大学に全部落ちてしまったら? どんな選択肢がある?

大学受験では、志望する大学の難易度や併願する大学の組み合わせなどによっては、受けた大学が全て不合格となってしまう「全落ち」の可能性もないとは言えません。

もし大学に全落ちしてしまったとしたら、どうすればいいのでしょうか。

現実的な対処方法と、考えられる選択肢について確認しておきましょう。





大学に全落ちした場合の対処法

まずは、大学に全落ちしてしまった場合に取り得る対処法について見ていきます。

全落ちしているということは、合否結果が全て出そろっている時期ということになります。

この時期から対処するとなると、考えられる選択肢がどうしても限られてきてしまいます。

具体的には、次の4つのいずれかの方法で対処することになるでしょう。

今からでも出願・受験できる大学を探す

出願した全ての大学が不合格だと判明した時点でも、これから出願して受験することができる大学が残っている場合があります。

私立大学の後期日程であれば、3月に後期日程の入試を実施するケースもあります。

前期日程で不合格となった受験生に受けてもらうことを目的としている場合もありますので、これから出願して受験できる大学がないか探してみるのは1つの手段と言えます。

ただし、後期日程を遅い時期に実施する大学は限られている上に、後期日程は前期日程と比べて倍率が高くなる傾向があります。

そのため、実際には志望校のランクを下げて受験せざるを得ない状況になるでしょう。

絶対に浪人できない場合はやむを得ませんが、志望校にこだわりがあった人があわてて後期日程を検討すると後悔する結果になることもありますので注意が必要です。

専門学校からの編入を検討する

多くの大学が短大や専門学校からの編入制度を設けています。

具体的には、短大や専門学校で2年間の課程を終えたのち、大学3年次から編入するという流れになります。

専門学校であれば、入学時期ぎりぎりまで応募可能な場合がある上に、英語を学べたり経営学を学べたりと、大学の授業に準じた内容の授業を受けられることもあります。

専門学校で履修した単位は、大学編入時に大学で履修した単位と同等の扱いとしてもらえることがあります。

ただし、全ての単位が必ずしも大学での履修単位として認められるわけではないことに注意が必要です。

また、大学3年次から編入するため、大学に入ってすぐに就職活動を始めなくてはならないなど、4年間大学生活を送る学生と比べると慌ただしい学生生活になる面があることは否めません。

進学ではなく就職やアルバイトに切り替える

とくに経済的な事情で浪人という道を安易に選べない人は、思い切って一旦は進学を断念し、就職やアルバイトに切り替えるという方法もあります。

ただし、多くの人がイメージする通り高卒で急に就職したいと思い立っても、なかなか就職先が見つかるものではありません。

しばらくはアルバイトでお金を貯め、予備校に通って翌年以降の入試に再チャレンジするという方法も考えられます。

ただし、就職したりアルバイトをしたりといったように、働くことはそれなりに大変ですので、一度その世界に入ってしまうとズルズルと居続けてしまう結果になりかねません。

あとになって「やっぱり大学に行っておけばよかった」「何らかの方法で浪人という道を考えみるべきだった」などと後悔するぐらいなら、浪人して翌年の入試に再チャレンジする覚悟を持ったほうがいいでしょう。

浪人して翌年の受験に備える

出願した大学が全て不合格になってしまった場合、最も考えられる対処法は「浪人」です。

宅浪するか、予備校に通うかなど、過ごし方は人それぞれですが、とにかく翌年の入試に向けて再チャレンジする準備を整えていくわけです。

近年は受験生の現役志向が高まり、センター試験の出願者の8割以上が現役生となるなど、浪人生の数はひと昔前よりも少なくなっています。

それでも、志望する大学を目指すために浪人という選択をする受験生が2割弱いるわけですから、全落ちしてしまった以上は浪人という道を考えるのはやむを得ないでしょう。

もちろん、浪人すれば次の入試では必ず合格できるという保証はありません。

しかし、1年かけて勉強に取り組み、必要な対策を講じていけば、来春には再び全落ちの憂き目を見ずに済むはずなのです。

浪人・編入する場合に気をつけておくべきこと

一度は大学に全落ちという苦い経験をしてしまったとしても、やはり大学進学という目標をあきらめ切れない人は多いはずです。

大学進学をあきらめることなく実現する方法としては、浪人と編入という2つの選択肢があります。

ただし、浪人・編入の場合にも、いくつか気をつけておくべきポイントがあります。

とくに次の3つの点については、浪人・編入という選択をする時点でよく理解しておく必要があります。

志望校の理想が高すぎる場合は再検討する

出願した大学すべてが不合格になってしまう人の場合、そもそも志望している大学のレベルが全体的に高すぎることがあります。

滑り止めのための大学をいくつか併願するのが一般的ですが、第一志望の大学のレベルが高すぎると、必然的に組み合わせる併願校も相応のレベルになっていきます。

その結果、全体的に受験する大学のレベルが高くなり、全落ちしてしまうというわけです。

もちろん、努力次第で合格できる範疇にある志望校であれば、浪人する時点で志望校を下げてしまう必要はありません。

もし志望校の理想が高すぎると感じるようなら、浪人するにあたって、あるいは編入を目指すにあたって、再検討しておく必要があるでしょう。

併願校の選定を慎重に行っておく

大学に全落ちしてしまうのは、併願校の選定がうまくいっていなかった結果と見ることもできます。

受験科目やレベル、出題傾向などをよく分析し、第一志望合格に向けて勉強することで併願校の対策にもなる大学を探すことの理想です。

とくに滑り止めとして受験する大学は、第一志望の大学とはレベル差をつけておくケースが多いのですが、「実際に合格したとしても絶対に入学しない」と分かっている大学を併願するのはあまり意味がありません。

入学時点でのレベルだけでなく、シラバスや大学案内を見るなどして入学後の大学生活のことも考えておきましょう。

このように、併願校の選定をより慎重に行っておくことで、少なくとも浪人したり編入を目指したりする上で「全落ち」を未然に防ぐ効果があります。

定期的に模試を受けて判定を注視する

とくに浪人する場合は、1年間という長期間を勉強に費やすことになります。

受験勉強がうまくいっているかどうか、効果を上げているのかどうかを客観的につかんでおくためにも、定期的に模試を受けて合格判定を注視していきましょう。

浪人した当初、最初に受けた模試がD判定、E判定だった・・・、といった事態はごく普通にあり得ることです。

一度は不合格になった大学に再び挑戦するのですから、受からなかった原因を克服していくことの繰り返しになります。

模試の判定がDからC、CからBといったように上がっていくと、受験勉強に向かうモチベーションも高まっていくはずです。

浪人生にとって模試の合格判定は自分自身の状態を知るための貴重な手がかりとなりますので、必ず定期的に受験するようにしてください。

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浪人する場合は宅浪・予備校のどちらがいい?

大学進学という目標や、入学したい志望校をあきらめることなく「浪人」を選択する場合、どのような浪人生活を送るかという点も迷いどころとなるでしょう。

浪人するとしたら、自宅で浪人(宅浪)する場合と予備校に通う場合の大きく2つに分けられるはずです。

宅浪と予備校通いには、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

宅浪で勉強するメリット・デメリット

宅浪で勉強する場合、勉強を進めるスケジュールや1日の過ごし方を自由に決めることができます。

予備校まで移動する必要もないため、真夏や真冬など厳しい気候のときも自宅から出ることなく快適に勉強することができるでしょう。

ただし、こうした自由度の高さが宅浪のデメリットでもあるのです。

勉強のスケジュールを自分で決めるということは、計画通りに実践されていないとしても、誰も咎める人はいません。

浪人生活は1年間と長いように感じますが、やるべきことの多さを考えると、実はそれほど悠長にしていられるほど余裕のある期間ではありません。

計画的にこつこつと勉強し、自分を律する厳しさを持つことが宅浪には求められます。

予備校に通って浪人するメリット・デメリット

予備校には自分と同じ浪人中の境遇の人が授業を受けに来ます。

同じ志望校を目指す友人が新しくできたり、同じ目標を持つ集団の中で緊張感を持って勉強できたりするのが、予備校に通うことの大きなメリットの1つと言えるでしょう。

また、予備校では学習アドバイザーに相談できる場も設けられているため、勉強に関する悩みや困っていることを相談しやすいのもメリットと言えます。

予備校に通う最大のデメリットは、お金がかかることです。

大学入学後のことまでトータルで考えると、大学4年間分の学費に加えて予備校への通学費用もかかることになります。

この記事のまとめ

大学に全落ちするという事態は避けたいものですが、もし全落ちしてしまったとしても対処法はあります。

全落ちしたという精神的なダメージを受けるかもしれませんが、できるだけ早く冷静さを取り戻し、現実的な対処をしていくことが大切です。

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