鉄道に関わる仕事の種類(10選)

(読了時間:6分28秒)

通勤や通学、そして旅行…人々の移動手段として、なくてはならない鉄道。

なんと「世界の駅別乗降客数ランキング」のトップ20は、日本国内の駅がほぼ独占していることを、皆さんはご存じでしたでしょうか。

日本では、全国各地に複雑な鉄道網が張り巡らされているにも関わらず、常に秒単位の正確で安全な運行を実現。

そのような国は他にないと言われるほど、わが国の鉄道産業は発展しています。

この記事では、そんな素晴らしい鉄道に関わる仕事の種類についてご紹介していきます。

体験モニター募集中! キャリアの悩みを解決する相談サービス「グッザー」とは

鉄道の運転・運行に携わる仕事

「鉄道」という言葉を耳にして多くの人が思い浮かべるのは、駅構内や電車で働く「現業職」といわれる人たちの姿でしょう。

「電車運転士」は、現業職のなかでも、まさに花形的な存在といえます。

高度な運転技術を身につけて、電車にたくさんのお客さまの命を乗せ、大きな電車を動かす重要な役割を担います。

電車運転士と協力して働く「車掌」は、電車に乗務し、電車出発・到着時の確認や車内放送、事故の対応などを担当します。

また、駅構内には「駅員」がおり、ホームでの安全確認、出発・到着電車の案内やアナウンスなどを行います。

ほかにも乗客の誘導や忘れ物の取り扱い、身体が不自由な方の介助など、多様な業務を担当します。

電車運転士

電車運転士

電車運転士とは、自身が所属する鉄道会社にて、その会社が保有する電車の運転をする人です。

電車の運転は非常に難しく、高度な技術が要求される職人技といわれます。

一般的には、まず「駅員」や「車掌」を何年も経験し、特別な訓練を受けて合格することで電車運転士になります。

新幹線の運転はとくに難しく、電車運転士として経験を積んだ上で、選抜試験への合格や専門の資格を取得しなくてはなりません。

車掌

車掌

車掌とは、電車に乗務して、電車出発・到着時の確認や車内放送、事故の対応などを担当する職種です。

「電車運転士」と協力し、安全に、そして時間通りに電車が運行できるように行動します。

車掌は鉄道会社の社員であり、現業職として採用された人が「駅員」を経験したのちになるのが一般的なルートです。

最近は、運転士のみの「ワンマン運転」も増えていますが、急病人の対応や落とし物の発見など、車掌がいなければ成り立たない業務も数多くあります。

駅員

駅員

駅員は、駅構内に勤務し、利用客が安全・安心に鉄道を利用できるよう、さまざまな仕事を担当します。

具体的な業務内容としては、ホームでの安全確認、出発・到着電車の案内やアナウンス、乗客の誘導、また乗り換えや運賃の問い合わせなどがあります。

「電車運転士」や「車掌」に比較して、お客さまと直接会話する機会も多く、忙しいなかでも丁寧で確実な対応が求められる職種です。

鉄道の安全を支える仕事

続いて紹介するのは、裏方として鉄道の安全を支えている仕事です。

「鉄道会社社員」は、JRや私鉄、地下鉄などの企業の社員として働く人の総称です。

鉄道会社社員を大きく分類すると、事務・企画などの「総合職」、車両や踏切などの整備をする「技術職」、そして電車運行に携わる「現業職」など、さまざまな役割をもつ社員が活躍しています。

以下では、鉄道会社社員の代表的な仕事をいくつか挙げていきます。

「運転計画・運行管理員」は、鉄道の運転計画を立ててダイヤを作成し、鉄道が計画通りに走行しているか管理する職種です。

「鉄道保線員」は、鉄道の線路を保守・点検する技術者です。

レールの摩擦やゆがみ、破損などの有無をチェックし、異常が見つかったら補修します。

「鉄道車両清掃員」は、鉄道の車両を清掃する人です。

車両内部の定期的な清掃のほか、車両外部についても専用の機械を使って洗い流したり、ブラシを使ってきれいにしたりしていきます。

「鉄道車両メーカー社員」は、鉄道の車両そのもの製造する会社に勤務する人です。

鉄道車両メーカーでは、車両の設計やデザイン、製造、販売などを主な仕事としています。

鉄道会社社員

鉄道会社社員

鉄道会社では、人々の重要な交通手段となる鉄道を街に走らせ、沿線の地域の暮らしを支えることを目指しています。

そのような企業で働く鉄道会社社員は、ダイヤに沿って、安全・安心そして正確に鉄道を動かし、お客さまに快適なサービスを提供します。

鉄道関連事業のほか、商業施設やホテルの運営、不動産開発、建設など、広く「まちづくり」に関わる事業を手掛けている鉄道会社も多いです。

鉄道関連の仕事としては、「保線」「車両整備」「土木(駅舎改修・線路の敷設など)」「電機・通信」などの技術系の業務が中心です。

それ以外に、「電車運転士」や「車掌」など現業職として働く人、オフィスで経営企画や営業などの仕事をする人などもいます。

鉄道でお客さまをもてなす仕事

鉄道を利用するお客さまに対し、接客やおもてなしをする仕事もあります。

「鉄道パーサー」は、おもに特急列車などの車内で、おしぼりの提供や、飲み物・食べ物など車内販売などのサービスを提供します。

鉄道パーサーのなかでも、新幹線などの「グリーン車」や「グランクラス」といった特別な車両でサービスをするのが、「グリーンアテンダント/グランクラスアテンダント」です。

車内での時間を最高のおもてなしで快適に過ごしていただけるように、質の高いサービス力を身につけて活躍します。