入国警備官のやりがい・楽しさ・魅力
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入国警備官のやりがい・楽しさ
国際的な問題に直接携われる仕事
入国警備官は不法に入国している外国人を調査・摘発することがメインの仕事となりますが、不法滞在している外国人にはさまざまな事情を抱えた人たちがいます。
たとえば、「祖国に帰るのは危険」「生活のために日本で稼がなければならない」など、違法とはわかっていながらも、不法滞在せざるを得ない状況にいる外国人も非常に多いのです。
こういった特別な事情を抱えた外国人と向き合うことが入国警備官の仕事であり、一般企業では関わることのないような大きなテーマに触れ合うことも多いでしょう。
とくに最近では不法入国の問題に限らず、訪日観光客や外国人労働者も年々増加している状況です。
私たちが普段の生活のなかで外国人と接する機会が多くなっている現代において、入国警備官の重要性はますます高まっていると考えられます。
少数精鋭の専門的な仕事
このように重要な役割を担う入国警備官ですが、その数は全国で約1,450人程度とそれほど多くありません。
それだけに、強い使命感と誇りを持って働くことができるでしょう。
「危険と隣り合わせ」という覚悟も必要であり、専門的な法律知識や高い語学力、違反者を捕えるための体力など幅広いスキルが必要になる仕事ですが、その分やりがいは充分です。
「仕事のなかで高いハードルを乗り越えていきたい」と考える人にこそ、入国警備官はピッタリの仕事です。
違反者を無事に送還できたときの達成感
入国警備官はそれぞれが分担して各業務に当たっていますが、一連の業務の集大成ともいえるのは「送還」です。
調査を進め、摘発した違反者を母国などに無事送り還すことができたときは、何ともいえない安堵感が生まれます。
違反者の逃亡や抵抗など一筋縄ではいかないケースもありますが、苦労した分だけ大きなやりがいを感じることができます。
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入国警備官の魅力
さまざまな業務が経験できる
入国警備官は数年ごとに各職場を異動するのが一般的であるため、一つだけではなく幅広くさまざまな仕事を経験することができます。
職場ごとに学ぶべきことがあったり新たな仲間との出会いもあったりと、充実した日々を過ごすことができるでしょう。
また、キャリアに応じて「中等科研修や「語学委託研修」が実施されるほか、他省庁との人事交流もあり、外務省への出向では海外で勤務できる可能性もあります。
見聞を広め、幅広く知識とスキルを身につけていくことができる仕事です。
充実した福利厚生面
入国警備官は国家公務員の立場で働く職業であり、福利厚生面は充実しているといえるでしょう。
全国に公務員宿舎が整備されており、希望すればそちらに住むことも可能であり、民間の住宅に住む場合であれば住居手当が支給されます。
また、入国警備官は危険をともなう場面も多い業務であることから、一般の国家公務員よりも高い水準の俸給が支給されています。
そのほか、年次休暇も比較的取得しやすいなど、働きやすい環境の下で業務に取り組むことが可能です。