ウエディング業界は裏側を知ったうえで本当に働きたいか考えることをお勧めします
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 2.50
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.00
- 働きやすさ
- 3.00
- 給料・年収
- 2.50
- 休日・待遇
- 2.50
- 成長・将来性
- 2.50
メッセージ-
誰かの特別な日のお手伝いができるのは素敵な仕事なのではないか、やりがいにあふれている世界なのではないかと専門学校からブライダルを学び就職しました。
当初は本当に日々の結婚式日立会うたびに感動していました。
ですが、自分の担当を持ち責任が大きくなるにつれ楽しむ、感動するという余裕はなくなり、無事に終わるように、クレームにならないようにということばかり考えるようになりました。
何組も担当するようになると感情を持つことが邪魔になり、早く式が終わればいいのにという感覚になってしまいました。
それだけ責任の重い仕事です。
あこがれや華やかさだけで仕事を選ばず、しっかりと裏側を知ったうえで就職先を考えるべきだと思います。
仕事内容-
関東と東海エリア、海外に式場を持つ会社で、東海エリアの式場で勤務していました。
プランナーの仕事内容は、フェアや新規来館されたお客様へ式場とプランのご案内をして成約となったら打ち合わせを繰り返し式までお手伝いします。
衣装部も式場内にあるため衣装合わせの同行、演出の打ち合わせ、お二人以外にも当日の会場キャプテンとの申し送り、会場スタッフの選定打ち合わせ、余興担当者へのフォローなど多岐の打ち合わせが発生します。
1か月あたり10組前後の担当でした。
やりがい-
和装が売りの式場だったので、白無垢にこだわりのある新婦様が多かったです。
衣装合わせで時間のかかるおふたりがいらっしゃいましたが、衣装部と協力し1日かけてご納得いただく衣装を選んだときは本当に大変でした。
式当日は希望通りの衣装が着れたことが一番うれしかったとおっしゃられていたので、意味のある1日になったと達成感があったことを覚えています。
また、自分が初めて担当したお客様は裏で様々なミスが発生していましたが、おふたりにはあまり問題ではなかったようで、式が終わった後に初めてのプランニングだったことを打ち明けましたが、問題なく進めてくれたと言っていただけたことをよく覚えています。
つらいこと-
お客様の要望をすべて聞き入れることはできないということを上手に伝えることが一番難しかったです。
予算や時間の限りのある中で、いかに納得いただくかでクレームになるかどうかが決まります。
式が終わった後の会計の際に実は納得いってなかったなど言い出す方も多く、親がクレームに出てくることもあり大変ストレスでした。
働きやすさ-
女性が多い職業です。プランナー部門は男性もいますが基本的に女性をメインにとっていたと思います。
衣装合わせの同行もあるので。女性特有のぎすぎす感は多少なりともあります。
金土日勤務は必須ですし、カレンダーの休みが出勤必須という業界ですので家庭を持つと働き続けるのは難しいです。
結婚や妊娠を機に退職することが多いです。
給料・年収-
専門学校卒業後、新卒で3年ほど勤務しました。
月収で20万~で残業時間によっては月30万~のこともありました。手取りは当初は18万くらいで、こんなに少ないのかと驚いた気がします。
退職時には手取り23万くらいだったと思いますが、仕事のわりに給与が少なかったですが、業界としては仕方ないのだと思います。
賞与もありますが10万くらい歩かないかでしたので年収300くらいだったと思います。
残業は45時間超えることがあっても特に何も言われませんでした。
成長・将来性-
私自身は成長することはできなかったです。夢見ていた世界ですが、働いてみて自分は結婚式をしたくないというのが退職した今も残った感情です。
接客業はもうやりたくありません。
営業力やメンタルが鍛えられる人もいるかもしれません。
ブライダル市場は婚姻数が減っているため減少傾向と言われていますので規模は縮小していくのではないでしょうか。