漫画家のやりがい・楽しさ

娯楽系漫画家のやりがい

雑誌連載などの娯楽系漫画家のやりがいは「自分の作品で人を感動させられる」「多くの人を楽しませることができる」ということでしょう。

エンターテインメントというものは直接人間の生活に役立つものではありませんが、人間が豊かな生活を送る上では非常に重要なものです。

自分の頭の中にあるアイデアを漫画にし、多くの人に感動を与えられるのはごく一握りの人たちですが、ヒットすれば自分の世界が大きく広がっていく仕事です。

書籍の漫画家のやりがい

書籍の漫画家のやりがいは、「自分の漫画が誰かの役に立つ」ということです。

文章だけでは理解しにくい内容も、漫画になっているとすらすらと内容が頭に入ってきたという経験をしたことがある人も多いでしょう。

漫画は文章以上に表現の幅が広く、視覚的に表現することによって子どもでも内容を理解しやすくなります。

知識を習得したり悩みを解決したりするなど、娯楽的な漫画よりも直接的に読者の役に立つことができるのが、書籍の漫画家の特徴であり魅力であるといえます。

広告漫画家のやりがい

企業の広告漫画を描く漫画家の場合、娯楽系漫画や書籍の漫画に比べ、さらに裏方的な仕事になります。

優れた漫画家は基本的に娯楽系の漫画家を目指すことが多く、広告漫画は漫画家としてあまりメジャーではありません。

しかし、そんな中にセンスのある漫画家が現れれば、受け取る消費者にとっても業界の人々にとっても斬新なものとなり、話題を集めるでしょう。

広告漫画の場合、漫画家の名前は基本的に出ることはありませんが、一度大きなヒット作を生み出せば、業界の中では知られる存在となります。

漫画以外の業界にも大きな影響を与えられるということは、広告漫画家のやりがいといえるでしょう。

漫画家の仕事内容

漫画家の魅力

反応がダイレクトに届く仕事

素晴らしい漫画を描くことができれば、読者やファンが増えていきます。

ファンからの声を直接聞くことができるのは、漫画家という仕事の大きな魅力のひとつです。

たとえば漫画雑誌では定期的に読者アンケートを実施し「どの漫画が好きか」「作品のどこがよかったか」などの意見を募り、読者の声を直接聞くことができます。

ファンが増えればファンレターが届く機会も増えるでしょう。

ときには厳しい意見をもらうこともあるかもしれませんが、自分の描いたものを読んでくれる人がいること、ダイレクトにファンからの声が届くことは漫画家にとって大きな喜びです。

それらを励みとしてまた次の作品づくりに向かうことができます。

自分の世界観を表現できる

漫画家は表現者やクリエイターでもあります。

自分の思い描いていた世界を自分の手で表現し、さらにそれを仕事として生きていけるのはごく限られた人のみです。

もちろん、表現者であるからこそ「生みの苦しみ」を味わう機会も多々ありますが、それを形にできたときの喜びは何物にも代えがたいものとなります。

漫画家のやりがいのまとめ

雑誌連載などの娯楽系漫画家のやりがいは「自分の作品で人を感動させられる」「多くの人を楽しませることができる」ということです。

書籍の漫画家のやりがいは、知識を習得したり悩みを解決したりするなど、「自分の漫画が誰かの役に立つ」ということです。

企業の広告漫画を描く漫画家は世の中に名前が知られることはなかなかありませんが、一度大きなヒット作を生み出せば、業界の中では知られる存在となります。

いずれにしても、形にできたときの喜びや、ファンや読者からの声を直接聞くことができるのは、漫画家という仕事の大きな魅力のひとつです。