病棟クラークに向いている人・適性・必要なスキル

病棟クラークに向いている性格・適性

コミュニケーション能力が高い人

病棟クラークは、病棟における調整役であり、大切な縁の下の力持ちでもあります。

他の業種との協働は不可欠ですし、患者さんとの関わりも多い業種の一つです。

そのため、病棟クラークは、医療関係者や患者さんなどさまざまな人と接する職業です。

ときには医師の指示を患者さんに伝えなければいけなかったり、入院中の患者さんの不満を看護師に伝えなければいけなかったりすることもあります。

板挟みになることも多い立場ともいえるので、コミュニケーション能力が高い人に向いている仕事です。

病棟クラークには、それぞれの立場の人がどのようなことを望んでいるのかを素早く察する能力や、指示や相談を的確な表現で相手に伝えることができる能力が求められます。

周囲に気配りができる人

病棟クラークは、患者さんに対する細やかな気配りができることも大切です。

病院にはさまざまな病気やケガなど、事情を抱えた人たちがやってきます。

入院が初めてで緊張している子どももいれば、厳しい病状に悲観しているお年寄りもいますし、出産を控えて興奮している妊婦もいます。

病院という特殊な場所だけに、一般的な接客業以上に、相手の心情をくみ取ることが求められるのです。

このような患者さんと顔を合わせたときに、それぞれの人たちの緊張や不安をほぐせるような対応ができる人のほうが、病棟クラークとして信頼されるでしょう。

細かな事務作業が得意な人

病棟クラークには、入退院する患者さんの名簿を管理したり、紹介状を準備したり、各種の伝票を整理したりする細やかな事務仕事がたくさんあります。

大きな病院ともなると患者さんの入れ替わりも激しくなりますが、このような中で入院する人や退院する人の名前や部屋割りを正確に把握しておかなければ、思わぬ医療ミスや患者さんの病院不信につながってしまうかもしれません。

とにかく目の前の仕事ひとつひとつを正確にこなしていくことが必要なのです。

「あ、忘れてた!」「間違っちゃった!」ではすまされないことばかりなので、事務仕事に自信がある人や細やかな性格の人が実力を発揮できる場ともいえます。

病棟クラークになるには? 必要な資格は?

病棟クラークに必要なスキル・能力

病棟全体を把握する能力

優れた病棟クラークは、「病棟のことはあの人に聞けばなんでもわかる」と言われます。

それくらい、病棟全体を見ている人材が求められているということができます。

病棟クラークの業務を円滑に進めるため、全体を把握する能力があると良いでしょう。

病棟には、様々な職種や患者さんが関わっていますし、日々起きる様々なことに対応する必要があります。

それらの病棟の状況を全体的に把握できれば、対応が必要となった際にすぐに適切に動くことができるでしょう。

人の要望やリクエストを理解する能力

病棟クラークの仕事は、毎日決まったルーチンだけではありません。

優秀なクラークであればあるほど、「誰に頼んだらいいかわからない」という内容についてのリクエストや質問が集まってきます。

中には、何を希望しているのかうまく説明できない人もいるでしょう。

そんな場面において、人が何を求めているのか、あるいは何に困っているのかを想像し、理解することができる能力は大変有効といえます。

病棟クラークに向いていないのはどんな人?

人と関わるのがあまり好きでない人

残念ながら、病棟クラークに向かない人もいます。

例えば、人と関わることがあまり好きではない人は、病棟クラークは向いていないでしょう。

病棟には、医師や看護師、技師、患者、その家族など様々な人が関わっているからです。

病棟クラークは、これらの人と人とをつなぐ調整役の役割を求められることもありますから、人との関わりが苦手な方にとって、病棟クラークは楽な仕事とはいえません。

自主的に仕事を進めるのが得意でない人

病棟クラークの仕事範囲は広く、また仕事の流れやスケジュールがはっきりと決まっていないこともあります。

業務量も少ないとは言い難いため、全体の業務を自分で順序立てて進めていく必要があります。

自分のペースで仕事をすることが好きな人にとってはとても働きやすい環境ですが、決められた手順を守って働くことが得意で、自分で手順を組み立てて働くことが好きでない人の場合、困難を感じる場面があります。