ラグジュアリーブランド販売員の仕事内容
ラグジュアリーブランド販売員の仕事
ラグジュラリーブランドとは
「ラグジュアリーブランド」とは、一般に、アパレルブランドのなかでも「外資系高級ブランド」のことを指します。
シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン、グッチなど、日本でもよく知られている高級ブランドのことで、「ハイブランド」といわれることもあります。
こうした外資系のラグジュラリーブランドは日本にも多く進出しており、百貨店や路面店を中心にショップを展開するのが一般的です。
仕事内容の違い
ラグジュアリーブランド販売員の仕事は、アパレル販売員と大きくは変わりません。
最も重要かつ代表的な業務は、おもてなしの心を持って来店されたお客さまをお迎えし、洋服選びのアドバイスや試着サポートなどを行うことです。
また、それに付随して、レジ・会計業務、商品整理や検品、ディスプレイ、店内のレイアウト変更、在庫管理なども行います。
しかし、ラグジュアリーブランドで働く販売員には、国内のアパレル販売員とは少々違ったスキルが求められることもあります。
一番わかりやすいのは、接客についてです。
ラグジュアリーブランドでは、一点が数十万円、あるいは数百万円以上するアイテムも多々扱っています。
そのような商品を買い求めに来るお客さまは富裕層の方が多く、高いレベルでの接客やもてなしを日常的に受けています。
したがって、ラグジュラリーブランドのショップでも、販売員は質の高いサービスを提供しなくてはなりません。
一人ひとりのお客さまに手厚い接客を行い、言葉遣いや話し方、会話の内容、所作や立ち居振る舞いまで、細かく気を配った接客を行っていきます。
上顧客の方には個別でお手紙を書いたり、電話をかけたり、個室にお通ししたりなど、ほかの店舗にはないサービスをすることもあります。
20代で正社員への就職・転職
ラグジュラリーブランドの販売員として働くには
ラグジュアリーブランドは基本的に外資系企業となり、新卒よりも、経験者を対象とする中途採用中心での採用が行われているようです。
応募にあたっては接客の豊富な経験や高いスキルを持っていることが前提になることも多く、いくつかのブランドで接客経験を積んでから、ラグジュラリーブランドへ転職するのが一般的です。
少々ハードルが高い分、給料はやや高めに設定されていることが多く、個々の成果に応じたインセンティブ制度もよく導入されています。
そのため、ラグジュラリーブランドの販売員になれば、一般のアパレル販売員よりだいぶ多くの収入を得ることもできるようです。
ファッションアドバイザー
アパレルを多く扱うブランドの場合、よりお客さまに寄り添って、その方に合うファッションをお勧めする力が求められます。
お客さまご自身で買うものをすべて決めるケースもありますが、「販売員のファッションを参考にしたい」「ブランドのコンセプトを教えてもらいたい」と考えながら来店し、買い物を楽しむ人もいます。
ラグジュアリーブランドの販売員は、ファッションの幅広い知識を持ち、トレンドに敏感になって、お客さまにふさわしい商品を提案していくため「ファッションアドバイザー」という名称で働く人もいます。