バレーボール選手の1日・生活スタイルは? オフシーズンの過ごし方も紹介

ひとことでバレーボール選手といっても、企業の社員選手もいれば、プロ契約選手もおり、さまざまな形態で活躍する人がいます。

1日の過ごし方は形態によって変わってきますし、試合のある日とない日、またシーズン中かそうでないかによっても違います。

この記事では、バレーボール選手がどのような日常を過ごしているかを紹介します。

バレーボール選手の1日の過ごし方

バレーボール選手の1日は、試合のある日とない日で大きく異なります。

試合のある日についても、試合会場が近い場所の場合と遠隔地の場合ではスケジュールが変わってきます。

また、同じバレーボール選手でも、企業チームの社員選手と嘱託選手、プロ契約選手、クラブチームの契約選手といったように、雇用形態によって1日の過ごし方は違います。

たとえば企業チームの社員選手は午前中は出社して社業を行い、午後からチーム練習に参加します。

一方、嘱託選手やプロ選手、クラブチームの選手は社業がありませんから、チーム練習以外の時間は基本的に自由に過ごせます。

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バレーボール選手の1日の流れ

ここでは企業チームの社員選手の練習日と、遠隔地で試合がある日をどう過ごしているかについて紹介します。

試合日の場合

以下は、遠隔地の試合会場で15時開始の試合が行われる日の、社員選手のスケジュールです。

7:00 起床
宿泊先のホテルで食事をとり、ストレッチをするなどして体をほぐします。
10:00 試合の準備
午前中は対戦相手のデータを確認するなど、試合に向けて準備をします。
13:00 試合会場へ出発
昼食をとり、チームのバスで試合会場に向かいます。
13:30 ウォーミングアップ
試合会場に着いたら、試合前のウォーミングアップを行います。
15:00 試合開始
試合時間は1時間半~2時間半程度。
17:30 取材対応
試合後はシャワーを浴び、その後はマスコミの取材対応をします。
18:30 試合会場を出発
チームバスで最寄りの駅に向かい、新幹線に乗ります。
22:00 帰宅
寮に到着し、早めに就寝します。

練習日の場合

以下は、企業チームの社員選手の練習日のスケジュールです。

7:00 起床
寮の食堂で朝食をとり、部屋でストレッチなどをして体をほぐします。
8:00 出勤
寮を出発して車で会社へ向かいます。
9:45 社業
朝礼後に社業を行いますが、シーズン中は資料の整理や倉庫の片づけなどの簡単な作業のみの選手も多いです。
12:00 昼食
会社の食堂で昼食をとり、体育館へ移動。
13:00 取材対応
専門雑誌などの取材依頼があればインタビューを受けることもあります。
14:00 チーム練習
基礎トレーニングからチーム全体の戦術練習まで、総合的にトレーニングを行います。
18:00 個人トレーニング
サーブやレシーブなどの基礎練習や、ウエイトトレーニング、ランニングなどを各自で行います。
19:00 帰宅
個人トレーニングを終えたら寮に戻り、食堂で夕食をとります。
23:30 就寝
食事のあとは練習ノートを書くなど自由に過ごし、翌日に備えて早めに就寝します。

バレーボール選手の1週間の流れ

Vリーグのシーズン中は、土曜と日曜に試合が行われます。

ホームタウンで試合が組まれることもありますが、Jリーグのようなホーム&アウェー方式とはなっていません。

金曜日の午後に試合会場の都市へチームで移動し、ホテルに宿泊します。

移動手段は、距離によっては経費節約のためにチーム専用バスを使用することも多いです。

たとえば、大阪から広島までのように300キロ前後の距離であれば、チーム専用バスで4~5時間かけて移動します。

ホームタウンから試合会場までが遠距離の場合は、新幹線や飛行機を利用します。

試合は昼間に行われ、遅くても16時頃には終了するため、その日のうちにホームタウンまで帰ってきます。

ホームタウンで試合が組まれている場合は、チームの体育館に集合して軽く体を動かしたあと、チームバスで試合会場に入ります。

月曜がオフで、火曜から木曜までがチーム練習というチームが多いです。

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バレーボール選手の休日の過ごし方

バレーボールは土曜日と日曜日に試合が行われ、その翌日の月曜日がオフになることが多いです。

オフとはいってもチームでの全体練習がないだけなので、企業チームの社員選手は出勤して午前中は社業をこなすこともあります。

社員選手も午後からは自由な時間となり、食堂で昼食をとったあとは寮に戻ってリラックスします。

企業チームの嘱託選手やプロ契約選手、クラブチームの選手などは、1日オフになりますから自由に過ごします。

翌日からの練習に備えてオフは心身を休めることが重要で、個人的にマッサージなど受ける選手もいます。

コンディションによっては自主トレーニングを行う選手もいますが、シーズン中はハードなスケジュールであることが多いため体を休める選手が多いです。

バレーボール選手のオフシーズンの過ごし方

バレーボール選手のシーズンは、男女ともに10月頃から翌年の2~3月までです。

オフシーズンは4月~5月にかけての約1ヵ月間で、選手たちはゆっくりと体を休めてシーズンでたまった疲れをいやします。

プロ契約選手やクラブチームの選手は、翌シーズンに向けて契約の見直しを行います。

所属チームとの契約を更改する選手もいれば、契約満了となって新天地を探すことになる選手もいます。

企業チームの社員選手は契約更改を行うことはありませんが、オフシーズンも平日は出勤して社業を行います。

そして5月~6月頃には自主トレーニングをスタートし、チーム練習も徐々に始まって新シーズンの開幕に備えます。

「バレーボール選手の1日」まとめ

バレーボール選手の中でも、企業の社員選手として活動する場合、社業をしながらバレーボールの練習や試合に出場することになります。

シーズンは10月頃から翌年の2~3月頃までで、この期間中はオフ日もあるものの、試合を中心に忙しく動き回ります。

オフシーズンになると選手たちは契約の見直しや体のケアを行い、次のシーズンに向けて準備を整えます。