ツアープランナーは不況をチャンスととらえることが出来るかどうかが大事

投稿者プロフィール

旅行会社のツアープランナー shimichiyoさん

30代後半 女性経験:15年10ヶ月 東京都

現職 / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.50
仕事内容
3.00
やりがい
2.50
働きやすさ
3.50
給料・年収
4.50
休日・待遇
4.50
成長・将来性
3.50
メッセージ

このコロナ禍で旅行業界全体が大きな転換期を迎えています。

対面での販売は実質ゼロとなりました。

多くの旅行会社では、路面店の閉鎖を余儀なくされています。

go to トラベルキャンペーンの需要は期待できる一方で、その後の営業方針に関しては多くの会社で暗中模索状態が続いている状況です。

そんな状況下を敬遠するのか、それとも「チャンス」と捉えるのかはあなた次第です。

旅行は「平和産業」ですので、コロナの影響が回復した将来、必ずまた旅行需要が復活します。

その時をビジネスチャンスと捉えて前向きな仕事が出来る人材を、旅行業界各社は求めています。

仕事内容

都内で従業員120人程度の旅行会社に勤務しています。勤続16年の課長職です。

業務内容としては社員の勤怠管理や新規ツアー作成等の、営業部門を担っています。

他にツアーに関わる仕入れ(バスや添乗員の手配)等も行っています。

なるには

私の時は就職氷河期でしたので数多く落ちましたが、縁があって今の会社でお世話になっております。

資格に関しては最低でも国内旅行業務取扱管理者を取得するべきでしょう。

その会社が海外旅行も扱っている場合は、総合旅行業務取扱管理者の資格も併せて必要です。

やりがい

自分の作ったツアーが売れるのがやはり、一番の達成感です。

入社時に上司から、「自分の好きな場所や食事を組み入れた商品が『良いツアー』ではなく、お客様から申し込みが多い商品が『良いツアー』だ」というアドバイスはつくづく身に沁みます。

今でも定期的に、消費者が何を求め、何に敏感なのかをアンテナを張って生活しています。

つらいこと

入社当初は、ひたすら現場に出て現地の情報を自分で覚える努力が必要です。

現地のことを知らなければツアーは作れませんし、担当する添乗員に対し指示も出せませんので。

私はこの「現地へ行く」という仕事を早く卒業したかったため、週末の度に一人でマイカーでツアーの下見に行っていました。

「上司に言われたから行く」のではなく、「自分から率先して行く」ことで、早くツアー企画が出来るようになってください。

向いてる人

言われたことを的確に丁寧に行う人ではなく、ゼロから自分で考えて仕事をすることが出来る人こそ、この仕事は向いていると思います。

ツアーは水物です。自分で「このツアーは最高だ」と思って売り出した商品でも、全く売れないことが日常茶飯事です。

ですので、常に消費者の目線に立って流行や世間の流れなどを敏感に把握しようとする人が向いていると思います。

志望理由

学生時代からバックパッカーをしていたため、「好きなことを仕事にしたい」と思い、必ず旅行業界で働こうと思っていました。

ですので旅行会社以外ではホテルや航空会社等も志望業界として挙がっていました。

実際に働いて感じることは、やはり、「好きこそものの上手なれ」です。

旅行というサービスを提供する以上、まず何より企画者がその商品を好きかどうか、思い入れがあるかどうかというのが重要になってくると肌で感じました。

働きやすさ

時期や仕事量に応じて、職場の雰囲気などはガラッと変わります。

閑散期は特に残業等はなく、提示で退社できますが、GWや年末年始などの繁忙期は終電近くまで残業をする日々です。

また、経験の浅い時期は土日は添乗業務に出ることもあるため、週末も働くという意識が必要です。

給料・年収

現在38歳、勤続16年弱で月収が約40万(手取り32万)円です。

他にボーナスも年2回(計3ヶ月程度)支給されるため、年収で言うと550万円弱となります。

昇給は年1回、平均して8,000円前後です。

ただしコロナ禍の現在ですので、今後のボーナスはあまり期待していません。

休日・待遇

基本土日は休みですが、繁忙期は人手が足りないため現地に行くこともあります。

また土日こそツアーが催行されているため、現地から緊急で電話がかかってきたりもします。

携帯電話に関しては正直、24時間365日手放すことが出来ません。

ですが閑散期には積極的に代休を取得する雰囲気もありますし、社会保険は一通り完備、出張手当も支給など、他社と比べても決して悪い休日・待遇システムではないと思っています。

就職・転職

旅行会社と言っても様々な規模がありますので、まずは志望する会社の売上高や業界での地位を参考にしてみて下さい。

併せてその旅行会社は「専門」なのか、「併用」なのかのチェックも重要です。

つまり後者に関しては、入社は出来たとしても、その人の資質によっては後日、旅行部ではなく貨物部や運輸部など、関連部署への異動も考えられるためです。

特に大手に関しては旅行会社と一口に言っても、イメージは「旅行の総合会社」というところも多いというのは念頭に入れておきましょう。

恋愛・結婚

旅行業界で働く場合、出会いとしては「ツアー担当者と添乗員」、あるいは「バス運転手とバスガイド」などが多いです。

同じ業界で働いた経験があるカップルでしたら、どちらか一方が退職したとしても話が通じやすく安心ですよね。

一方で、女性がストレスなく働くためには男性の手助けは必要不可欠となります。

やはり旅行はサービス業のため、24時間365日緊急の対応が入る可能性があるためです。

成長・将来性

旅行は平和産業であるとつくづく感じている毎日です。

旅行業界全体で言えば、今後は間違いなく、オンラインの時代がやってきます。

消費者はインターネットを利用して、より安く、より手軽な旅行を求めることでしょう。

一方で私たちのようなブランド力のない旅行会社は、安さでは大手に太刀打ちできないため、より一層のツアー内容の充実が求められます。

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