入国審査官の勤務時間・休日・仕事は激務?
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入国審査官の勤務時間
入国審査官は「国家公務員」であるため、その勤務時間は「1日に7時間45分」が定時間と定められています。
ただし、空港勤務などのようにシフト勤務の場合には、1日あたりの勤務時間ではなく「1週間あたりで38時間45分」と、ある程度の期間のくくりで定められています。
入国審査官の仕事は激務ではありますが、他の国家公務員と公平になるように、業務スケジュールは調整されています。
むしろ「福利厚生が充実している」「国家公務員という立場上、就労が安定しているという安心感がある」といった点を考慮すれば、スキルにも左右されますが働きやすい職場環境であるともいえます。
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入国審査官の休日
空港などではシフト制で休日が決まる
入国審査官のうち、空港や港などの職場で働く場合の業務スケジュールは、シフトによって決まります。
つまり、休日もシフト表によって決定されるため、決まった曜日が休日にならない可能性もあるようです。
入国審査官の休日の決まり
入国審査官の休日は、国家公務員として週休2日制度となっています。
シフト勤務体制をとっている職場の場合には必ずしも土日や祝日が休日となるわけではなく、「4週間につき週休日が8日」と定められています。
また、年次休暇は20日、特別休暇として夏季休暇が3日、結婚休暇として5日などの各種休暇は、他の公務員と同じように取得することができます。
福利厚生制度も充実しているため、私生活を充実・優先させることはさほど難しくないかもしれません。
入国審査官の残業時間
入国審査官は国家公務員の一種ですが、職場によっては残業を行うこともあります。
特に、利用者数の多い空港に勤務する場合や、旅行シーズンなどの繁忙期になると、残業が必要になるケースが多くなるようです。
また、外国人観光客数の増加を見込んでいる現在の流れから考えると、入国審査官の人数や入国審査の流れが変わるような出来事がない限り、残業のリスクも増加すると考えられます。
ただし、期間内の労働時間は厳しく規定されていますので、残業した分は他の日に十分に休めるでしょう。
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入国審査官に夜勤はある?
入国審査官の仕事には、夜勤や早朝勤務などの働き方も必要とするケースがあります。
夜間や早朝に飛行機が発着する大きな空港であれば特にその可能性は高く、前日の午前中に出勤して仮眠をとり、翌日の午前中まで勤務するという業務スケジュールになることもあります。
逆に言えば、夜勤をすることを前提としている職場であれば、仮眠スペースなどの設備や体制はしっかりとしているでしょう。
また、勤務時間は期間内で固定的であるため、勤務時間が大幅に引き延ばされるという心配のない点は、国家公務員の大きなメリットであるといえます。
入国審査官は忙しい? 激務?
高度な専門スキルが求められる
入国審査官の仕事は、高度な専門スキルや知識が求められる仕事でもあります。
高度な語学力や国際感覚、コミュニケーション能力や入国管理に関するさまざまな法律の専門知識などを駆使して、入国審査の仕事をスムーズにこなしていくことになります。
これらのスキルは研修でも習得できますが、採用までの学生生活の中はもちろん、仕事をしていく中でも常にこれらのスキルを高めていくことを意識していかなければなりません。
精神的なストレスも考慮しなければならない
残業や夜勤などもありえる入国審査官の仕事は身体的にしんどいイメージが先行しがちですが、精神的なストレスの溜まりやすい仕事でもあります。
審査対象者の中には非協力的な人や、国際的な背景からコミュニケーションの難しい人もいます。
必ずしも、高度な知識とコミュニケーションスキルがあればスムーズに仕事を進められるわけではなく、場合によっては相手から暴力や暴言を振るわれるケースもあり得ます。
入国審査官の休日の過ごし方
シフト制では休日が安定しない
入国審査官は、空港や港での勤務においてはシフト制で仕事のスケジュールが決定されます。
一般的な企業務めのように「土日が休日」「毎週〇曜日が定休日」といった休日の決まり方ではなく、決められたシフト表に従って業務スケジュールおよび休日が決まります。
プライベートの充実
激務だからこそ、休日はリラックスできるよう工夫をしているようです。
例えば「休日には映画に行く」とか「家族でのんびり過ごす」といった、プライベートの充実方法は人によってさまざまですが、疲れやストレスを貯めないためにも、上手にオンとオフを切り替えることも、入国審査官として必要なスキルといえるでしょう。