神職・神主の1日

神職・神主の1日の流れ

神職神主は朝が早く、規則正しい1日を過ごします。

ここでは、1日のタイムスケジュールの例を紹介します。

6:00 起床
身支度をし、神殿の扉を開け、神様にご挨拶します。
6:15 開門
神社の門を開け、本殿、境内を清掃します。
6:45 朝拝
本殿に集まり「朝拝」でお祓いを受け、心身を清めます。
7:00 朝食
7:30 祭祀準備
社務所でその日の祭祀の準備をします。
8:30 お供え物受け取り
注文してあったお供え物を受け取ります。
9:00 祭祀現場へ移動
車に祭壇・各種用具・お供え物等を積み込み、祭祀の現場に出発します。
9:30 現地到着
依頼を受けた地鎮祭の現場に到着。準備を開始する。
10:00 地鎮祭開始
11:00 神社へ戻る
地鎮祭を終え、社に戻って昼食をとります。
13:00 訪問者対応
命名や祈祷、結婚式の打ち合わせなどの業務を行います。手が空いている時は物販に出てお守りやお札等の販売も行います。
15:30 修繕など
作務衣に着替え、境内の修繕等を行います。
17:00 閉門
清掃をして閉門します。
17:30 夕拝
神様への感謝の気持ちを込めて「夕拝」を行い、神殿の扉を閉め、その日の業務が終了となります。

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清掃に始まり清掃に終わる

神社は神様を祀る場所であるため、常に清浄な環境を保たなければなりません。

そのため、神職の1日は本殿、境内の清掃から始まります。

訪れるすべての参拝者に清々しい気持ちになってもらうためにも、神職は日々、心を込めて清掃に励んでいます。

また、神職は、神様の鎮座する神社という場所を守る存在です。

清掃しながら常に境内の状態を観察し、破損や汚損しているところを見つけた場合は、自分たちで修繕を行います。

日中の業務は多岐に亘る

神職のおもな業務は日中行われる各種祭祀や祈祷です。

冠婚葬祭をはじめ、お宮参りや年祝いなど、人生の節目にあるさまざまな儀礼を執り行っています。

基本的に各種儀礼は予約制になっています。他にも、依頼があれば出張して祈願を行うこともあります。

たとえば、新しく建物が立つ土地をお清めする地鎮祭を始めとする建築関連の儀礼や、五穀豊穣を祈願する年中行事などは、その現場で儀礼を行うことになります。

また、神社には日々さまざまな悩みや願いを持った参拝者が訪れるため、参拝者に応じた安産祈願や交通安全祈願など多種多様な祈願を行っています。

場合によっては参拝者の声に耳を傾け、助言したりすることもあります。

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大晦日は眠らない

神職にとって1年のうちで最も忙しいのが、大晦日から三が日にかけてです。

この時期はどこの神社も非常にあわただしく、とくに大晦日から元旦にかけては寝る間もありません。

年が明けてからも、三が日をピークに忙しい日々が続きます。

この時期は臨時でアルバイトを雇う神社も少なくありません。

また、年末年始の他にも、1年のうちで最も大きな祭祀である「例大祭」は、近隣の神社や地域の氏子の手を借りながら神職総出で乗り切る一大イベントであり、多忙を極めます。