ホテルスタッフの「メッセージ」の経験談・口コミ
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ホテルのフロントは良くも悪くもハードな仕事です。
【見た目ほど簡単ではない】
傍から見るとただカウンターに立って、チェックインやチェックアウトをしているだけに見えますが、実際はそれだけではありません。
勿論接客対応がメインではあるのですが、その中でも特に臨機応変さや理解力、洞察力など様々な面で求められることが多いです。【頭を使う】
そういった意味で頭を使う必要があり、ただ漫然と業務をするだけでは本当の意味での成長はしづらいと思います。
体力も必要ですがそれ以上に頭を使うことが重要なポイントとなります。 -
シティホテルで約3年間フロントをやっていました。
この仕事を目指す方は、拘束時間に対しての給料が見合わないことが多い会社が多い、勤務時間が不規則であることが多いため、友人と時間が合わなくなるかもしれないことを覚悟した方がいいかと思います。
ですがその分、ビジネスにおいて必要な所作や言葉が学べます。
それは一般教養として自分の身に身に付き一生使えるスキルになると思います。
熱意を持って取り組めば短い接客時間でどのようにお客様を喜ばすことが出来るか学べるので、それはプライベートに置いても、転職を考える場合も役に立つでしょう。
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一見華々しく見える業界ですが、肉体的にも精神的にも楽な仕事でないです。
その上、業界全体として薄給で人手不足。
しかし、サービスのプロとして誇れる仕事が期待できます。
現場にもよりますが、接客の分野でスキルアップを目指すのであれば、これほど最適な仕事は他にありません。
現場の仕事は主に宿泊部門のフロント、ロビー、ドア、ハウス、料飲部門のホテル内各レストラン、そして管理部門の人事、経理、総務、施設など多岐に渡ります。
宿泊部門はフロントでのチェックイン、チェックアウト業務、ロビーにおけるアテンドや宅配便受付、荷物のお預かり、ハウスはハウスキーピング業務ですが、これは外注しているホテルもあります。
料飲部門のレストラン業務は当たり前ですがレストランサービス、その他、デシャップという、ホールと調理場の橋渡し的な役割もあります。
管理部門は一般企業にもある人事、経理、総務、購買などです。
ホテルという現場の性質上、管理部門配属であっても土日祝日の出勤は必須です。
社員であれば尚更です。
逆に例えば経理や人事などは、社員以外は土日休みなどのホテルもあります。
正社員登用の場合、その多くは、まず現場を学び、その後で裏方と言われる管理部門に配属されます。
また、宿泊予約課や営業職もキャリアの選択に入ります。
契約社員は、例えばホテル系の専門学校卒の方が多く、大卒の正社員に比べ、部署間の異動も少ない印象です。
所属部署の希望や転属は必ずしも叶うわけではございませんが、本人の希望をある程度考慮してくれるホテルもあります。
言わずもがな、接客を極めたいのであれば、フロントやレストランが最適です。
レストランも街中とホテル内ではサービスの仕方も異なり、勉強になります。
よりホテル業界を実感したいのであれば、宿泊部門のフロントやロビーが良いでしょう。
雇用形態によっては異動があり、希望する部署に長くいれないこともありますが、長い目で見て、自身がどうなりたいのかを考え、キャリアプランを練っていくと良いでしょう。
そういう意味でも、ホテル業界は面白味があります。自分がどの場所にいても、他部署の方々との接点がある点も魅力的です。
昨今、フロント業務などがAIに変わりつつありますが、果たして高級ホテルや老舗ホテルでそれが通じるでしょうか。
どんなに機械化が進もうと、人間味のあるサービスや人と人との繋がりが失われることはないと思います。