漫画家のつらいこと・大変なこと・苦労|辞める理由で多いものは?
しかし、さまざまな作品を生み出していく華やかなイメージの裏で、多くの苦悩を抱え続けている漫画家もいるのが事実です。
本記事では、漫画家として生きていく中でのつらさや苦労について紹介します。
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漫画家のつらいこと・大変なこと
まず、漫画家の仕事には、どのようなつらさ、大変なことがあるかを見ていきましょう。
孤独な仕事であること
漫画家の仕事でつらいことは、「机に向かってひたすら絵を描き続けること」です。
漫画家は、毎日毎日、自分の頭の中で思いを巡らせており、1人で作業をする時間が多い仕事です。
仕事に没頭していると、丸1日誰とも会話をしない日が続くこともあります。
そもそも人と話すことが好きな人や、外で刺激を受けないとつまらないと感じる人は、漫画家の生活に苦痛を感じることもあるかもしれません。
また、一人で過ごすことが苦にならない人でも、思うようにイメージが形にならないときなど、ずっと自分の頭の世界を漂い続けることに、つらさを感じることがあります。
心身の不調
漫画家はずっと机に向かって仕事をするため、運動不足になりがちです。
とくに自宅が職場になっている漫画家の場合は、外出などの機会も少なくなり、極端に運動量が少なくなってしまうでしょう。
また、座り仕事であり、細かな絵を見つめ続けるため、眼精疲労や腰痛、肩こりなどに悩む人も多いです。
体のコンディションが悪くなってくると、次第に精神状態にも影響してしまうことがあります。
心身をリフレッシュさせる方法を得ることも、漫画家として長く活躍するためには非常に重要です。
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漫画家の悩み
ここからは、漫画家が悩みがちなことについて紹介します。
関係者とのコミュニケーションの難しさ
一人で仕事をすることが多い漫画家も、人気作家になれば、アシスタントを雇うことになります。
しかし、そうなると、スタッフへの仕事の割り振り、給料の管理、チームワーク強化など、「作品を生み出すこと」そのもの以外の仕事までしなくてはなりません。
漫画家になる人は、もともと一人で仕事をするのが得意な傾向にあり、スタッフとのコミュニケーションがうまくとれずに悩んでしまう人もいます。
ただし、漫画家は、編集者や他の関係スタッフとなどともコミュニケーションをとらなくてはなりません。
関わる人たちと、どのように関係を築いていくかも重要なポイントとなります。
生みの苦しみを味わい続けること
漫画家が実際に机に向かって絵を描きはじめるのは、シナリオやネームなどのネタが決まってからです。
そこに辿り着くまでの工程は、漫画家が最も頭を悩ませる部分のひとつです。
ストーリーやキャラクターが魅力的でなければ読者を惹きつけることができないため、ネタは絵よりも重要といわれることもあるほどです。
毎日ネタのことで頭がいっぱいになり、締め切り前にはノイローゼのようになってしまう漫画家も少なくはありません。
漫画家を辞める理由で多いものは?
漫画家として生きてきた人でも、しばらく働き続けるうちに仕事を続けるのが難しくなり、辞めてしまう人もいます。
漫画家を辞める理由として多いものを紹介します。
実力不足
漫画家を辞める理由で多いものは、実力がな、くヒット作を生み出せなかったというものです。
一般的に、新人の漫画家は「新人賞」などを受賞しデビューすれば、2〜3作目までは様子見として編集部も手厚くサポートし、面倒を見てくれます。
しかし、読者アンケートの評判が芳しくなかったり、コミックの売り上げが少なかったりすれば、その後は掲載されなくなります。
継続して人気の出る作品を描き続けるのは非常に難しいのです。
理想と現実のギャップ
趣味で漫画を描くことと、プロとして漫画を描くことは大きく違います。
プロとしてデビューしたからには、自分の思ったものを自由に描くだけではやっていけません。
ビジネスとして仕事と向き合わなくてはならないため、意に沿わない仕事もすることがありますし、自分はAのプランが最適だと思っていても、編集者との話し合いでBプランに変更するといったこともあります。
思うとおりの作品が描けない、好きな仕事ができないといった理想と現実のギャップに悩み、仕事を辞める漫画家もいます。
表現者としての限界
漫画家としてデビューすることを目標にするあまりすべてのパワーを使い果たしてしまい、2作目・3作目に続かない人は非常に多くいます。
デビューの際に自分の描きたいものを描きつくしてしまい、これ以上のネタが出てこないという壁に直面してしまうのです。
また、大きなヒット作を描き終えた漫画家も、「もうこれ以上描くことはない」と筆を置くことがあります。
漫画家として、自分の中から湧き出るものが枯渇してしまったときには、仕事を辞めることを決意する人が多いです。
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漫画家の苦労のまとめ
漫画家は、毎日長時間机に向かう仕事であり、外出などの機会も少なくなりがちです。
人と話すことが好きな人や、外で刺激を受けないとつまらないと感じる人は、漫画家の生活に苦痛を感じることもあるかもしれません。
好きでこの仕事に就いた人でも、実力がなくヒット作を生み出せなかったり、作品を生み出す情熱を失ってしまったりしたときには、この仕事を辞めることがあります。