介護事務に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

介護事務に向いている性格・適性

デスクワークが好き

介護事務の仕事のほとんどは、書類作成や事務処理などのデスクワークとなります。

そのため、机に向かっている時間が長くなっても不快に感じないことや、さまざまな書類を読んだり書いたりすることも苦にならないことは、この仕事を続けるうえで重要なポイントとなります。

計算が得意

介護事務は、介護報酬の計算を中心に、会計、帳簿作成、職員の給与計算など、数字に触れる機会も多くあります。

もちろん、現代はパソコンを使っての自動計算が中心となるため、手と頭を使って細かな計算をする必要はほとんどありません。

しかし、数字を入力したり、計算式を見て理解したりといったことは日常的に行わなくてはならないため、「数字を見るのも嫌だ」という人ではこの仕事を続けるのは難しいでしょう。

事業所によっては、膨大な請求資料を次々にこなしていかなくてはなりません。

数学がものすごく得意である必要はなくても、計算がある程度できる人のほうが向いているといえるでしょう。

介護業界そのものに興味がある

介護事務は、ときにケアマネジャーや介護職員など、現場で働くスタッフの簡単なお手伝いをすることもあります。

介護の仕事は人と人が接し合うものです。

「事務は好きだけれど、介護にはまったく興味がない」というような人よりは、介護の重要性や必要性を感じて、他人に対して思いやりを持ち、誠実に接することができる人が望ましいです。

もちろん、あくまでも事務としての役割ですから、実際に介護をするための深い専門知識や技能を持っている必要はありません。

しかし、介護サービス利用者の方々やご家族と接する機会は多くありますし、介護業界に携わる一員としての誇り、やりがい、責任感などを持つことは必要です。

介護事務になるには

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介護事務に必要なスキル・能力

集中力

介護報酬の請求書作成などでは間違いがあってはいけないため、非常に集中力を要します。

一度ミスをしてしまえば、さまざまなところに迷惑をかけてしまうだけでなく、施設の信用問題や、利用者さんとの信頼関係も揺らいでしまいます。

正確に、確実に物事を進めていきたい人や、地味な仕事にも粘り強く取り組める人に向いている仕事だといえるでしょう。

スケジュールを管理する力

介護報酬に関する書類は月末締めで翌月10日までに自治体に提出する必要があります。

これは全国共通のものであり、書類の提出期限が守れない場合、経営に支障をきたしてしまう場合があります。

日々こつこつと作業し、締切に間に合わせられるようスケジュールを管理し、計画的に仕事ができることが求められます。

介護事務に向いていないのはどんな人?

事務というと机に向かって淡々とデスクワークをするイメージがありますが、介護事務の場合は受付や会計業務を行うことも少なくありません。

自治体の担当者、医療機関や保健所職員、そして施設の利用者やその家族などさまざまな年代や立場の人と接することが多いため、コミュニケーション能力も求められる仕事です。

人と積極的にコミュニケーションをとるのが好きではなく、ただ黙々と仕事がしたいという人には、介護事務は向いていないかもしれません。