レーサーの1日・生活スタイル
レーサーの1日の過ごし方
レーサーの1日の過ごし方は業種やカテゴリー、レーサーのレベルによって異なります。
まずは、F1のようなレースに出場するレーシングドライバーと公営ギャンブルのオートレースの選手とでは、生活が大きく違います。
レーシングドライバーのなかでもF1を頂点にさまざまなカテゴリーがあり、F1を目指すレーサーたちが集うGP2やGP3、F3といったカテゴリーが存在します。
F1であれば世界中で開催されるF1グランプリに出場するために世界中を飛び回りますが、国内のレースを中心に出場しているレーサーもいます。
一方でオートレースは公営ギャンブルであるため、競輪選手などと同様に、レース開催中は八百長防止のために生活上の制限を受けるのが大きな特徴です。
オートレースの選手についても、トップ選手と新人選手では1日の過ごし方に違いがあるため一概には言えません。
ここではF3カテゴリーのレースに参戦するレーシングドライバーと、新人オートレース選手の1日を紹介します。
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F3に参戦するレーサーの1日
以下は、F3カテゴリーのレースに参戦するレーサーのレース当日の1日です。
新人オートレーサーの1日
以下は、新人オートレーサーの1日のスケジュールです。
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レーサーの1週間の流れ
1週間の流れも業種やカテゴリーによってさまざまですが、いずれにしてもレーサーはレースのための練習や移動が生活の大部分を占めます。
レーシングドライバーの場合、F1ドライバーのように世界各国で開催されるレースに参戦するレーサーは、移動距離も長くなります。
F1グランプリはシーズン中は月に2~3レース開催されますから、レースが終わればまた次の開催都市へ飛行機で移動しなければなりません。
一方で、オートレーサーの場合は、八百長防止のためにレースが開催される期間は宿舎に入り、外部との接触ができない状況で生活しなくてはなりません。
レースの開催期間は3~5日間となっており、それ以外の日はオートレース場で練習を行います。
レーシングドライバーもオートレーサーも、基本的には毎日のように車やバイクに乗る生活を送ります。
休日の過ごし方
レーサーは野球選手のように毎日試合があったり、サッカー選手のように毎週末に試合があったりするわけではありません。
そのため休日も不規則で、F1のように海外を転戦する場合であれば、レースと移動を繰り返すなかで時間を見つけて休みをとります。
オートレース選手の場合も、レースの開催期間以外のときにコンディションなどを考えながら休日をとっています。
危険と隣合わせの職業でもあるレーサーは、レース期間中は肉体的にも精神的にも大きく消耗します。
休日はしっかりと体を休めてリフレッシュすることも、レーサーの大事な仕事のひとつです。
オフシーズンの過ごし方
F1などのカーレースのレーサーは、オフシーズンにまとまった休みをとれます。
シーズン中にはなかなかできないことをオフシーズンを利用して楽しみ、心身をリフレッシュさせて次のシーズンに備えます。
スター選手であれば、オフシーズンに別のレースに参加して副業を行う人もいます。
多くのライセンスを所有していれば、レースの垣根を越えた働き方を年間を通して行うことも可能です。
また、知名度の高い人気レーサーは、オフシーズンにメディアの取材に応じたりテレビに出演したりする機会もあります。
一方でオートレースの場合は1年を通してレースが開催されていますから、まとまったオフシーズンは存在しません。