カジノディーラーになるには? どんな学校に行けばいい?
カジノディーラーになるまでの道のり
カジノディーラー養成学校に通う
カジノディーラーになるには、まずディーラーとして求められる知識や技能を身につける必要があります。
カジノに就職する際は必ず技能審査が行われるため、それをパスできるだけの専門的なスキルを習得することが第一となります。
まだカジノが合法化されていない日本では、カジノディーラーという職業の認知度自体が高くなく、独学で勉強することは難しいのが実情です。
そのため、ディーラー養成を目的としたカジノスクールに通うことが、カジノディーラーになるための一般的な方法といえます。
就職先を見つけるには
カジノスクールを卒業すると、いよいよカジノディーラーとして働ける場を探すことになります。
日本には本格的なカジノがないため、海外のカジノや豪華客船内のカジノのほか、国内のアミューズメントカジノ(模擬カジノ)、ホテルのイベントスペースなどが活躍の場となります。
なお、海外のカジノで働くのは決して楽な道ではなく、ワーキングビザの取得など、いくつものハードルをクリアする必要もあります。
カジノディーラーとして活躍している卒業生についての情報を集めやすいところも、スクールに通うメリットといえるでしょう。
なお、スクールに通わず、最初からアミューズメントカジノでアルバイトとして働きながらスキルを身につける方法もあります。
ですが、将来的には海外のカジノで働きたい、プロフェッショナルなカジノディーラーになりたいという気持ちがあるのであれば、やはり専門のスクールで学ぶことが一番といえそうです。
カジノディーラーの資格・難易度
カジノディーラーになるための特別な資格は必要ありません。
ただし、カジノという特殊な環境で働く以上、次のような条件がある場合があります。
・満20歳以上であること
・違法カジノで働いた経験がないこと
・犯罪歴がないこと、
・暴力団や反社会勢力に属していないこと
ディーラーの養成学校入学時もこのような条件を問われることが大半のため、しっかりと確認しておく必要があるでしょう。
カジノディーラーになるための学校の種類
カジノディーラーの学校とは
カジノディーラーは専門的な知識や技術が必要とされる職業ですが、日本には本格的なカジノが存在しないため、ディーラーとしてのスキルを独学で身につけるのは難しいといえます。
そのため、カジノディーラーになる方法として、養成学校に通うことを考える人が多いようです。
カジノディーラーの養成学校や講座は近年注目が集まっており全国に見つけることができます。
日本カジノスクール
日本初の専門機関として2004年4月に開校され、すでに600名以上の卒業生を輩出しているのが「日本カジノスクール」です。
同学校によれば、学生の男女比は6:4程度、20歳~60歳以上の人まで幅広い年代の学生が在籍しています。
また、会社勤めの人が40%、フリーターの人が20%、その他には大学生や自営業、あるいは主婦の人まで、学生のバックグラウンドもさまざまです。
近年は日本におけるカジノ解禁の気運にともなって、入学希望者の数も増加傾向にあるようです。
また、日本カジノスクールを卒業すると、日本カジノディーラーズ協会(JCDA)が実施する「カジノディーラー資格認定試験」のうち、日本カジノスクールで履修した実技科目については実技試験が免除されます。
養成学校で学ぶこと
カジノディーラーの養成学校では、カジノディーラーとして必要な知識・技術を総合的に学ぶことができます。
ルーレット、ブラックジャック、ミニバカラ、ポーカーといった各ゲームについてはもちろん、カジノの歴史、サービスマンとしてのホスピタリティも学びます。
さらに、海外で外国人とコミュニケーションをとるためにゲーム用語を含めた英会話の講義もあります。
また座学での講義にとどまらず、本場と同仕様のカジノテーブルを利用した実技指導も行われるため、実際に現場でどう動けばいいのかを身につけやすくなっているといえるでしょう。
学校に通うとなれば時間もお金も費やすことになりますが、卒業後にも学校の施設を利用して実技練習をすることができたり、学校の直営店舗での勤務を斡旋してもらえたりといったメリットがあります。
カジノディーラーに向いている人
カジノディーラーはサービス業で、カジノゲームの知識や手さばきなどのスキルだけでなく、ゲストをもてなして楽しんでもらうのも大切な役割の一つです。
そのため、人を楽しませたり喜んでもらったりするのが好きな人が向いているといえます。
また、多額の金銭を扱う職業のため、海外のカジノでは雇用時に犯罪歴やクレジットカード履歴などのチェックがおこなわれます。
不正やごまかしを好まない誠実さも重要なポイントとなるでしょう。
カジノディーラーのキャリアプラン・キャリアパス
未経験者の場合、最初はグレードが高くないカジノで下積みをし、徐々に実力が認められてようやく一流ホテルのカジノで働けるようになるというのが一般的です。
カジノディーラーのキャリアパスとしては、マネージャー(ピットマネージャー)になることがあげられます。
数十のテーブルやディーラーを管理する立場となり、給料も大幅にアップします。
また、カジノの経理部門やキャッシャー部門に回り、裏方としてカジノを支えることも可能です。
カジノディーラーを目指せる年齢は?
カジノディーラーは体力とテクニックさえあればだれにでもできる仕事で、定年はありません。
海外では実際に50代や60代からカジノディーラーの勉強を始める人も少なくなく、セカンドキャリアとしても注目されています。