと思うので、勤務表が出た時点でプライベートの計画を立てることはできます。

就職・転職

なぜ、保育業界を選んだのか、この園を選んだ理由、自分の魅力、強み、弱点などもきかれるかもしれません。

またピアノの能力もきかれたり、実技がある園もあります。

とにかく保育業界は園によって違いが多いので、良く調べて自分にあった希望を出すことが大事だと思います。

保育者は若い子から年齢の高い人まで必要な仕事です。

また園には男性保育者も必要だと思います。

転職も何歳でもやる気さえあれば可能です。

特に子どもを育てた経験があると保育も変わるので、結婚や子育てをしたとに再就職するのもありだと思います。

私は定年を前に退職しました。

恋愛・結婚

保育者は「子どもが好き」であるということで結婚相手としては良いと思いますが、出会いの場は少ないと思います。

結婚後も園の規則やルールによってではありますが、続けることは可能ですし、園に通う子ども達にとっては結婚後や出産後の人がいることは大切だと思います。

もし続けられなくても落ち着いてから再就職ができます。

成長・将来性

保育業界は、今は待遇面や処遇面でよいとは言えないと思いますが、「次の社会を作っていく」子どもたちを育てる大切な仕事だし、保育の形態もどんどん変わっていっているので将来性はあると思います。

またそうあってほしいと思っています。

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