議員秘書の仕事内容

議員秘書の仕事とは

議員秘書国会議員や都道府県議会議員、都道府県知事など政治家の秘書業務を行います。

多忙な議員に代わり、政治活動に関わることから身のまわりのことまで、さまざまな業務に関わります。

議員秘書の仕事の例を挙げると次のようなものがあります。

・政策立案のための調査や研究
・議会での答弁内容作成
・政治資金パーティーの準備や後援会イベントの企画
・議員の代理で各種イベントへの出席
・議員の送迎

政治生命を左右する選挙でも重要な役割を果たします。

議員と一緒に各地をかけまわるほか、議員本人に代わりあいさつまわりも行います。

議員が政治家として活動しているときはもちろん一緒に行動しますし、選挙で落選すれば共に職を失うなど、議員と運命を共にする存在といえるでしょう。

議員秘書の業務の内容

政治活動のサポート

議員秘書の仕事は政治活動に関わることから日常のサポート、選挙戦など多岐にわたるのが特長です。

政策に関する調査や研究を議員に代わり行ったり、議会での質問内容や答弁内容作成したりする秘書もいます。

国会議員に公費で雇われる「政策担当秘書」は重要な役割をにないます。

ほかにも議員のホームページやSNSの更新、後援会へのあいさつ回り、街頭でのビラ配りなどあらゆる政治活動をサポートしています。

日常のサポート

車の運転やスケジュール管理、事務所の電話や来客対応、伝票整理など忙しい議員にはできない細かな業務をサポートします。

議員にはイベントの出席依頼や冠婚葬祭への招待も多くありますが、多忙で出席できない場合もあるため、そうした際は議員秘書が代理で出席します。

地盤固めにはそうした活動も重要になってきます。

選挙戦

議員本人のみならず、秘書自身の将来も左右する重要な業務です。

事務所の設置や必要備品の手配、ボランティアなどの人材確保や法定ビラやポスターの手配、そして演説原稿の作成などやることが山ほどあります。

開票日には事務所に大型テレビを設置したり、紅白幕を下げたり、事務所に訪れた支持者の対応をしたり当日も忙しく働きます。

この日を境に人生が大きく変わる可能性もあるため、まさに人生をかけた仕事といって過言ではありません。

議員秘書の役割

議員秘書の役割は主に議員の政治活動をサポートすることです。

スケジュール管理や面会者や電話の対応といった秘書らしい仕事もあれば、議員に助言を行うこともあります。

高度な政治に関する知識を備えた秘書は、議員の相談役としても重宝されるでしょう。

議員秘書には、議員の代役としての役割もあります。

例えば、国会議員の地元事務所の秘書は、東京で活動している議員に代わり支持者に不幸があった際は葬儀に出たり、お祭りやイベントに代理で出席したりします。

このような地道な活動が次期選挙の票につながるため、議員秘書の細やかなサポートが欠かせません。

議員秘書の勤務先の種類

国会議員の秘書

国会議員の秘書は公設秘書と私設秘書に分けられます。

公設秘書は「政策秘書」「第一秘書」「第二秘書」の3人まで雇うことができ、給与は公費・税金から支払われます。

この3人は公費・税金から給与が支払われるため、身分としては国家公務員の特別職にあたります。

4人目以降は私設秘書として国会議員が私費で雇うため公設秘書よりも給与は低く、10万円代というケースもあるでしょう。

地方議員の秘書

地方議員の場合は公設秘書制度がないため全員が私設秘書となります。

雇える人数制限はありませんが、国会議員ほど資金に余裕はないため何人も雇うことができません。

仕事の内容自体は国会議員秘書と変わりませんが人数が少ない分、やるべき業務も多くなるでしょう。

秘書の業務も多いですが、議員自身が行う事務業務も増えてしまい政策に十分な時間を割くことができず、地方議会で活発な議論が行われないという問題もあるようです。

議員秘書の仕事の流れ

議員が行う政治活動をサポートするという仕事の性質上、何をすればゴールというものはありません。

そのためここでは議員秘書の代表的な存在である、国会議員秘書のある一日を紹介します。

事務所に出勤

メールとスケジュールのチェック。郵便物・配布物の整理を行い、議員の関心の高いものや担当する政策に関連するものは議員のデスクに置いておく。

党本部の部会に代理出席

党本部では複数の部会が開かれているため、議員が出席できない部会に代理で出席する。

昼食

議員と議員食堂で昼食。午後のスケジュール確認も行う。

地元の市長、市議会議員が来訪

台風被害に対する復旧支援の陳情のため地元の市長、市議会議員が事務所を来訪。
議員と共に話を聞く。

報告書作成

午前中に代理出席した党本部の部会の報告書を作成。
出席していたほかの議員の発言内容や決定事項など正確に記して議員に渡す。

スピーチ原稿作成

週末行われる地元イベントでのスピーチ原案を作成。
数字の裏付けなど時間のかかる調査は別の秘書に担当してもらうなど、効率的に原案を作成する。

パーティーに出席

議員仲間のパーティーに代理出席。同じ日に複数重なることも多々あり、事務所の秘書と手分けして出席することもある。

帰宅

メールチェックをして必要なメールには返信を行い就寝。

議員秘書と関連した職業

秘書という名称が付いている職業に一般企業の秘書があります。

社長をはじめとした企業の重役を支えるのが仕事で、スケジュール管理やアポイント取り、来客対応や出張時の移動手段や宿泊施設の手配などを行います。

役割としては議員秘書と同じですが、事務業務に特化しているのが特長な上に一般企業の秘書には高いレベルでのビジネスマナーが求められます。

一般企業の秘書になるために絶対必要な資格はありませんが、「秘書技能検定」や「CBS(国際秘書)検定」など秘書業務に役立つ資格はあります。

業務内容に合わせた資格を取得するとスキルアップにつながるでしょう。

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