海外ツアーガイドに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
海外ツアーガイドに向いている性格・適性
好奇心旺盛な人
海外ツアーガイドは、その国を訪れた観光客の生活や観光をサポートする仕事です。
お客さまの要望や希望に的確に答えつつ、良い時間を過ごせるよう心配りをする必要があります。
そのため、好奇心旺盛な人は特にこの仕事に向いているということができます。
お客さまを心から楽しませるためには、まず自分自身がいろいろなものに興味を持って、楽しもうとすることが大切です。
新しい発見をしたら、「すごい!」「面白い!」と素直に思えるかどうか。
海外ツアーガイドはお客さまの心を動かさなければなりませんから、感受性が豊かで、好奇心旺盛な人にこそ向いている仕事です。
また、その国での生活は、住んでいる人にとっては日常でも、訪れる人にとっては面白いということがたくさんあります。
日常生活の中でも日々さまざまな方向にアンテナを張り、面白いもの、楽しいことを見つけていこうとする人であれば、ツアーガイドにはとても向いているといえるでしょう。
細かな気づかいができる人
ツアーガイドは現地の案内を通じてお客さまに感動を伝えますが、もうひとつ、ツアー中の「安全・安心」を守ることも大事な役割です。
慣れない外国の地でお客さまが体調を崩してしまわないか、はぐれてしまわないかなど、常にお客さまの様子には気を配っている必要があります。
そのため、「自分だけよければいいや」という考え方をするのではなく、人の気持ちに敏感であったり、相手が望むことを察して行動できるような人が、この仕事に向いているといえます。
ポジティブな人
海外ツアーガイドは繁忙期になると息をつく暇もないほど忙しくなり、朝から晩まで仕事に追われるような日もあります。
しかし、どんなに忙しくても、お客さまの前で暗い顔をするわけにはいきません。いつも笑顔で明るく仕事をこなすためには、「ポジティブ」であることが何よりも大切です。
また、ツアー中は何が起こるかわかりません。
予期せぬトラブルに見舞われたり、たくさんのお客さまと接する中で、人間関係の難しさを感じることもあるかもしれません。
また、海外で生活すること自体がストレスの原因となることもあります。
知らない土地、日本とは違う文化で生活するということは、困難なこともあります。
しかし、そんなとき、いちいち落ち込んでいるようでは仕事を続けることが難しくなってしまいます。
小さなことにクヨクヨ悩み過ぎる人よりも、その場の状況に柔軟に対応しながら、前向きに物事を考えていける人が、この仕事には向いているといえるでしょう。
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海外ツアーガイドに必要なスキル・能力
相手の要望を察する能力
海外でツアーガイドの仕事をするためには、必要なスキルや能力もあります。
例えば相手の要望を察する能力などがあると、仕事の幅が広がったり、あるいはお客さまにより喜んでもらうことができるでしょう。
ツアーに参加するお客さまは、本当にさまざまな方がいます。どのような場所を見たいと思っているのか、好きな食べ物は何なのかなど、一人ひとり好みも性格も異なるのが普通です。
そのような中、海外ツアーガイドは目の前のお客さまのニーズを瞬時に察知し、期待に応えられるガイドを行わなければなりません。
すべてのお客さまに対して同じように説明するのではなく、常に相手の反応を見ながら語りかけ、その場の雰囲気をよくしていくことが大切です。
臨機応変な対応と、柔軟性が求められる仕事だといえるでしょう。
また、お客さまは「こうしたい」「ああしたい」と、リクエストをどんどん出す方ばかりではありません。
中には物静かであまり言葉を発しないお客さまもいらっしゃいます。
どのような場合でも、ツアーガイドはしっかりと気をきかせて、参加者全員に楽しんでもらう気持ちを持ってガイドをすることが大切です。
お客さまを楽しませようという気持ち
海外ツアーガイドは当然、その土地の名所や文化、風習などに詳しくなければなりません。
しかし、このような知識はツアーガイドになってから、あるいは現場に出る前に研修を受けたり勉強して、徐々に身につけていくことができます。
海外ツアーガイドが最も大切にすべきなのは、「お客さまを楽しませたい!笑顔にしたい!」という気持ちです。
ひとことで「ツアー」といっても、あるお客さまにとっては、一生に一度の海外旅行かもしれません。
また、別のお客さまは退職祝いやハネムーンなど、特別な思いを込めた旅行かもしれません。
いずれにせよ、どのお客さまも時間やお金をかけて「非日常感」を味わうためにツアーに参加されていますから、ツアーガイドはその思いにこたえるように、全力でお客さまと向き合うことが大切です。
多少の語学力
海外のさまざまな国で観光客向けに案内を行うのが、海外ツアーガイドの役割。
ツアーガイドの仕事では、現地のバスドライバーやホテルスタッフ、空港スタッフと毎日のように接することになります。
現地スタッフは外国人ばかりですから、当然、英語を中心とする外国語で会話します。
日常会話や簡単なビジネス会話程度の語学力は必要でしょう。
また、海外で暮らしていく以上、日本語と同じようなレベルでコミュニケーションを図れたほうが何かと便利です。
しかし実際、それ以上に高い語学力が求められないことも多いです。
なぜなら、基本的に日本人の海外ツアーガイドは、日本人観光客を相手にするからです。
その点では、英語や他の外国語よりも「正しい日本語」を使って、日本人とコミュニケーションを図れるほうが大事ともいえます。
また、ワーキングホリデー制度を利用して働く場合、仕事と語学学習を並行して行う人も多くいます。
仕事をスタートした当初はそこまで高い英語力を持っておらず、同時に語学学校で学びながら語学力を高めていくこともできます。
海外ツアーガイドに向いていないのはどんな人?
海外ツアーガイドとして働く上で、最も大きな特徴の一つに、生活の場が海外になるというポイントがあります。
憧れの国や街に住むことができるのは、嬉しいことであり憧れでありつつ、困難なこともあります。
見知らぬ土地で1人で暮らしていくこと、日本とは全く異なる文化や歴史を持つ国で働くということは、カルチャーショックなど、戸惑うことも多くあります。
これらの未知の体験にストレスを強く感じてしまう場合、海外ツアーガイドとして楽しく働き続けることは難しいかもしれません。
逆に、新しいことを知ることが楽しみややりがいと感じられる人には、毎日が刺激に満ちた良い仕事ということができるでしょう。