プロボクサーのやりがい・楽しさ・魅力
プロボクサーのやりがい・楽しさ
「拳」で夢をつかめる実力主義の世界
プロボクサーのやりがいは、完全な実力主義の世界であることです。
強ければ強いほど多くの人の注目を集めて選手としてのランキングが上がっていき、高い収入を得ることもできます。
実際、日本チャンピオンになればファイトマネーだけで生活することが可能ですし、世界チャンピオンになれば巨額の収入を得ることもできます。
世界チャンピオンを何度も防衛すれば、ファイトマネーに加えてテレビやイベント、CMなどへの出演料などで年収は数億円にのぼる選手も少なくありません。
日々のトレーニングによって強くなれば「拳」一つで大きな夢をつかめのは、プロボクサーのやりがいとなります。
人生を変え、人に感動を与えられる
プロボクサーは生きざまや戦いぶりで、人の心を動かすこともできます。
元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手は、中学時代にいじめを受けていました。
両親が離婚して母親に育てられていたこともあって生活が貧しく、それをからかわれたりあだ名をつけられたり、嫌がらせをされました。
内藤選手がボクシングを始めたのは高校卒業後、地元へ帰省したときにいじめっ子に会うことへの恐怖心から、ジムに通って少しでも強くなりたいと思ったのがきっかけでした。
格闘技嫌いの母親からは大反対されて勘当されてしまいましたが、プロボクサーとしてデビューすると8年後に日本チャンピオン、11年後に世界チャンピオンになりました。
世界の頂点に立ったのは32歳と遅咲きでしたが、過去のいじめ体験なども注目されてテレビ番組やCMにも多く出演するようになり、注目されました。
実力次第で成り上がることのできるボクサーの生きざまや戦いぶりは、ときに社会に大きな影響を与えることもあります。
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プロボクサーの魅力
世界トップクラスの年収は数十億円
実力が世界レベルで認められれば、日本国内はもちろん、世界のプロスポーツ選手の中でもトップクラスの収入を得られます。
アメリカの経済誌『フォーブス』は毎年、「スポーツ選手長者番付」として世界で最も稼ぐスポーツ選手100人を発表しています。
2020年のランキングでは、ボクシングのヘビー級世界チャンピオンであるタイソン・フューリー選手が年収5,700万ドル(約61億円)で11位に入っています。
19位と20位もボクシング選手で、19位がアンソニー・ジョシュア選手(年収4,700万ドル:約50億円)、20位がデオンテイ・ワイルダー選手(年収4,650万ドル:約50億円)です。
100位以内にボクシング選手は4人ランクインしており、競技別ではバスケットボール、アメリカンフットボール、サッカー、テニス、ゴルフに次ぐ人数となっています。
プロボクサーは強くてスター性があれば、スポーツ選手の中でもトップクラスの収入を得られる職業です。
強ければ世界的な名声を得られる
日本のボクシング界で今、最も注目されているのが井上尚弥選手です。
あまりにも強すぎるため、世界のボクシング界でも「モンスター」と呼ばれてボクシングファンに知られる存在になりました。
井上選手の2019年の収入はファイトマネーだけで1億5000万円以上あり、総収入は数億円といわれています。
これから本格的に世界で活躍することが予想される井上選手は、いずれ数十億円の年収を得ることも考えられます。
日本人でも圧倒的に強ければ、世界的な名声を得られる可能性が十分にあるのはプロボクサーの大きな魅力です。