コールセンターの仕事を目指す人へ伝えたい3つのこと
今回は、コールセンターでの仕事を目指している人に向けて、お伝えしたい内容を書きます。
内容としては、
1.コールセンターで働く上で大切にして欲しいこと
2.働くのにおすすめのコールセンター
3.キャリアアップについて
の3点になります。
3年間コールセンターで働き、現在は退職している私の意見と後悔を混ぜてお伝えします。
「もっとこうしておけば良かったなぁ」という気持ちも込めているので、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです。
大切にして欲しいこと
コールセンターで働くときに大切にして欲しいこと、それはお客様の声に耳を傾けることです。
ときには受電対応がつらいときもあると思います。
1日中電話をしていると、流れ作業に感じてしまって、モチベーションの維持が難しく感じることもありました。
しかし、電話を受けている自分にとっては多数の受電のひとつであっても、お客様は困って電話を掛けてきています。
1回の電話で満足して電話を切ってもらえるように、お客様の話に耳を傾け、お客様がこの電話対応に何を望んでいるのかをしっかり考えて欲しいです。
そうやって電話対応をしていると、きっとたくさんのお客様から、感謝の言葉をもらえると思いますよ。
おすすめのコールセンター
次に、私がおすすめするコールセンターを紹介します。
一口にコールセンターと言っても、様々なコールセンターがあるので、その中からどんなコールセンターが自分に合っているのかを考えなければいけません。
そこで、あくまで私の考えではありますが、多くの人におすすめしたいコールセンターの特徴をお伝えします。
私自身の経験と反省を活かしてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
1.SVがしっかりと責任を取るコールセンター
2.専門的な知識が身に付くコールセンター
上記が、私がおすすめするコールセンターです。
ひとつずつ説明していきます。
1,SVがしっかりと責任を取るコールセンター
SVがしっかりと責任を果たす、そんなコールセンターに勤めるべきだと思います。
これは当たり前と言えば当たり前なのですが、オペレーターがミスをしたとき、大きなクレームを受けたときに、すぐに対応し、可能ならば電話対応を交代してくれるSVがいるコールセンターを選びましょう。
これができていないと、仕事への意欲は下がりますし、そんなSVの下で働く自分自身も正しいクレームへの処理能力が身に付きません。
また、SVが良い対応ができているチームというのは、オペレーターのストレスも軽減され、チーム全体の士気も高まります。
SVがしっかりとオペレーターのフォローができているかどうか、コールセンターで働く上で、とても大切な要素だと思います。
2.専門的な知識が身に付くコールセンター
同じコールセンターで働くなら、専門的な知識が身に付く場所で働くことをおすすめします。
これは、その後のキャリアにも大切なことです。
コールセンターは、研修をしっかりと行っていることが多く、働きはじめのころはお金を貰いながら勉強できます。
その上、得た知識を毎日お客様に案内する訳ですから、知識の理解と吸収がとても早いのです。
せっかく知識を得るのであれば、何か専門的なものを身に付けた方が、その後の人生にも圧倒的に有利になります。
例えば、金融関係の知識で合ったり、家電の知識であったり、苦労はするでしょうが、そういった知識が身に付くコールセンターで働くことがおすすめです。
私自身は、あまり専門性のないコールセンターで勤めていましたから、仕事を辞めてしまった今、コミュニケーション能力以外に残ったスキルがあまりありません。
なので、これからコールセンターに勤める人には、仕事を辞めた後でも使える専門的なスキルを、ぜひ身に付けて欲しいと思います。
今後はAIが発達する時代です。
私が働いていたころでも、いずれ簡単な受電対応はAIがこなすだろうといわれてきました。
ですが、私はコールセンターの仕事はなくならないと思っています。
お客様さえ何が聞きたいか分かっていないことも多い電話対応なので、AIがこなせるとは思いません。
ただ、それでも簡単な案内なら、AIで十分だということも事実です。
なので、ぜひAIには説明もできない、専門的な知識を身に付けるコールセンターに勤めて欲しいと思います。
3.キャリアアップについて
最後に、コールセンターでのキャリアアップについてお伝えします。
コールセンターでは、受電対応をするオペレーターである程度の年数を積むと、SV(スーパーバイザー)に昇格できるようになっています。
SVへの昇格にはテストがあったり、一定の基準が設けられていたりしますが、数年の受電対応をこなせる能力があれば、昇格することは可能でしょう。
SVは、オペレーターの管理をすることが主な仕事です。
オペレーターのシフトの管理や、クレーム対応のフォロー、フィードバック、受電が忙しいときには電話対応も行いますから、業務は多岐に渡ります。
その分、もらえる給料も上がるコールセンターが多いようです。
コールセンターで働くのであれば、ぜひSVになることも考えて日々の業務に勤めてみてください。
コールセンターで働くことを目指す人に向けて、伝えたいことを3つ書きました。
すべて実体験から感じたことや、学んだことです。
どこで働くにしても、自分がそこでどんな気持ちで働くのか、何を大切に働くのか、ということを軸に持って欲しいと思います。
また、ただ働くだけでなく、働くことで自分にはどんなスキルが身に付くのか、今後のキャリアはどうするのか、自分には何ができて何ができないのか、これも大切なことです。
私は、働く前にもっとこういったことを考えておけば良かったと後悔しています。
なので、若い人、特に学生の方には、自分のキャリアについてしっかりと考えてもらいたい、少しでもそのキッカケになればと思い、このコラムを書きました。
仕事は、人生の大半の時間を費やすものですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。