塾講師の「メッセージ」の経験談・口コミ
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なれるのであれば、塾講師よりも学校の教師になるべきです。
どれだけ、教育への志しが高いとしても学習塾は営利企業です。当たり前のことですが。
その為には生徒を集めなければなりません。では、生徒が、口コミだけで集まるのか?
もちろんNOです。ありとあらゆるイベントを休日に行い休み返上で働く必要があります。
労働時間外であっても保護から緊急の対応案件があれば、対応しなければなりません。
その対応が遅れて、塾を辞められてしまってはもともこうもないので。
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塾講師は基本的に文系の方が多いです。
文系大学を卒業すると、就職先のほとんどが営業職ということがあると思います。
私は、人見知りのため、営業職を避けたく、この仕事を選びましたが、教えることがメインではなく、夏期講習などの体験授業にきた子供達をどれだけ入塾させられるかが全てになります。
また、人事評価も子供の成績を上げても評価されることはなく、どれだけ入塾させられるか、どれだけ塾生を増やせるかで決まります。
それらの点を知っておかないと、ミスマッチが落ちて早めに退職を検討することが多いです。
現に私の職場の離職率もかなり高かったです。
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学習塾の講師は、学校の先生と比べて生徒一人ひとりをしっかりケアできるため、とてもやりがいがある仕事だと思います。
目の前の生徒が何で悩んでいて、どこでつまずいているのかを理解するためには、その子としっかり向き合う時間を確保しなければなりません。
時間を確保し、生徒と向き合うことで信頼関係構築にもつながります。
その結果、生徒自身も学習面だけでなく、人として成長しその成長を感じることができます。
子どもの成長した姿を見ることで、私自身ももっと頑張らないとと励まされ、仕事に対してのモチベーションアップにもつながりました。
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学習塾の講師として働いていますが、教えることに興味がなければまったくオススメしません。
お金を儲けたいというよりは、子供達に勉強を教えて育てていきたいということに興味がある人におすすめします。
また、なにかを人に教えることが難しいですが、できるようになったときの達成感がこの仕事のご褒美と考えて下さい。
教えることに興味がある人、勉強に困っている生徒をなんとか勉強ができるようになるまでがんばろうという気持ちのある人にオススメです。
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塾講師はやりがいがある仕事に見えるでしょうが、全ての職場がそうとは限りません。
塾長の方針に依拠することが多く、もしそりの合わない塾長に当たってしまったら、なかなかうまく行かないでしょう。
私は基本的に生徒の苦手を補填しつつ、得意なことに関しては学校の進度に関係なく、どんどん進めていき、余裕を作っておくことで、生徒が友人と遊んだり、家族との時間を過ごしたり、苦手教科の成績を入試においてカバーできるような授業をするべきだと考えています。
しかし、塾長は「学校より進めるな」「学校で習っていないことはやるな」というスタンスで、得意科目の時間に一瞬で解けるような問題をひたすら解かせるのが納得いきませんでした。
学生の皆さんは、可能な限り教育方針に共感できる塾長のいる塾を選んでください。
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日本では受験制度も教育のあり方も日々変化していますが、その中で様々な思いを持ちながら生活する多様な子供達の学習面・心理面をサポートをしながら、自分自身の成長もリアルに感じることができる仕事だと思います。
これまでの自分自身の経験が他者への貢献に直結する仕事だと思います。
毎年、目の前の一人一人を、それぞれの能力が発揮できて楽しく学べる環境に送り届ける経験をできることは、自分自身の視野を広げてくれますし、そうした経験は勉強を教える以外の仕事にも繋がっていく可能性を持っています。
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塾講師はすごく特殊な仕事です。
これほどまでに他人の人生に関われる仕事は他にないと思います。
日ごろの頑張りが報われて、成果が目に見えてあらわれたときは「やっててよかった」と満足感で満たされます。
逆に成果が発揮されなかった時は、すごく悔しくてしばらくは引きずってしまうこともあります。
でもそこまで全力をささげられるって素晴らしいことだと思うんです。
大人になっても一生懸命に物事に取り組みたいみなさん、教育を盛り上げていきましょう。