秘書のつらいこと・大変なこと・苦労
秘書のつらいこと・大変なこと
業務の幅が広く量も多い
秘書の仕事の範囲はとても広く、日常的に行う業務のほか、時にはいわゆる雑用までこなさなければならないこともあります。
たとえば、買い物や電球の交換、接待会場の予約など、例を挙げていけばキリがありません。
上司の仕事に関わることであれば、どんなに面倒で地味な仕事であってもこなさなければならず、毎日の業務量が自然と多くなりがちなのも大変なところです。
気苦労が多い
秘書は上司をはじめ、社内・社外を問わず多くの人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていきます。
多くの人との出会いや交流は楽しくもあるのですが、いつも周りに気を遣っているとストレスが溜まる面もあります。
また、常に丁寧な対応が求められるため、どうしても緊張感が続きます。
自分を追い詰めないためにも、上手に息抜きをしてバランスを保つ必要があるでしょう。
上司のスケジュールに合わせなければならない
企業に勤める場合は標準勤務時間が設定されていますが、上司のスケジュールに合わせて働かなければならないことも多々あります。
基本的に、秘書は上司よりも早くオフィスに行って部屋の整備などをし、上司が帰ってから自分も帰宅します。
上司の中には早朝から仕事をすることを好む人もいます。
また、職場によりますが、早く帰りたいと思っても、もし上司が遅くまで仕事をしているようであれば、自分も残っていなければなりません。
こうした働き方は上司の考えやその場の状況にもよりますが、あくまでも基本は上司のスケジュールに合わせることが基本となります。
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秘書の悩み
孤独な仕事
秘書は上司について仕事をする上で、企業や重役の機密事項に触れることも少なくありませんが、決して口外することは許されません。
仕事の内容によっては、気軽に仕事の悩みや苦労話をすることもできません。
結果、自分の中だけに留めておかなければならないことが増えます。
また、秘書は一人で仕事をすることも多く、悩みを打ち明けたり苦労を分かち合えたりする相手がいないとどうしても孤独感を感じることがあります。
自分のスケジュールが立てづらい
秘書は基本的に上司のスケジュールに合わせなければならないため、仕事の後の予定を入れにくいところがあります。
上司に急な会議や来客が入った場合は、終わって上司が帰宅するまで秘書も残るのが一般的です。
いくら優秀でテキパキと仕事を片付けられる秘書であっても、自分だけの都合で帰れないのは秘書ならではの悩みです。
また、休日も気が抜けません。
急な連絡が入れば休みであっても関係各所に連絡を行ったり、自分自身が休日出勤したりしなければならない場合もあります。
秘書が動かなければ、その後のビジネスを大きく狂わせてしまうこともあるため、時には自分を犠牲にして働かなければなりません。
秘書を辞める理由で多いものは?
秘書の仕事を辞める理由は主に環境や待遇によるもので、労働時間が長かったり、給料が低かったり、上司から横暴な対応をされたりなどが多いようです。
また、サポート業務だけでなく自ら主体となって仕事をしたいと考えたり、キャリアアップしたりするために転職をする人も少なくありません。
秘書業務で身に付けたスキルはほかの仕事でも十分生かすことができるため、仕事を辞めても比較的スムーズに転職できる人が多いようです。