議員秘書に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

議員秘書に向いている性格・適性

議員からの信頼が厚い

当然ですが、議員から信頼されていなければ議員秘書はつとまりません。

国政や県政に関する重要な情報も多いため、いくら身内や知り合いからの紹介であっても、人として信頼に欠けていれば仕事をまかせれないでしょう。

議員に対してだけでなく、ほかの議員や秘書仲間、後援会をはじめとした支援者の方々、そして一般の有権者に対しても礼儀正しく接する態度が望まれます。

また雑用であっても一つひとつの仕事を真面目に正確にこなす姿勢が問われます。

そうした積み重ねが議員の信頼につながり、徐々に政策提案などの重要な仕事にもたずさわれるようになります。

人のために働くのが苦にならない

議員秘書の仕事は基本的に、議員や関係者のために行うものです。

例え自分の勤務時間や休日、スケジュールであっても議員の行動に合わせなくてはいけません。

議員秘書のプロフェッショナルを目指す人や、政治家志望であれば将来的に役立つことばかりですが、単なる仕事として選ぶとストレスが先行する可能性もあります。

そのため人のために働くことがやりがいに思える人は向いています。

情報の取り扱いに秀でている

政治の世界で働いていると、国政や県政などを左右するような重要な情報も多く取り扱います。

情報の中には、まだ決定事項ではないものや議員生命をかけてまとめてきた政策などもあります。

そのような情報を簡単に外部にもらしてしまうと、議員の信頼を落とす可能性もあります。

協力を仰ぐ議員や支援者などに明示する情報と、そうではない人に明示する情報は分けて考えなくてはいけません。

そうした判断を瞬時に、正しくできる人は向ているでしょう。

議員秘書になるには

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議員秘書に必要なスキル・能力

先読みできる力

議員秘書の大きな役割は議員の政治活動をサポートすることです。

それは政策提案の内容を考えるような仕事であっても、運転手として同行する時であっても同じことです。

議員の考えていることを先読みし、スムーズに行動に移せるようにサポートできる議員秘書は信頼も厚くなります。

また、政局の動向をにらみ、適切なアドバイスを議員にできるチカラを身に付けることも大切で、まさにブレーンとして活躍できるようになります。

コミュニケーションスキル

議員と同様、議員秘書も非常に多くの人と関わり合います。

法案や条例案を考える時には官僚と深く関わりますし、議会でスムーズな成立を目指すためほかの議員や秘書、そして影響を受ける関係団体などに根回しも必要になります。

ほかにも議員の代理で支援企業や後援会へのあいさつ回りを行うこともあります。

上手なコミュニケーションスキルがあれば、議員の政治活動をスムーズにバックアップでき、自分の仕事もやりやすくなります。

心身ともに健康であること

朝から晩まで、休日も忙しく働く議員秘書にとって体力と健康維持は基本です。

国会議員であれば複数人秘書を雇っていますが、地方議員ともなれば秘書が一人ということも珍しくありません。

その一人が倒れてしまうと、しわ寄せが議員に降りかかるため、なんのための秘書か分からなくなります。

議員秘書に限った話ではありませんが、心身ともに健康であることは基本でありながら重要な要素といえます。

議員秘書に向いていないのはどんな人?

次の人は議員秘書にはあまり向いていません。

・人の信頼を得られない
・人のために働くことが嫌い
・目の前のことしか見えない
・コミュニケーションを巧く取れない
・健康に不安がある

ただし真面目に働けば議員から信頼は得られますし、秘書の仕事を分かった上で希望している人が大半なので、人のために働くのも苦にならないでしょう。

情報の取り扱いや先読みする力、コミュニケーションスキルも必要に迫られればおのずと身に付きますし、先輩秘書に確認するなど、業務を経験していれば養われます。

心身の健康は個人差も大きいですが、休む時はしっかり休み、自分なりのリフレッシュ術を確立させておけばリスクは減らせます。

重要なのは議員秘書として働く強い意志です。

やりがいや楽しさ、信念を持っていれば悩みや苦労を切り開くことができるでしょう。