家電販売員の仕事内容
家電販売員とは
家電販売員は、おもに家電量販店に勤務する販売員のことです。
家電量販店では、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機といった大型の家電をはじめ、パソコン、携帯電話、掃除機、扇風機といったありとあらゆる家電を取り扱っています。
こうした店舗で、来店されたお客さまの接客と販売を行うのが仕事です。
家電量販店は大型店舗が多く、販売員はそれぞれに担当商品や担当フロアを持って働くことが大半です。
担当商品についての知識は深めておかなくてはなりませんが、お客さまからは担当以外の商品の問い合わせを受けることもあるため、幅広い家電の知識を備える必要があります。
また、調理器具や美容家電を実際に使い、商品のデモンストレーションをしてお客さまに目を止めてもらうといった演出も行います。
20代で正社員への就職・転職
家電販売員として働くには
家電販売員になる方法としては、家電量販店への就職が一般的といえるでしょう。
新卒の正社員を募集する企業もありますし、中途採用も活発に行われています。
未経験者でも家電販売員になれるチャンスは少なくなく、求人サイトや求人誌でも多くの求人が見つけられます。
また、正社員以外に、契約社員や派遣社員、アルバイト・パートとして働く人も多いのが特徴です。
派遣の場合、人材派遣会社から派遣されて働く人のほか、家電メーカーの社員が自社商品の売上をアップさせるために家電量販店へ派遣されて売り場に立つ姿もよく見られます。
商品知識や接客の方法は職場で学ぶため、はじめは全くの未経験でも問題ありません。
現場で経験を積み、実績が認められれば、各売り場や各担当のリーダーとしてステップアップしていきます。
家電販売員に向いている人
家電販売員は、まず家電製品が好きな人に向いているといえます。
家電はほかの業界よりも新製品が次々と登場し、機能や性能が目まぐるしく進化をしていくため、好奇心が旺盛で積極的に商品を試したり、勉強したりする人が向いているでしょう。
また、家電に対する知識が全くないお客さまも多いため、どのような商品を求めているか、性能やスペックはどの商品が適当かなどを聞き取りするヒアリング能力も求められます。
20代で正社員への就職・転職
家電販売員の仕事は大変？
さまざまな種類の店舗で働く販売員のなかでも、家電量販店で働く販売員の仕事はとくに大変というイメージを持つ人も多いでしょう。
扱う商品の数が多いことや、新製品が出るスパンが比較的早く、覚えることがたくさんあること、キャンペーンが頻繁に行われ、その準備や対応に追われがちなことなどが挙げられます。
また、社員として働く場合には、個人ノルマが課せられることが多いというのも、この仕事が大変だといわれる理由のひとつになるでしょう。
さらに、家電という業界からどうしても男性販売員が多く、年齢層も比較的高いため、店によっては体育会系の雰囲気が強く、なかなか馴染めないと感じる人も少なくありません。
