NPO法人でインターンをするには?

近年、企業や大学生の間ではすっかりなじみ深い言葉となった「インターンシップ」。

通称「インターン」と呼ばれるこの活動は、学生が一定期間にわたって企業等で働き、職業体験をすることを意味しています。

インターンというと民間企業で行うものというイメージがあるかもしれませんが、NPO法人でも最近ではインターンが活発に行われています。

そこで今回は、NPO法人でインターンをする方法や、インターンに参加する魅力・メリットなどを紹介していきます。





NPO法人のインターンとは?

「非営利組織」といわれるNPO法人は、社会の多様な問題を解決するために、利益を追い求めずに活動する組織です。

日本に数あるNPOのうち、「法人格」を取得しているのが「NPO法人」といわれ、より社会的な信用度が高い組織として認められています。

NPOには「社会をより良くしたい!」「社会的な課題を解決させたい!」と考える人が多く集まっており、意欲的な若い人材を求めています。

そうした思いの下にインターンを実施するNPO法人も増えており、インターン生は職員と一緒に組織のテーマに沿った活動をしていきます。

大手企業でもインターンは活発に行われていますが、NPO法人はそれに比べると小規模な組織が多いので、自分が携わる一つひとつの業務が、組織や事業にどうつながっていくかを実感しやすいのが特徴です。

NPO法人のインターンの内容・経験すること

現在、日本にはさまざまな分野で活動するNPO法人があります。

こども・教育、地域活性化・まちづくり、異文化コミュニケーション、環境・農業、スポーツ・文化など、各NPO法人の活動テーマは異なります。

NPO法人のインターンは、1年間など長期にわたって経験できるものもあれば、3ヵ月程度など比較的短い時間だけ経験できるものもあります。

短期インターンの場合は、職員のアシスタントやお手伝いをすることが多くなりますが、長期インターンでは期間限定のプロジェクトメンバーとして、より実践的な活動に携わることができます。

営業、マーケティング、企画、商品開発など、社会人になっても役立つさまざまなスキルを得ることができます。

なお、多くの学生は、学校の卒業後には公務員や民間などへの就職を目指しますが、なかにはそのままインターン先のNPO法人へ就職する人もいます。

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NPO法人のインターンに参加する方法

NPO法人のインターン募集は、各組織のWebサイトで募集されることが多いです。

すべてのNPO法人でインターンを実施するわけではありませんが、最近は事業に直接携わることができる「実践型」のインターンを行っているNPO法人が増えています。

インターネットを使えばいろいろなNPO法人の募集を見つけられますし、NPO/NGOに特化したインターン情報サイトもありますので、そうしたものを活用して、自分が興味のある活動テーマで運営するNPO法人を探すのもおすすめです。

待遇については、インターンなので給料は出ず、交通費だけは支給されるケースが目立ちます。

場合によっては活動支援金という形で、学びなどのための補助金も支給されます。

勤務日程や時間はNPO法人によって異なりますが、学校の授業の都合などで相談にのってくれる場合もあります。

NPO法人でインターンをする魅力・メリット

NPO法人でインターンをすると、大学などの学校内だけでは味わえないさまざまな経験ができ、自分自身の大きな成長の機会につながります。

就職活動を前に自分が本当にやりたい仕事を見つけたい人にも、インターンは絶好のチャンスとなるでしょう。

また、社会貢献や問題解決に対する熱い思いを持っている仲間との出会いは、その後の人生を送っていくうえで貴重な財産となります。

実際、社会人になってからもインターン時代の仲間と集まって、仕事の悩みや相談をし合う人たちも多いようです。

なかには就職活動に有利になるからという理由で、NPO法人でのインターンをする人もいます。

しかし、本当に就職活動に有利になるかどうかは、自分がインターンで何を経験し、何を学んだかにかかってきます。

ただダラダラとインターンに参加すればよいというわけではありませんので、インターンをする目的をしっかりと考えたうえで、主体的に活動していきましょう。

この記事のまとめ

インターンに積極的に参加すれば、お金には代えられない貴重な経験を得ることができるはずです。

いま、日本全国のNPO法人の数は増加傾向にあります。

どのNPO法人もしっかりとした理念や活動目的を持っていますので、インターンに興味がある人は、まずは自分が興味のあるテーマを扱っている団体を探しながら、仲間になってみたいと思う団体に問い合わせてみてください。

インターンは学生生活との両立になりますので、学校とインターンのどちらにも支障が出ないように注意していくこともポイントです。

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