保育士は厳しさもあるけど笑いの絶えない成長できる仕事です
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 5.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 2.00
- 給料・年収
- 1.00
- 休日・待遇
- 3.00
- 成長・将来性
- 5.00
- メッセージ
-
保育士として保育園で12年以上働いています。
保育士として保育園で働きたい人へのメッセージとしてまず伝えたいのは、保育士は毎日笑顔が絶えないとてもやりがいのある楽しい仕事です!!
でもその分すごく厳しく、常に気を張って頭を働かせていかなければならない仕事です。
自分が子どもの時から小さな子どもと関わるのが好きで保育士という職を選びました。
いくつかの保育園で働きましたが、子どもたちは本当に可愛いです。毎日可愛い言動に癒されたり、たくさん笑ったり、成長に驚かされたり…。
そこが他の仕事にはない、保育士だけの仕事の楽しさだと思います。
けれど、それだけではありません。
まず一つ目に、保育士は大切な命を預かる仕事です。
朝、親御さんからお預かりしたのと同じ状態で夕方お返ししなければなりません。
事故、怪我、そういったことのないように常に気を張って子どもたちをみていかなければなりません。
次に、保育園は子どもたちの最善の利益を守る場所で、プロとして私たちは子どもたちに良い保育と環境を提供する義務があります。
子どもたちの姿を捉えながら、次にどういった遊びを提供していくか、どういう環境を作っていくか、どうやって声かけしていくか、明日は今日の活動を踏まえてどんな活動をしていくか…常に考えてそれを実行していかなければなりません。
もちろん、その結果うまくいくこともあれば、失敗することもあります。
でも計画がうまくいったり、子どもたちが嬉しそうにしている姿を見た時はすごく達成感がありますし、嬉しくなりますよ!
そういった意味では自分も常に成長できる仕事だと思います。
失敗した時もくよくよしている暇はない仕事なので、常に前向きに考えられる力が必要ですね。
また、保育士というと子どもと遊ぶ保育にばかり目が行きがちですが、事務仕事もたくさんあります。
月案に週案に個人記録に、他にも行事や面談も記録が必要ですし、他にもたくさんの書類作成や管理をします。月末になると書かなくてはいけない書類が多く必ず残業が必要になります。
残業については、幼児クラスの担任になると職員の数が少なくなり、活動の準備なども乳児クラスより多く必要になります。特に年長クラスは行事も多くなり、その計画や準備も多くなります。なので幼児クラス担任の方が残業は格段に多くなります!
さらに、保育園は朝早く開所して夜までやっていますので、シフトで遅番や早番勤務が必須です。
これは若いうちは全く気にならないのですが、結婚して子どもができるとなかなか大変になります。
私は通勤に1時間以上かかるので、早番だと朝は5:30には家を出て、延長番だと帰るのは9時過ぎになります。
そうなると子どもたちの保育園の送迎や世話ができないので、旦那さんやおばあちゃんにお願いすることになります。
家族や身の回りに協力者がいないとなかなか厳しいかと思います。私の周りでもやはり子どもを育てながら続けるのが厳しいといってやめた人が何人かいます。
さらにはあまり余裕のある人員配置をしていないので、自分が休んだ時の他の人の負担を考えると休みずらかったり…子育てママになってからは色々壁を感じましたが、周りの人に助けてもらいながらなんとかやっています!
他にも保護者対応や、同僚や先輩、上司との折り合いなど大変なことはたくさんあります…。
自分で考えて意見を出していく必要があるので強いハートも必要になりますね!
なんだか大変な部分ばかり多くなってしまいましたが、始めに書いたように可愛い子どもたちと毎日過ごせるのは保育士だけの特権です!!
こんなに毎日たくさん笑って楽しい仕事は他にないと思いますので、ぜひ前向きに、そして自分を強く持って保育士というと仕事に向かって行ってください。
- 仕事内容
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定員120名の公立保育園で現在2歳児23名の担任です。
それまでは0歳〜2歳の乳児クラスを担任することが多かったです。
公立園なので定年まで勤める人が多く、この年でもリーダーなどはやったことがなく中堅グループです。
- なるには
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一度大学に進学しましたが、中退して夜間の保育士養成専門学校に入学して資格をとりました。
一番大変だったのは実習で養護施設に1週間泊まり込んだこと。
資格は卒業と同時に取得したので資格試験は特にありませんでした。
- やりがい
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子どもたちは可愛くて、その言動に毎日癒されて疲れていても笑顔になって元気をもらえます!
多くの子どもたちが夜遅くまで保育園にいる中で大変なこともたくさんありますが、「先生大好き!」と子どもから手紙をもらったり年度の終わりに「先生が担任で良かった」などと保護者の方から言ってもらえると本当に嬉しくなります。
- つらいこと
-
自分が担当の行事の日に子どもが熱を出してしまい、どうしても仕事を休めず一度お迎えに行った後祖母にお願いしてまた仕事に向かったことがあります。
具合の悪い我が子をおいてまた仕事に向かうのがすごく心苦しかったです。
担任や行事の担当など責任をしっかりと負ってやりきる必要があります。
- 向いてる人
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毎日色々なことを試しては失敗したり成功したりする仕事なので、あまりくよくよせずに割り切って前向きに考えられる人が向いていると思います。
また、文献や研修からはもちろん先輩からも後輩からも何かを学んで吸収しようとする努力が必要です。
- 志望理由
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小さな頃から子どもが大好きだったので、毎日その子どもたちと触れ合って過ごせる仕事、そしてその親の援助ができる仕事をしたくて保育士を目指しました。
働いてみて、したかったことがそのままできる職業だと感じています。
- 働きやすさ
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職場の雰囲気はそこにいる職員や園の方針で変わってきます。
定員の多い園はよりは小規模の保育園の方がゆったりとした雰囲気はあります。けれども大きい園でもまれた経験はすごく強みになるので、始めは大きな園で経験を積むことをお勧めします。
職員間の人間関係は様々なので、一度見学に行ったりして雰囲気を感じたから決めた方が良いです。
チームで動く仕事なので人間関係は大切です!
また、自分が子どもを持ってからはシフト勤務や残業などを考えると周りの協力を得られなければなかなか厳しいかと思います。
- 給料・年収
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38歳で現在の園での勤続は10年になります。月収は33万ほどですが、税金など諸々そこから引かれています。
公立の保育園なので年功序列で昇給していきます。
ボーナスは夏冬春の3回で合計で月収の4ヶ月分ほどです。
- 休日・待遇
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公立なので福利厚生はしっかりしています。
4週に1度土曜日の勤務がありますが、その振替の休みは必ずとれます。夏休みも5日、年末年始もしっかりと休めます。
有休もしっかりとありますが、自分の余暇のためにとるのはなかなか難しい状況です。
- 就職・転職
-
その保育園によって保育の仕方や雰囲気が違うので、必ず見学をしてから就職することを強くお勧めします。
特に職員間の雰囲気は人間関係が分かるのでよく観察してきてください!
また、何かひとつ、ピアノだったり手遊びだったり、体操だったり「これが得意です!」と言えるものがあると面接でアピールできます。
- 恋愛・結婚
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出会いは職場ではほぼないので他で頑張ってください。笑
結婚後は旦那さんの協力なしには生活は成り立たないので、ちゃんと協力してくれる人を選んでください!
給料が決して高いとは言えないので保育士同士で結婚するのはあまりおすすめできません…
- 成長・将来性
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常にこの後どうすべきか考えてそれを実行することが求められる仕事です。
その結果に関してフィードバックを必ずして次へとつなげていく必要があるので、日々学びで成長していける仕事です。
また、少子化とは言われていますが、共働き家庭は増えているのでこれからも需要ある業界です。