マジシャンに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
マジシャンに向いている性格・適性
サービス精神旺盛な人
マジシャンは、日頃からサービス精神が旺盛で、誰かに喜んでもらうことが好きな人が向いています。
マジックするにあたって一番大切なことは、マジシャン自身に「お客さんを楽しませたい」「驚かせたい」という強い気持ちがあることです。
ステージやショーはあくまでも、お客さんと一緒になって創っていくものです。
独りよがりな進行ではなく、周りの反応を見つつその日のお客さんに喜んでもらうために工夫を凝らしながら進めていくことで、最高の空間を創りあげることができるのです。
手先が器用な人
マジックをする際には、さまざまなアイテムが必要になります。
「タネも仕掛けもありません」というセリフが有名ですが、実際にはアイテム自体にさまざまな仕込みがしてあることが多く、こうしたアイテムを準備し実際に使いこなすところまでがマジシャンの腕の見せ所になります。
マジックをする際にはもちろんですが、マジックをする上では自分で仕掛けをつくることもあるので、手先が器用な人のほうが向いている仕事といえます。
人前に出るのが好きな人
マジシャンとして活躍するようになると、たくさんのステージに呼ばれるようになります。
どんなに大きな舞台であっても、マジックは常に一発勝負の世界です。
鮮やかに成功させてお客さんに感動を届けるためには、マジシャンがいつも平常心でお客さんを楽しませる余裕をもつことが何よりも大切です。
たくさんのお客さんを前にしても常に平常心を保てる強い精神力の持ち主で、もともと人前に出るのが好きいう人でなければ務まらない職業でしょう。
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マジシャンに必要なスキル・能力
トリックを見破られないスキル
プロのマジシャンになるにあたって、一番注意しなくてはならないのはマジックのトリックを絶対にお客さんに見破られてはいけないということです。
マジックは、お客さんを最後まで完全に騙し通すことで初めて感動が生まれるものです。
あっさりトリックがばれてしまえば、一気に場の空気は盛り下がり、しらけてしまいます。
たとえ駆け出しのマジシャンであっても、絶対に舞台裏を見破られないように全力で努力をすることが大切ですし、ベテランのマジシャンであっても、お客さんに対して油断をしないよう常に真剣勝負で向き合う姿勢が求められます。
いつどんなときでも、マジックを魔法のように見せ続けるテクニックが必要なのです。
自分自身も楽しむ
マジシャンの仕事は、お客さんを喜ばせるためにあると言っても過言ではありません。
しかし、そのためには何よりもマジシャン自身がステージを楽しんでいることが大切です。
プロとしてやっていく中では、仕事が少なくて生活が苦しくなったり、お客さんが思うように盛り上がってくれなくてつらい思いをしたりすることもあるでしょう。
しかし、エンターテイナーである以上、自分自身が楽しまなくてはマジックの楽しさや魅力は伝わりません。
常に笑顔で楽しくマジックをすることは、マジシャンの基本としてとても大切なことです。
マジシャンに向いていないのはどんな人?
マジシャンのなかには、マジックの種明かしをしてみせることでお客さんの関心を買おうとしたり人気を集めようとしたりする人がいます。
しかし、一度種明かしをしてしまったマジックは、もう二度とお客さんに感動や驚きを与えることはできません。
こうした安易な種明かしは、場合によっては他のマジシャンの仕事に対する営業妨害にもつながりかねません。
この業界でやっていくには、「絶対に種明かしをしない」「安易に気を引こうとしない」ということは常に心にとめておかなくてはならないでしょう。