バレーボール選手に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

バレーボール選手に向いている性格・適性

日本のバレーボール界は今、転機を迎えています。

これまでのVリーグは企業チームが中心となっていましたが、これからはサッカーのJリーグのように、クラブチームが中心となるプロリーグの発足を目指しています。

大企業のチームに所属して恵まれた環境のなか、将来の心配もなくバレーボールを続けられることは幸せです。

しかし、それではハングリー精神を持って戦う世界のトップ選手たちにはなかなか勝てません。

世界の舞台でも戦える選手を育てていくために、近年のVリーグにはクラブチームが徐々に増えてきています。

所属選手も実質的にはプロ契約を結んで厳しい環境に身を置き、世界の強豪国とも渡り合える選手を育てていこうと考えるバレーボール関係者が増えているからです。

クラブチームでは、努力を継続できる向上心をもち、日々地道に頑張ることのできるプロ中のプロが求められています。

プロ化に向かって進んでいる日本のバレーボール界では、選手にも新時代を築いていこうとするパイオニア精神が必要です。

バレーボール選手になるには

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

バレーボール選手に必要なスキル・能力

「高さ」は大きな武器になる

バレーボールは、バスケットボールと並んで「高さ」が大きな武器になるスポーツです。

日本人選手でも男子は約190cm、女子も180cm近い平均身長があり、国際大会ではさらに高さのある選手と渡り合わなければいけません。

「高さ」といっても身長がすべてではなく、跳躍力も重要で、ジャンプしたときの最高到達点が高いことはバレーボール選手の重要なスキルです。

しかし、高さがなければバレーボール選手になれないわけではありません。

トスを上げることが主な役割であるセッターの選手などは身長の低い選手もおり、高さの代わりに他の技術力を磨いてVリーグで活躍している選手も少なくありません。

向上心を持って前進し続ける力

高校や大学を出たばかりの新人選手と、日本のトップリーグの第一線で活躍する選手の差はかなり大きなものです。

新人選手は誰もが大きな希望をもってVリーグのチームに入ってきますが、ほとんどの選手は大きな壁にぶつかります。

現時点の自分の実力ではVリーグでとても通用しないと思い知らされ、自信を失ってしまうことが多いです。

今までやってきたことが通用せずに精神的な落ち込みは予想されますが、トップレベルの選手として大成するためには、そこからが勝負です。

数年後に一人前の選手になれるかどうかは、日々の練習に取り組む姿勢やプレースタイルなどを見つめ直し、さらなる努力ができるにかかっています。

精神的に落ち込んでも、それを乗り越え、新しい自分を切り開いていく力がバレーボール選手には必要です。

バレーボール選手に向いていないのはどんな人?

バレーボール選手は、厳しい勝負の世界で生きています。

チーム内での競争や相手チームとの勝負が常につきまとう環境ですから、負けず嫌いで努力を継続できる人でなければ生き残ることはできません。

現在は企業チームも存在しているため、選手を引退しても社員として会社に残ることができる社員選手も存在しているものの、一方で、徐々にプロ契約を結ぶ選手が増えています。

Vリーグ全体がプロ化されれば、近い将来には全選手がプロ契約を結んでプレーすることになるかもしれません。

プロ選手は活躍ぶりによって1年ごとにチームと契約を結ぶことになりますから、安定志向の強い人にはあまり向いていない職業といえます。