議員秘書のつらいこと・大変なこと・苦労

議員秘書のつらいこと・大変なこと

休日返上も当たり前

ある政党が出している求人を見てみると、「勤務時間は9:00から18:00、休日は月6日以上(シフト制) 選挙期間中や政治状況により変動あり」となっています。

勤務時間や休日に関する記述はあるものの、変動する旨も補足されていることから、あくまでも目安ということが分かります。

仕事内容は

・地域、企業、団体、支援者の方々へのあいさつ回り
・地域の会合や行事への代理出席
・街頭演説やイベントの企画運営
・後援会づくり
・スケジュール管理と調整
・議員の随行、車での送迎

とされており、どれも平日・休日の区切りがないものばかりです。

例えば、議員の随行で出席した支援者との会合が深夜におよぶのは日常茶飯事です。

選挙期間中は臨戦態勢で、朝から晩まで休みなしとなります。

場合により、所属政党の要請で別の議員の応援に駆り出されることもあり、ますます休日は休めなくなります。

ハードワークが基本

残業も多く、休日返上で働く議員秘書の働き方は法律的に問題ないのかという疑問を持つ人もいるでしょう。

しかし議員秘書は労働基準法の「機密の事務を取扱う者」に該当するため、労働時間や休日に関する規定は適用されないと考えられています。

そのため、議員秘書の労働時間などは、議員の裁量にまかされている部分が多くなっています。

間違いなくいえるのは、議員秘書はハードワークが続くので、体力に自信がなければ続けるのは難しい職業です。

雑用もやることが多い

議員秘書といっても政策秘書のように政治に深く関わる秘書もいれば、雑用をメインで行う秘書もいます。

当然最初から議員の右腕として働けるわけもなく、秘書として採用されれば運転手や掃除、講演会会場の設営、電話番などの雑用をこなします。

特につらいのがクレーム対応だといわれており、怒声を浴びながら頭を下げ続けることも多々あり、強い精神力が必要です。

クレーム対応を間違えれば議員の評判を下げます。

そのほかの雑用も議員が仕事に集中するための一環なので、手を抜くことは許されません。

議員秘書の悩み

議員秘書の悩みは、休みやスケジュールを自分で決められないことです。

世間が休日だとしても議員の予定があれば仕事です。

代理出席するイベントが休日開催であれば当然休日返上で参加します。

平日も議員の行動に合わせたスケジュールとなるため、忙しければ朝から晩まで分刻みで仕事に追われます。

しかも自分のためのスケジュールではなく、議員が政治活動をするためのスケジュールに合わせなければなりません。

自分のペースで進められないのも苦労するところです。

議員のために尽くすのが議員秘書の基本的な役割なのは当たり前ですが、仮に家族を持っているのであれば家族の理解は必須でしょう。

独身であってもこのような働き方が基本にあることは覚悟する必要があります。

議員秘書を辞める理由で多いものは?

議員秘書を辞める理由の1つに、忙しさや賃金の低さがあります。

公設秘書は特別職の国家公務員であるためある程度優遇されていますが、私設秘書は政党や議員が私費で賃金を払うため高収入は望めません。

政治家を目指している、仕える議員の政治信念にほれているなど、議員秘書をやり抜く強い意思がなければ続けるのは難しいようです。

また、自分の都合で辞めるというより、自分の意思とは関係なく職を失う場合もあります。

仕えている議員が選挙で落選したときです。

定期的に選挙が行われるため常にリスクがある職業というのは理解しておかなければなりません。