審判のやりがい・楽しさ・魅力
審判のやりがい・楽しさ
好きなスポーツの試合に関われる
審判は通常、その競技の経験者やその競技を好きな人がなることが多い職業です。
野球であればプロ野球、サッカーであればJリーグという華やかなプロスポーツの試合に関わっていけるのは、審判の大きなやりがいであり楽しさです。
たとえば子どもの頃から野球をしていた人であれば、大半の人はプロ野球選手を目指して頑張っていた時代があるでしょう。
しかし、実際にプロ野球選手になれる人はほんの一握りの選手だけで、ほとんどの人は選手としてプロ野球に関わることはできません。
選手として関わっていけなければ、他のカタチでその競技に関係のある職業に就く選択肢がありますが、試合そのものに直接的に関われる仕事はなかなかありません。
好きなスポーツの試合に直接的に関わることができるのが、審判の大きなやりがいの一つです。
プロスポーツを支える縁の下の力持ち
プロスポーツの世界はもちろん選手が主役ですが、試合は選手だけでは成立しません。
裏方で活躍するさまざまな業種の人々がいて成り立つものですが、審判も欠かせない役割を担っている職業の一つです。
とくに審判の場合は試合の展開や勝敗に直接的に関わる立場ですから、重い責任がある一方で大きなやりがいもあります。
たとえ緊迫した展開の好勝負が演じられていたとしても、審判の公正で正確なジャッジがなければ試合は成立しません。
好試合が演じられていても審判による誤審があれば試合は台無しになってしまいますし、反対に好勝負の陰には審判の好ジャッジが隠れていることも少なくありません。
審判は目立たないところでプロスポーツの試合を支えている存在であり、それは大きな誇りでありやりがいとなります。
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審判の魅力
名勝負に立ち会える可能性がある
審判を続けれいれば、歴史に残る名勝負や歴史的な記録に立ち会うこともあります。
たとえば優勝が決定する試合や大記録達成の瞬間などは、そのスポーツのファンにとっては後世まで語り継がれる歴史的な瞬間です。
そういった試合の当事者として、誰よりも近い場所で歴史の目撃者となれるのは審判の魅力の一つです。
審判は目立たない存在でなければいけませんから決して選手のように脚光を浴びることはありませんが、公正で的確な判断をしていれば当事者である選手たちからも評価されます。
サッカーやラグビーなどの競技では試合後に選手が審判と握手をする光景が見られますが、それは選手が審判のジャッジに満足していたという証拠です。
好ゲームが演じられ、試合後に選手が握手をしに来てくれることは審判冥利に尽きる瞬間です。
実力が認められれば国際舞台に立つこともある
どんなに経験豊富な審判であっても、完璧なジャッジができたといえる試合はないものです。
向上心を持ったプロの審判であれば、判定の正確さはもちろん、判定基準の一貫性やわかりやすさ、ポジショニングやコールの仕方、笛を吹く強さ、選手たちへの言葉かけなど、反省点は必ずあります。
1試合ごとにそういった課題を改善して高く評価される審判になれば、国際大会で審判を務める機会がおとずれることもあります。
それぞれの競技のワールドカップやオリンピックといった大舞台に立てる可能性があることも、審判の魅力の一つです。