ツアーオペレーターは旅行の裏方に徹し、やりがいを感じられる仕事

投稿者プロフィール

旅行会社/ツアーオペレーター C.Dさん

30代後半(就労時) 女性経験:10年0ヶ月

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.50
仕事内容
4.00
やりがい
3.50
働きやすさ
4.00
給料・年収
3.00
休日・待遇
4.50
成長・将来性
3.50
メッセージ

旅行が好きでこの業界に興味を持っている人は多くいると思います。

一見、華やかに見える業界ではありますが、どんな担当業務に関わらず、作業は大変細かく、手配内容が販売している商品と相違がないか、スケジュールに無理がないかを常に意識、確認しながら業務を行います。

どんなに抜かりなく手配ができたとしても、フライト遅延やキャンセル、天候による急なツアーのキャンセル、交通渋滞などはもちろん、自然災害や疫病などによって予定通りに出発できないことも多々あります。

そういった予期せぬ事が起こり得るのがこの業界なので、臨機応変に対応できる姿勢が大切になってきます。

また、会社によっては完全分業制になっているので、希望の業務ができない可能性もある事を知っておいた方が良いと思います。

日本で働いていた時も海外旅行部署希望だった人が国内バス旅行担当になり、ずっと国内担当のままだった、という話もあります。

オーストラリアの旅行会社の場合、例えばカウンターでの接客担当希望だったとしても、ツアーオペレーターの配属になり、毎日の業務はホテル手配や仕入れ、見積もり計算などばかりで全くお客様と直接話す機会がない、などもあります。

しかし、どんな形でも「旅行」に携わっていることで、やりがいは見つけられると思います。

希望の部署配属ではなくても、旅行業界を目指している方は旅行が好きで目指されていると思うので、初見のイメージだけではなく、働きながらやりがいを見つけていってほしいです。

仕事内容

オーストラリアにある日系旅行会社に勤務していました。

支店と本社では、仕事内容だけでなく、お客様との関わり方が変わってきます。

<支店勤務の場合>
日本から来たお客様はすでにホテルなどは手配されているので、追加の現地ツアー申し込みの対応や現地情報をご案内したりします。

オーストラリア在住の日本人、またはローカルの方には日本行きの航空券、及び、日本での宿泊先やツアーの手配が主な仕事となります。

その他、ワーキングホリデーや留学生など短期滞在の方々からは、オーストラリア国内の旅行相談が多く、旅行の提案と手配のお手伝いをします。

<本社勤務の場合>
団体ツアーのホテル、送迎、オプションなどの手配をするランドオペレーターという業務担当が主となり、ホテルやツアー会社、バス会社などのサプライヤーとのやり取りが中心です。

直接、お客様の対応をすることはなくなり、BtoBや日本の支店と連絡を取る形となります。

もちろん、その他にも企画、営業、経理、マーケティングなどもここで行います。

どこの所属になったとしても、手配する会社はオーストラリアの会社なので英語が必須となります。

また、社内メールも英語を母国語とする人もいるので英語を使うこともあります。

なるには

オーストラリア内の日本人雇用サイトや現地の就職斡旋サイトで旅行関連で検索すると出てきます。

こちらでは日本と同様、ツアーオペレーターや旅行会社に勤めるための特別な資格は不要です。

ただし、日本人のお客様が多いとしても、手配するツアー会社など現地のサプライヤーとは英語を使うので英語がある程度話せた方が強みになるでしょう。

やりがい

支店勤務の場合、日本から来るお客様のお手伝いが直接でき、オーストラリアでの体験、感動されたお話などを伺える機会もあるので、やりがいを感じられます。

また、オーストラリア在住の方の中には、日本行きの航空券手配やオーストラリア国内旅行のサポートしている内に、定期的に旅行のご相談をしに支店に足を運んでくださるようになった方々も少なくありません。

旅の話だけではなく、現地情報の交換などもお客様との会話の中ででき、日本を離れて住む日本人同士、「お客様とスタッフ」という関係を越えた絆が芽生えることもありました。

つらいこと

フライトの遅延や欠航、その他天候や渋滞などによる急なツアー変更が生じた場合には、就労時間外でもサポートをする必要があります。

また、テロや事件が起きた場合には滞在中のお客様一人一人に連絡をしつつ、BtoBの場合、時間外でも日本の旅行会社への連絡が必要となります。

パッケージツアーの場合、どんなイレギュラーなことが起きたとしてもツアーパンフレットと同じ内容で案内出来るように努めなければならないので(旅程補償に関わるため)様々なサプライヤーに連絡する必要が生じます。

しかし、お国柄なのか定時を過ぎると、連絡先に電話をしても通じない場合が多々あります。

そんな時には、日本と現地の板挟みとなり(お客様はもちろん、日本の旅行会社は日本と同様のサービスレベル提供を求めてくるので)とてもストレスを感じます。

向いてる人

旅行好きはもちろん、人のお手伝いが好き、話すのが好きという方は向いていると思います。

お客様との連絡はもちろん、ランドオペレーター業務、つまり手配担当になったとしても、サプライヤーへの連絡が多いので、コミュニケーション力はとても重要となります。

さらに、この仕事はチームワークがとても重要なので、社内でも気持ちよくお互いに仕事ができるよう「察することができる人」「相手の気持ち(立場)を理解出来る人、または理解しようとする人」が向いていると思います。

これは、お客様の要望を汲み取り、希望またはそれ以上のものを作り上げようとする姿勢につながります。

働きやすさ

配属先にもよりますが、会社全体的では女性が多いです。

オーストラリア国内でも支店によっては、ワーキングホリデーや学生でも働けるので年齢幅は広くなります。

私が働いていた部署は、長く働いている女性の中には産休育休復帰後からは、時短勤務にしたり日数を減らして働いている人もいますので、プライベートとのバランスをとりやすい環境でした。

給料・年収

勤務年数10年の間にオーストラリア国内の物価高騰により最低賃金が上がったので、10年前とは大分異なってきますが、初年度はフルタイムの場合、現在の為替でいうと日本円で月収約22万円、10年後の現在ですと約37万円(手取り)程です。

一見、日本の旅行会社に比べると月収は高いように見えますが、オーストラリアにはボーナスというものがなく、また物価が高いオーストラリアでは月収の低い業界に入ります。

ただし、有給は日本より取りやすく、2週間までの長期休みが取得でき、チーム内で調整すれば普段から休みは取りやすい環境であると感じます。

また、一定数の勤労年数を越えると(州によって年数は異なる)長期休暇がもらえます。

休日・待遇

・勤務時間: コロナ後は9:00〜17:00 (休憩30分)
・休日: 基本、土日祝日はお休み
・福利厚生:日本でいう社会保険、雇用保険などはこちらにはありませんが、最低限の福利厚生はあります。(有給休暇や病欠など)
・有給休暇: 2週間まで連続で休めますが、カレンダー通りなので、日本に比べ祝日が大分少ないオーストラリアの場合、休みは少なく感じるかもしれません。

繁忙期でない限り、定時で帰れることが多く、仕事とプライベートのバランスはとりやすいです。

成長・将来性

接客や日頃の手配業務から臨機応変に対応出来る力が培われます。

また、お客様だけではなく、サプライヤーとのやり取りが業務の中心ですので、コミュニケーション力が伸びると思います。

コロナ以降、様々な分野でオンラインサービスが充実し、お客様自身でホテルや航空券、現地ツアーの予約をする人が増えてきているので、今後の旅行会社の存在意義が求められてくるでしょう。

旅行会社が生き延びていくためには、ツアー内容の充実さだけではなく、オリジナリティーがあるものの販売が必要になります。

現地にいるからこそ分かる、その場所の魅力、また体験できることを発掘できるようになれれば、まだまだこの業界の未来も明るいと言えます。

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