神父・牧師への転職・未経験からなるには?
神父・牧師への転職状況は?
社会人になってからキリスト教の洗礼を受け志した人もいますし、長年キリスト教を信仰する中で、神の導きを感じて改めて将来を考えるようになる人もいます。
実際、一度社会に出てから信仰の道に進んだ神父・牧師も多く、社会人経験は信者と心を通わせる上で役立っているそうです。
社会人経験のある神父・牧師ならではの持ち味を生かして、悩める人たちを導いていくことができるでしょう。
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神父・牧師への転職の志望動機で多いものは?
神父・牧師を目指すきっかけとしては、もともと家が教会であったり、両親や親族がキリスト教を信仰していたりすることなどが多いようです。
そのほか、キリスト教系の学校に進学しキリスト教に触れ信仰を深めた人や、社会人になってからキリスト教を知り、神父や牧師にあこがれを持って目指したという人も少なくありません。
未経験・社会人から神父・牧師になるには
未経験・社会人から神父・牧師を目指すには、神学校へ通う場合が多いようです。
それには、神父・牧師を目指す確固たる気持ちが必要です。
目の前の仕事や生活から逃げ出したいばかりに、信仰に生きようとしていないか、本当に、「召命」を感じているかを深く問わなくてはなりません。
召命とは、神に聖職者への道に進むよう命じられることです。
神父・牧師への転職を考えるときには、繰り返し自分の気持ちを確かめ、神の道に生きるという意思を確固たるものにしなくてはならないでしょう。
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神父・牧師への転職に必要な資格・有利な資格
神父・牧師になる際に必要な資格はありません。
それよりも大切なのは「『召命(しょうめい)』を感じているか」です。
神父・牧師になりたい気持ちだけでは、聖職者の道を歩むには不十分だといいます。
聖職者として生きることは、神に与えられた自分の使命だという確信です。
これが、どんな困難にも怯まず前進するための強力な支えとなるのです。
神父・牧師への転職に役立つ職務経験は?
神父・牧師に転職する際「神学に詳しい」「カウンセリングスキルがある」などの経験があれば、実際の場面では役に立つことも多いでしょう。
ただし転職に際して前職での知識や経験はほとんど問われません。
神学校への入学資格は、洗礼を受けてから1年〜3年以上の信者歴があること、所属教区の司教(カトリックの場合)、もしくは牧師(プロテスタントの場合)の推薦です。
神父に関しては、さらに独身男性であることが求められます。
神父・牧師への転職面接で気をつけるべきことは?
神学校にはいるためには、神父・牧師から推薦を受けなくてはなりません。
その後教区の担当者や神父との面接があり、さらに受験の際にも面接があります。
神の道に進むという意思やキリスト教・信仰に対する深い理解を示さなければ、面接を突破するのは難しいといえます。
神父や牧師は人前で話をしたり、信者の相談に乗ったりする機会も多いため、自分の意志や考えをしっかりと話せるようにしておきましょう。
神父・牧師に転職可能な年齢は何歳くらいまで?
神父・牧師になるには、神学校、もしくは大学の神学部に通う必要があります。
神学校は4年制または6年制が中心で、共同生活をしながら聖書や神学などを学び、教会などでの実地研修を受けます。
教派、個人により差がありますが、学校卒業後の現場経験期間を入れて、神父、牧師になるには入学からおよそ5年〜10年かかるため、出来るだけ早いうちから準備を始めることが必要です。
なお生活費・学費の支援、奨学金制度などがあるため、費用についてはさほど心配しなくてもよいでしょう。