工場オペレーターは安定供給を実現するため、体力勝負の若手向けのお仕事です
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 2.00
- 仕事内容
- 3.00
- やりがい
- 2.50
- 働きやすさ
- 2.50
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 3.50
- 成長・将来性
- 2.00
- メッセージ
-
化学薬品メーカーの工場オペレーターは、3交代制でメーカーの生産を根本から支える、エッセンシャルワーカーの1つと感じます。
薬品や半導体は、皆さんが継続的に消費される製品であり、高齢化やデジタル化といった時代の要求を受けやすいため、国内外で需要が伸び続けています。
大手メーカーの工場ラインの場合、一定の待遇が期待できるため、家庭や生活へのアドバンテージも高いと思います。
一方で、夜勤勤務が交代で組まれている会社が多いため、体力的な負担が大きく、健康面への影響がやや懸念される職業でもあります。
不調を感じたときに、自らのリカバリーを率先して行う勇気を持てる方に、ぜひ検討して頂きたいお仕事です。
- 仕事内容
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岡山県内の工場のオペレーターとして勤務しておりました。
仕事の流れとしては、朝礼前に前の交代者より引継ぎ作業を行い、生産量やトラブル状況を確認します。
その後、朝礼で念入りに体操を行い、安全点呼を行います。勤務時間は約7時間で、任意のタイミングで1時間の休憩が取れます。
主な業務としては、生産ラインの見回りで、フィルターなどのメンテナンスや計器類の数値の記録など、自動化に対応していない作業を補完するような内容となります。
業務後に掃除と引継ぎを行い、帰宅となります。
月に1回程度、残業として安全教育を受けることがありました。
- やりがい
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勤務当初はなかなかやりがいを感じずらいことが多かったですが、工場見学で外部の学生や株主、また社内の役員の方が見回りに来られた時に、「作業がとてもきびきびとしていて、見ていて気持ちが良い」という感想を頂くことが何度かありました。
自分としては、マニュアルや教育に従った行動をしているだけなのですが、このような感想が寄せられると、日々の仕事に対する達成感が感じられ、見学の度にモチベーションが出しやすくなりました。
- つらいこと
-
夜勤をシフト制で回していくため、変則的な業務時間に耐えることが1番つらかったことです。
夜勤2日目以降は、途中で眠くなることも多いですが、コーヒーやエナジードリンクを飲み、何とか耐えていました。
多くの同僚が、健康面的には良くないと感じているようでしたが、メーカーの生産を支えるためには致し方ないことのようです。
- 向いてる人
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まず、夜勤や運搬作業などに耐えられる強い体力があることが望ましいです。
学生時代に夜のシフトや建設業などでアルバイトの経験がある方には向いていると思います。
雇用時には詳細なマニュアルを覚えるように指導を受けましたが、実際にはマニュアルに記載のないような、非定常的なトラブルが多く発生するため、柔軟性が強い人が向いているように感じます。
- 給料・年収
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20代前半のころに約1年勤務したところ、手取りで300万円程度でした。勤続3年ごとに、20~40万円程度の昇給が見込まれます。
社員寮は任意で入居でき、家賃は約2万円(光熱費・食費別)でした。子育て世代の応援のため、結婚・出産手当は3~5万円程度とやや充実していました。
- 休日・待遇
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私の勤めていた工場では、基本的には12日のサイクルで朝木・昼勤・夜勤を繰り返すシフトが組まれていました。
カレンダー通りの休みとはならないため、子供の教育や家庭の買い物などのスケジュールにも制約が出てしまうことが欠点です。
しかし、1日の労働時間はやや短めに設定されているため、待遇は日勤の社員とそこまで変わりませんでした。
- 成長・将来性
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半導体や液晶フィルム関係の製品を生産していましたが、需要は継続的に伸びており、短期的には将来性はよさそうに感じました。
しかし、ロボット技術やAI、デジタル化の推進が社内でも検討され始めているため、将来的には人員の削減がありそうな雰囲気があり、希望者全員が定年まで雇用されている状況は変わる可能性が高いように感じました。