映画製作者になるための心がけ(読了時間:2分42秒)

数十年前にくらべ、ここ最近の日本映画界には話題作・実力作が数多く存在しています。そんな日本映画に携わりたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

映画に関わる仕事は、じつにたくさんあります。

そのなかでも、今回は映画監督・脚本家など映画製作の中枢ともいえるポジションに就きたい方々に向けて、「今日からでも心がけておきたいこと」を紹介します。

愛する作品に出会う

映画界で活躍している方々のほとんどは、「映画が大好き」と話します。

映画マニアといってもよいほど、幼いころから映画をたくさん観て、たくさんの知識を蓄えています。

映画製作の仕事を希望するならば、まずは「観る」ことからスタートしましょう。

とくに監督・脚本家など製作に関わるポジションに就きたい場合、何よりも重要なのは映画愛です。

あなたが大好きな映画を何度も何度も繰り返し観てみましょう。すると、その映画の台詞やカメラワークなどの演出が、自然とあなたの脳に記憶されます。

この映画体験は、製作者になったとき、必ず役立ちます。

大好きな映画があなたのセンスを作り上げるわけです。

昔観た映画の「あのシーン」が忘れられず、その映画へ敬意を表し、オマージュとしてオリジナルの作品を製作する監督もいるほどです。

映画製作者を志すのであれば、まずたくさんの作品を観て、愛することのできる作品に出会うことが大切です。そして、そのなかから「なぜ、自分はこの映画が好きなのか」を深く考えてみるとよいでしょう。

こうした経験が積み重なると、映画製作者になったとき、センスや才能・知識のある映画人になれるはずです。

映画を観るなら劇場で

現代は、ネットやDVD、テレビなど、さまざまなメディアによって映画を楽しむことができます。気軽に作品を観ることができるのは本当に便利です。

しかし、忘れてはいけないことがあります。それは、映画製作者になりたいのであれば、劇場で映画を観ることも大切にすべきだということです。

人気作品を満席の客席で大きなスクリーンで観るのと、自分の部屋で小さな画面のテレビを使って独りで観るのでは、まったく違う映画体験になります。

劇場で観れば、言うまでもなく観客の笑い声・涙する音・ドキドキする空気を感じることができます。

映画とは、本来大勢で観るために作られているのです。

大勢が同時に同じ作品を観て、時間を共有する。映画の醍醐味はここにあります。

いくら映画をたくさん観ていたとしても、この映画の醍醐味を体験していなければ、良作は作れないでしょう。

「観客一人ひとりを驚かせたい」「観客全員を笑わせてやるんだ」「あの興奮の映画体験を皆にしてほしい!」という気持ちが映画人には必ず求められます。

映画製作者を目指すのであれば、劇場で映画を観る際、観客のリアクションにも注目してみて下さい。「ここで皆は笑うのか!」など新たな発見もできるはずです。

映画館での映画鑑賞には、映画人にとって勉強になることが数多くあります。

アクションすることも大切

今回、挙げたいくつかの「心がけ」は映画製作者としては基礎中の基礎です。

映画人としての体力は若い頃に培われるため、できるだけ若いうちにたくさんの映画を観ることが重要です。

そのとき映画を観て感じたこと、心を動かされた体験は、プロの映画製作者になってからも、必ず生きてくることでしょう。

もうひとつ、忘れてはならないのは、自分でもアクションを起こすことの大切さです。

当然ですが、映画製作者は評論家ではありません。

いくら作品の良し悪しがわかるようになったとしても、実際に自分の頭の中にあるイメージを形にできなければ、製作者として活躍することは難しいです。

だからこそ、短編でも構いませんから、とにかく作品を作ってみることが大切です。

学校のサークルや部活、アルバイト、あるいは自主制作など、自分の意思次第で、映画を撮る機会はいくらでも準備することができます。

たとえアマチュアであっても「製作」という世界に足を踏み入れることによって、観るだけではわからなかったことにまで気づけるようになるでしょう。

よい映画は、人々の心を動かす力を秘めています。

そんな力のある作品を作れるようになりたいのであれば、あなた自身が力のある作品を体感することから始めましょう。

そして、実際に自分の頭と身体を動かし、たくさんの失敗と挑戦を繰り返しながら、本当に作りたい作品のイメージを膨らませていくことが、映画製作者への第一歩だといえます。