介護事務の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
介護事務を目指すきっかけで多いものは?
介護事務の志望動機は人によって異なりますが、大きく分けると「事務経験がある人」と「事務経験がない人」で違いがみられます。
事務の仕事は、介護事務のほかにも、一般事務、医療事務、学校事務など、さまざまな業界で活躍している人がいます。
こうした過去の事務経験を生かして次は介護の世界で事務をやってみたいという場合、それまでの実務経験を生かし、アピール材料とする志望動機が多いようです。
一方、事務経験がない人、あるいは初めて社会に出て仕事に就くといった人の場合、当然、実務経験をアピールすることはできません。
そのため、介護事務に興味を持ったきっかけから、どのように頑張っていきたいかというやる気を伝えることがメインとなります。
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介護事務の志望動機の考え方
介護事務の場合、「事務」という仕事に対する熱意に加えて、「社会福祉」や「介護」に関する興味関心があることも志望動機を通じて伝えなくてはなりません。
超高齢社会の訪れとともに、介護サービスはさらに需要が増していくでしょう。
そのような時代の中で、自分は仕事として何がしたいのか、なぜこの世界を志したのかを明確にしておく必要があります。
介護職ではなくても、直接利用者の方々と接することがある以上、しっかりとその点についても話せるようにしておくことが大切です。
介護事務の志望動機の例文×3
介護業界への関心を盛り込んだ志望動機
「私はもともと介護業界に関心があり、地域の高齢者の方々の役に立つ仕事がしたいと考えていました。
介護職員やホームヘルパーなどの仕事も考えましたが、私は高校で情報に関する勉強をしており、自分の強みである事務処理を生かせる介護事務の仕事に関心を持ちました。
幅広い仕事をこなしながら、高齢者の役に立てる介護事務になりたいと思っています。」
施設を志望した理由を盛り込んだ志望動機
「私がこの施設を志望した理由は、規模が大きく利用者の数も多いからです。
地域の中でもとくに利用者が多く、職員の数も多いこの施設なら介護事務としてだけではなく、幅広い仕事を覚えられると思いました。
早く一人前となり、利用者の方々に貢献できるよう頑張ります。」
実体験を盛り込んだ志望動機
「私の祖母が高齢者施設を利用しており、一度介護事務の担当者と話す機会がありました。
介護報酬についてまったく無知な私たち家族に、懇切丁寧に対応してくださったことが印象に残っており、この仕事を志望するようになりました。
介護事務に関する資格を取得することを目指し、さらに知識を身に付けて、利用者さんから信頼されるように頑張りたいです。」
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介護事務の面接で聞かれること・注意点
介護事務の採用試験では、ほぼ確実に面接が行われます。
実際には介護事務としての求人はあまり多くなく、介護福祉士やヘルパーといった別職種との兼任をすることが多いですが、いずれにせよ面接は重視されると考えておいたほうがよいでしょう。
介護施設では、大勢の利用者や、そのご家族と接することになります。
人と人とのコミュニケーションで成り立っている世界ですから、「この人になら安心して仕事を任せられる」と思ってもらえなければ、どれだけ成績が良くても採用は難しいでしょう。
自ら介護にも携わるのであれば、なおさら人柄は重視されます。
面接というと緊張する人もいるかもしれませんが、介護事務の面接では、そう難しいことは普通聞かれません。
志望動機や実務経験の有無、勤務条件に関する確認などが主な内容で、これは熱意や責任感があることを伝えるチャンスの場でもあります。
介護業界では誠実な人が好まれるため、変に自分をとりつくろうとせず、素直に明るく話すことが大切です。
介護事務の自己PRのポイント
介護事務の場合、「どのように貢献していくのか」を伝えることが重要になります。
もともと事務経験のある人であれば経験をアピールできますが、ない場合は熱意や集中力、粘り強さなどをアピールするとよいでしょう。
介護事務の履歴書で気をつけるべきことは?
介護業界はたとえ事務職でも現場を手伝うことがあるため、こうした仕事に対しても理解を示しておく必要があります。
また、家族の介護経験があったり、ホームヘルパーなど介護系の資格があったりする場合は、必ず記載しアピールにつなげましょう。