入国警備官のつらいこと・大変なこと・苦労
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入国警備官のつらいこと・大変なこと
外国人を相手にする苦労
入国警備官が相手にするのは外国人です。
どんな仕事であれ「人を相手にする仕事」には苦労する面がありますが、入国警備官はそれに加えて言語や文化等の壁も出てくるため、スムーズにコミュニケーションが取れないこともあります。
不法在留や不法就労をする外国人は、みな国籍も違えば、年代も小さな子どもからお年寄りまでさまざまです。
このような人々と接しながら、調査や摘発を進めていくことは想像以上に大変といえるでしょう。
不規則な勤務時間
入国警備官の業務は各担当によっても大きく変わりますが、必ずしも定時で仕事を終えられるとは限りません。
外国人違反者に関する突発的な業務も多く、案件が重なれば遅くまで残業をすることもあります。
さらに、収容施設で警備をおこなう場合などは24時間体制の交代制勤務で対応する必要があり、昼夜逆転の生活をしなければならないこともあります。
どんな勤務スタイルになるかは配属された職場にもよりますが、入国警備官は数年ごとに異動もあるため、新たな環境に慣れるまでは苦労することも多いでしょう。
泊まり込みになることも
入国警備官の労働時間は「1日7時間45分」と決まっていますが、限られた人数で案件を確実にこなさなければならないため、職場によってはどうしても残業が多くなりがちです。
日付が変わる頃まで帰れない日々が続くことや、あまりに忙しいと泊まり込みになるケースもあります。
また、違反調査や摘発は早朝や深夜におこなうこともあるため、体力的にキツイと感じる場面もあるでしょう。
基本的には週休二日制となっていますが、必要に応じて休日出勤することもあります。
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入国警備官の悩み
入国警備官は体を張って違反者に立ち向かわなければならない場面もあるため、逮捕術やけん銃の扱い方も訓練する必要があります。
すべてが体を張る仕事ではありませんが、いざという時のために、日ごろからしっかりと訓練を重ねておかなければなりません。
また、外国人と接するうえで語学力も必要となるため、休日の時間などを使って自分で勉強する必要もあります。
やりがいの大きな職業である分、強い向上心と成長意欲が求められる仕事であり、そこに大変さを感じてしまう人も多いようです。
入国警備官を辞める理由で多いものは?
入国警備官は緊張感や責任感から心に負荷がかかる場面も多く、うまくリフレッシュができなければ大きなストレスを抱えてしまうことになります。
言語も文化も違う外国人を相手にするため、彼らとコミュニケーションをとるだけでも多少のストレスを感じます。
さらに、「摘発」や「収容」などのプレッシャーのかかる業務に携わるとなれば、なおさら精神力を要することになるでしょう。
違反者は一人でも多く見つけなければなりませんが、案件が重なれば重なるほど仕事量も増え、忙しさに見舞われることになります。
最終的にそのプレッシャーや厳しさに耐えきれず、入国警備官を辞めてしまう人も少なくありません。