皇宮護衛官の需要・現状と将来性

皇宮護衛官の現状

皇宮護衛官が所属する皇宮警察のはじまりは、いまから120年以上も昔の1886(明治19)年。

その後、警察庁の附属機関のひとつとなったのが現行警察法が改正された1954(昭和29)年で、皇室の長い歴史とともに歩んできた歴史ある組織です。

その組織で働く皇宮護衛官には、「皇室守護」という絶対的な使命があります。

これは、皇宮警察本部の組織体制が変わっても変わらずに受け継がれてきた使命であり、この先も皇室が存在する限りずっと続いていくものといえます。

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皇宮護衛官の需要

皇宮警察は、日本を代表する皇室守護を使命とする組織です。

皇宮護衛官は全体で約900名程度ですが、定年退職などをする人もいるため、毎年新たな人材を採用し、一人前の皇宮護衛官になるように育てています。

毎年の採用人数は、大卒程度試験で20~30名程度、高卒程度試験で10~20名程度となる場合が多いですが、今後は組織の状況や公務員の人員計画などによって変わってくる可能性もあります。

しかし、皇宮護衛官の人数はそもそも少なく、また任務も特殊であることから、大幅な人数の削減はないと考えられます。

皇宮護衛官は日本にとって欠かすことができず、一定の需要は必ずあるため、今後も新たに皇宮護衛官を目指す若者が求められていくことは確かでしょう。

皇宮護衛官の将来性

皇宮護衛官は国家公務員であるため、基本的に安定した環境で働くことができるといえるでしょう。

また将来性という面で見ると、皇宮護衛官は自分の希望や能力、適性に応じてさまざまな仕事に挑戦することができます。

騎馬隊や白バイ隊、特別警備隊などに入るには厳しい訓練も必要になりますが、挑戦することによって自分の可能性を広げることができます。

さらに、皇宮護衛官には階級があり、決まった年数勤務してからは昇任試験を受けることができます。

この試験に合格すれば昇任して階級が上がり、それに応じて給料もアップしていきます。

安定した身分が保証されながらも、自分の意欲次第でどんどん成長していくことができる仕事です。

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皇宮護衛官の今後の活躍の場

皇宮護衛官の使命や役割は明確に決められているため、基本的に、時代が変わるからといって活躍の場に大きく変更があるとはいえません。

皇室を護るために「護衛」「警備」「警務」のいずれかの業務を任されますが、新人の護衛官は京都御所や各地の御用邸等の警備のため1都1府4県で警戒警備の勤務に当たります。

護衛を担当する場合、天皇や皇族が海外へ向かう場合には、護衛官も海外で勤務にあたります。

また、皇宮護衛官にはさまざまな学びの機会があり、能力や適性などによっては白バイや騎馬、武道指導などに関して海外研修を受けるチャンスが得られますし、実務に即した鑑識や情報管理などの研修制度もあります。

皇宮護衛官になってからも、いろいろな技術・見聞・見識を広めて、それを皇室の護衛警備に生かすことが求められてきますので、自分のスキルをどんどん高めていきたい人にとってもやりがいは十分に感じられるでしょう。