販売員の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

販売員の業務スケジュール

シフト制での勤務

販売員の働くお店はジャンルも営業時間もさまざまですが、営業時間が長いところでは基本的にシフト制がとられ、スタッフが交代で勤務します。

多くの店舗では、営業時間の前後には店の掃除や雑務をこなすため、前後1時間ほどが勤務時間として含まれます。

接客しながらさまざまな作業をこなす

販売員の主な仕事は接客ですが、それ以外にも、開店や閉店の準備、商品の整理や品出し、レジ打ちなどさまざまな業務があります。

他にもスタッフがいる場合は手分けをして作業することができますが、休憩などで販売員が一人しかいない場合は、すべてを自分だけでこなさなくてはなりません。

とくに夕方から夜間にかけては、仕事帰りのお客さまが増えるため接客に時間をとられることも少なくありません。

そのため、土日などを含め忙しい時間帯にはアルバイトやパートを雇うこともあり、指導をしたり、仕事を分担したりしながら業務を進めていきます。

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家電量販店で働く販売員のある1日

9:30 出勤
開店の30分前には出勤し、制服に着替えます。
9:45 朝礼
早番スタッフで朝礼を行い、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの声出しをします。
10:00 開店
朝一番でいらっしゃるお客さまには「おはようございます」と元気に挨拶し、ドアを開けてお出迎えをします。
10:30 品出し
品出しなどの作業は、お客さまが比較的少ない午前中にすることが多いです。

接客の合間を見ながら、届いた商品を店頭に並べ、売り場を見やすいように整えます。

12:00 接客
お客さまからは、商品が置いてある場所や商品の機能の特徴など、さまざまな質問が飛んできます。

不明点はすぐ確認し、ていねいな対応を心がけます。

13:30 休憩
14:30 レジ打ち
お客さまが増えてきたため、レジを一つ開放して入ります。

お客さまをお待たせしないように常にフロアの様子には気を遣います。

16:00 ディスプレイ変更
上司から、より強く販売していきたい商品について指示が入ったため、その商品が目立つようにディスプレイを変更します。
17:30 アルバイトに仕事を教える
最近入ってきた新人アルバイトさんに、仕事の流れを説明しながら指導・フォローします。
19:00 退勤
遅番スタッフに連絡事項や業務を引き継いで勤務終了です。

アパレルショップで働く販売員のある1日

10:00 起床
遅番のためゆったりと起床します。
11:30 出勤
身だしなみを整えて、お客さまの前に立つ準備をします。
12:00 勤務開始
早番スタッフから連絡事項を聞き、簡単なミーティングで当日の売上目標などを確認します。
13:00 接客
お客さまが来店されたら元気に挨拶し、積極的に声をかけます。
14:00 入荷商品の検品
平日の日中はお客さまも少ないため、商品管理や店内のディスプレイを整えるなどの作業を進めます。
16:00 休憩
17:00 接客
夕方以降は、学校帰りの学生さんなどで徐々に店が混みあうため、フロアの様子をよく見ながら接客していきます。
18:30 店内を軽く清掃
接客をしながら、店内のゴミを拾ったり、汚れが目立つところがあれば清掃したりします。
20:00 閉店
お客さまが全員帰られたらレジを締め、清掃を行って勤務は終了です。

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販売員の勤務時間・休日

販売員の勤務時間

販売員の勤務時間は、基本的に勤務先となる店舗の営業時間によって変わります。

一般的なサラリーマンであれば、「9:00~17:00」など各企業が定める就業時間に沿って働き、1日の労働時間は8時間程度です。

多くの店舗では、営業時間の前後には店の掃除や雑務をこなすため、前後30分から1時間ほどが勤務時間として含まれます。

店舗勤務の販売員の場合、朝10時に開店し夜23時に閉店するなど、長時間にわたって営業する店で働くこともあります。

その場合、複数の販売員によって「早番」「遅番」といった交代勤務を行うことが一般的です。

日によって異なる勤務時間で働くことも多いため、どうしても生活は不規則になりがちです。

販売員の休日

販売員が働く店舗では年中無休としているところもあれば、定休日が設けられているところもあります。

定休日がある店は、販売員もその日に合わせて休むことになりますが、年中無休の店では販売員が交代で休みを取ります。

ある程度、曜日が固定されることもありますし、1ヵ月ごとなどに休みが決まることもあり、店舗や企業によって方針は異なるでしょう。

また、多くの店舗で土曜日や日曜日は最もお客さまが多く訪れる曜日であるため、販売員はあまり休めないのが実情です。

休日の数は「週休2日」が一般的ですが、必ずしも連休が取れるとは限らず、一週間のうち平日が2日休みになるケースも珍しくありません。

販売員の残業時間

たいていの店では営業時間が決まっているため、長時間にわたって残業をすることはあまり多くありません。

しかし、開店前には店内の掃除やレジ金準備などの開店作業、閉店後にはレジ締めや後片付け、清掃などの閉店作業があるため、実際の勤務時間よりも30分から1時間程度は長く働きます。

また、棚卸やセール準備、商品入れ替えなど店舗内での大がかりな作業が必要なときは、閉店後の時間に残業をして対応することもあります。

販売員は忙しい? 激務?

ゴールデンウィークや年末年始など世間一般の人たちが休みになる時期は、販売員は多忙になります。

とくに販売員の一番の繁忙期は年末年始で、クリスマス商戦などでにぎわう12月から年始にかけては一年でいちばん忙しい時期ともいえます。

定期的な固定休は取れるとしても、冬休みを取ることは厳しく、お正月休みはない場合も少なくありません。

ただしその分、繁忙期を過ぎれば有給休暇を使って連休を取ったり、時期をずらして夏休みを取ったりすることもできます。

販売員の休日の過ごし方

販売員は、休日は家でゆったり身体を休めたり、趣味に打ち込んだりとリラックスして過ごす人が大半です。

販売員の休日は平日が多く、世間の休日から外れているため、土日や連休に比べると人が少なく、買い物や旅行も快適にできると好意的にとらえる人も多いです。

販売員の多くは自身も買い物が好きであり、他店舗を視察しに行ったり、新商品をチェックしたりと、趣味と実益を兼ねている人もいます。

仕事とプライベートの境目なく、日々を楽しめる人も多いでしょう。