秘書になるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・専門学校・スクール)
秘書になるための学校の種類
秘書業務や秘書学概論に関することが学べる学校として代表的なのは、大学、短期大学、専門学校の3種類です。
高校の商業科で学び、秘書検定を取得して就職を目指す人もいますが、大手企業などでは就職の条件として大卒以上の学歴を求めることも少なくありません。
秘書になるのに必ずしも以下の学校を出ている必要はありませんが、スキルを持っている人や経験者が優遇されやすい仕事であるため、最初から秘書としての就職を意識するのであれば、学校できちんと学んでおくのもよいでしょう。
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秘書になるための大学
四年制大学では、秘書に関する科目を設置している学校はあるものの、秘書学を専門として学べる学部・学科はありませんし、一般企業の場合は、秘書志望者に出身学部・学科が問われることはほぼありません。
短期大学では、秘書科を置いている学校もあるため、将来進路を考えている人は短大に進学するのもよいでしょう。
また、一般財団法人 全国大学実務教育協会に加盟する大学では、規定の科目を必要単位数以上取得することで「秘書士」や「上級秘書士」の称号を得ることができます。
ただし、称号は「秘書検定」のような資格ではありませんから、称号を持っていてもそれがそのまま就職に直結するとは限らないので注意が必要です。
大企業の場合は大卒や短大卒以上の学歴を求めることも多いため、四年制大学や短期大学を卒業すれば、就職の際の選択肢はより増えるでしょう。
秘書になるための専門学校
秘書の専門学校は全国に数多くあります。
「○○秘書専門学校」とついている学校もあれば、「○○ビジネススクール」などもあり、秘書科や秘書養成コースなどの学科が置かれています。
ただし一般企業の秘書向けではなく、医療秘書などより専門的な勉強をする学校も多いため、進学する際は自分がどのような秘書として働きたいかを考えておくことが大切です。
専門学校が四年制大学や短大と大きく違うのは、実践的な授業が多く、より就職を意識したカリキュラムとなっているところです。
四年制大学や短大と比べると就職に力を入れているところも多いため、求人情報が多く集まったり就職率が高かったりすることをアピールしているところも少なくありません。
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秘書になるためのスクール
秘書検定合格に向けた対策をするだけであれば、民間のスクールがあります。
こちらは学校や仕事と両立することも可能で、なかにはWebや通信の学習と並行してスクーリングを行い、秘書検定合格を目指す講座などさまざまなカリキュラムや特色があります。
筆記試験対策のほか、1級や準1級に向けた面接試験対策もありますので、秘書に求められるポイントを手早く体感することができるでしょう。
こうしたスクールや講座は、かかる期間や費用がまちまちであるため、受講の仕方やカリキュラムなどを見比べて自分に合ったものを選ぶ必要があります。