カフェ、コーヒーに関する資格の種類(9選)

落ち着いた空間の中でおいしいコーヒーやフードが楽しめる「カフェ」。

近年、コーヒーへのこだわりを持つ人も増えており、特色を打ち出したカフェの人気もますます高まっているといわれます。

普通、カフェやコーヒーに関わる仕事に就くために絶対に必要とされる資格はありませんが、それらに関する知識や技術を証明する認定制度は、実はたくさんあることをご存じでしょうか。

今回は、カフェやコーヒーに関する資格の種類について紹介します。





JBAバリスタライセンス

JBAバリスタライセンスは、日本バリスタ協会(JBA)により、プロフェッショナルなバリスタとしての知識や技術があることを示すためのバリスタの認定制度です。

ライセンスはレベル1〜3の3段階制となっており、それぞれ認定校でのスクールを受講・修了し(受講資格を満たす必要があります)、ライセンス試験に合格することによって取得が可能です。

また、最上級であるレベル3の取得者には、協会より「JBAマエストロ」の称号が与えられます。
バリスタの仕事紹介ページ

コーヒーマイスター

コーヒーマイスターは、日本スペシャルティコーヒー協会が認定する認定制度です。

コーヒーに対する深い知識や基本技術を持ち、お客様へ豊かなコーヒー生活を提案するプロのサービスマンであることを証明します。

ライセンスを得るためには、同協会が主催する「コーヒーマイスター養成講座」を修了し、認定試験に合格する必要があります。

有資格者はカフェ・喫茶店などの飲食店をはじめ、コーヒーや食品会社などの現場で活躍しています。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

コーヒーインストラクター

コーヒーインストラクターは、全日本コーヒー検定委員会が認定する資格制度です。

資格の種類として2級と1級、さらに最上級のものとして鑑定士があり、コーヒーの対面販売や製造を行う際に必要な基礎的な知識および鑑定技術等を身に付けます。

取得のためには協会の講習会受講後に検定を受け、合格する必要があります。

もともとはコーヒーの正しい知識の普及と技術向上を目的として作られた資格制度ですが、コーヒーに対する深い知識を身に付けたいと考える人であれば誰でも受講・受験が可能です。

コーヒー鑑定士

コーヒー鑑定士は、全日本コーヒー検定委員会が認定するコーヒーインストラクターの資格のうち最上級のものであり、コーヒーの原料調達や製造管理、品質管理等、極めて高度で専門的なコーヒーの知識と鑑定技術を取得した人を認定する制度です。

このほか、海外におけるコーヒー鑑定士の資格として、コーヒー豆の買い付けや販売、輸出などビジネスに必要な知識や、コーヒー豆の格付けおよびブレンド製造の技術等があることを証明するブラジルの資格制度も有名です。

コーヒープロフェッショナル

コーヒープロフェッショナルとは、おいしいコーヒーを楽しむために必要な知識と技術を修得し、コーヒーの魅力や楽しみ方を多くの人に伝えることを目標としたUCCコーヒーアカデミーが認定する資格制度です。

同アカデミーが開催するベーシックコースおよびプロフェッショナルコースの全過程を修了したのち、認定試験を受けて合格することで認定されます。

カフェやコーヒー専門店、コーヒー教室で働く人やコーヒーを趣味にしている人など、さまざまな人が資格を取得しています。

コーヒーコーディネーター

コーヒーコーディネーターは、公益社団法人日本通信教育振興協会が認定する資格制度であり、コーヒー豆の知識や焙煎方法、抽出方法のほか、オリジナルブレンドやカフェフードの作り方などを修得したコーヒーのスペシャリストであることを証明します。

本資格は、協会の講座を受講し、すべての課題をクリアすることによって取得可能です。

コーヒーを趣味とする人をはじめ、カフェの開業やコーヒー教室の講師、あるいはバリスタを目指す人まで、さまざまな人が受講しています。

コーヒーアドバイザー

コーヒーアドバイザーは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定するコーヒーの資格制度です。

コーヒー豆の知識から美味しい珈琲の淹れ方、焙煎、抽出方法、オリジナルブレンドまで、コーヒーについての基礎知識を有していることを認定します。

受験資格は設けられていないため、コーヒー豆の種類や産地、生豆の選び方や焙煎方法、ラテアート等に関する知識を深めてさえいれば、誰でも比較的楽に取得できる資格となっています。

カフェプランナー

カフェプランナーは、日本カフェプランナー協会が認定する資格制度です。

4級〜1級の4段階制に分かれており、最も下のランクである4級では、基本的なコーヒーや紅茶の淹れ方、正しい器具の使い方が問われます。

各レベルとも受験資格があり、カフェ・レストラン等での実務経験や受験する級に関する講習会や講座の受講などが必要となります。

コーヒーそのものの知識に加え、接客技術やカフェの開業等に関するノウハウまで、幅広く知識を身に付けていくことを目指す資格制度となっています。

コーヒー&紅茶カフェマスター

コーヒー&紅茶カフェマスターとは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する「カーサバリスタ資格」および「ティースペシャリスト資格」の2つの資格制度です。

コーヒーと紅茶に関する基礎知識、おいしい淹れ方をはじめ、カフェの開業やフードメニュー等に関してまで広く知識・技術身に付けていることを示します。

協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、全カリキュラムを修了することによって取得可能となっています。

この記事のまとめ

このように、さまざまな協会が独自の認定制度を置いています。

なお、ここで挙げた資格のほとんどは、決してカフェやコーヒーに関する仕事に就いている人だけを対象にしたものではありません。

一般の人であっても、「コーヒーが大好き」「コーヒーのある暮らしをもっと楽しみたい」という気持ちで、これらの資格取得を目指すケースも増えてきているようです。

30秒でわかる!転職サービス診断

当サイト人気の転職エージェント