演出家の需要・現状と将来性
演出家の現状
活躍の場は多い
「演出家」と聞いて、すぐにイメージできる人物はいるでしょうか。
日本では蜷川幸雄、野田秀樹、宮本亜門、三谷幸喜などがあげられるでしょう。
こうした有名演出家だけではなく、テレビや映画、舞台の世界では多くの演出家が日々活躍をしています。
テレビの場合はドラマやアニメだけではなく、バラエティ番組やドキュメンタリー番組など、ほぼすべての番組に演出家がいます。
名前は知られずとも、演出家として活躍している人たちは数多く、さまざまな世界で演出家が求められています。
仕事量も多い
舞台やテレビは、公演や放送が終わればすぐ次の作品が必要です。
そのため常に仕事量は多く、一人ひとりが抱えるアシスタントも考えると、むしろ人手が足りない職業であるといえるでしょう。
また演出家のなかには、舞台だけ、映像だけではなくその両方を手掛ける人や、自らもタレントや役者として活躍する人もいます。
他の職業に比べると仕事の自由度が高く、実力次第でマルチな活躍ができることも大きな魅力といえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
演出家の需要
舞台やテレビ、アニメ、映画などエンターテインメントの需要は、常に安定してあるといえます。
その規模も地域の劇団が行うものから、大御所の役者がそろい大規模な予算がつくものまでさまざまで、それぞれに需要があり、演出家の仕事が今後衰退することは考えにくいです。
ただし、テレビや映画からインターネットへと娯楽が移り行くなかで、演出家の活躍の場も変わってくることが予想されます。
演出家の将来性
演出家の仕事は、今後もなくなることはなく、将来性もあるといえるでしょう。
もちろん、当然観客や視聴者の心ととらえる作品を作れる人が求められますが、一度でもヒット作を手掛けたり、周りからの信頼を得ることができたりすれば、仕事のチャンスは一気に増えます。
ただし仕事が軌道に乗り、次々と仕事が舞い込むようになってきても、油断や甘えは許されません。
芸能の仕事は実力勝負で、流行や景気に左右される仕事であることは変わりないのです。
向上心を持ち、日々の勉強を欠かさず、常に観客に飽きられない努力も求められ、才能やセンスだけでなく、この業界で生き残るためには高いモチベーションが必要になるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
演出家の今後の活躍の場
演出家の今後の活躍の場は、インターネットメディアの流行に伴ってさらに広がっていくでしょう。
近年はテレビや映画からインターネットへと娯楽が変遷しています。
ネットドラマや映画配信、動画投稿サイトなどの人気がめざましく、こうした場所でも演出家が求められるようになりました。
自ら番組作成や動画配信をする芸能人も増えており、こうした人たちに演出を加えたり、番組づくりに助言したりするるような仕事も増えてきています。
エンターテインメントが進化を遂げれば、それだけ演出家の活躍の場も広がりを見せるのです。