福祉系大学ってどんなところ? メリット・デメリットを紹介
今後福祉系の4年制大学に進学を考えていらっしゃる方もいるかと思います。
でも福祉系大学ってどんなことをしているのかわからない部分もありますよね。
今回は福祉系大学を卒業し、卒業と同時に介護福祉士と社会福祉士の資格を取得した筆者が福祉系大学のあれこれについてお話しさせていただきます。
福祉系大学とは?
福祉系大学とは、福祉の専門職になるための勉強をする学校のことを指します。
社会福祉士、介護福祉士、特別支援学校の教員などその専門性は多岐にわたります。
私が通っていた大学は主に6つの専門職になるためのコースが設定されており、私は社会福祉士と介護福祉士になるためのコースに所属していました。
どんなことを勉強するの?
社会福祉全般に加え、自分の選択したコースの専門教科を勉強するようになります。
それに加えて外国語や体育などの一般教科も勉強します。
また春と夏の長期休暇には施設実習も行われます。
専門学校との違いは?
専門学校との違いは大きく分けて2つあります。
・毎日講義が詰まっている
・資格によっては卒業時に受験資格のみ取得できる
4年制大学
・講義の間隔に余裕がある
・卒業と同時に資格を取得することが可能
専門学校は受験資格のみなので、卒業後に試験を受けなければなりません。
4年制大学は卒業前に資格試験を受験することが可能ですので、社会人になった時に試験を受けずに済みます。
福祉系大学のメリット・デメリット
実際に福祉系大学に進学して感じたメリット・デメリットについていくつかお話しさせていただきます。
福祉系大学のメリット
メリットは卒業と同時に資格を取得できることです。
社会人になってから資格試験を受けることはなかなか大変です。
勉強にのみ集中できるタイミングで受験できることは大きな強みといえます。
また講義の間隔に余裕があり、プライベートな時間を確保することもできます。
その時間でアルバイトや旅行、4年生になると試験勉強などに費やす人がほとんどでした。
福祉系大学のデメリット
デメリットは講義の間隔が空いている分、専門学校と比べるとサボりがちになってしまう可能性があるということです。
1限目と5限目しか講義がない日などあり、そうなると空いた時間でダラけてしまい講義をサボる人も中にはいました。
ですのでサボり癖のある人はダラけやすくなってしまいやすいといえます。
在学時の思い出
4年間の大学生活での思い出は、たくさん遊んだことと、2つの資格取得のための実習が大変だったことが一番印象に残っています。
特に実習は大変さと達成感が今でも思い出されます。
2年生から始まりましたが、以降4年生の夏休みまで長期休暇はほとんど実習で潰れてしまいました。
はじめは利用者様とコミュニケーションをうまく取れず時間が長く感じたり、今まで知らなかったリアルな利用者様の状態を目の当たりにして怖気づくこともありました。
しかし実習を重ねるにつれ、どんどんコミュニケーションが取れるようになったり、今日はこうしてみようと考えることができるようになったりと自分の成長も感じることができました。
本当に大変でしたが、あの経験があったからこそ介護の現場で頑張ることができたと身に染みて感じています。
福祉系大学に興味はあるけどどんなところかわからない。
そんな方の参考になれば幸いです。
実習など大変なことも多いですが、楽しさや達成感を感じることも多いのが魅力です。
ぜひ今後の進路の1つとして検討してみてくださいね。