販売員の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
販売員の業務スケジュール
シフト制での勤務
販売員の働くお店はジャンルも営業時間もさまざまですが、営業時間が長いところでは基本的にシフト制がとられ、スタッフが交代で勤務します。
多くの店舗では、営業時間の前後には店の掃除や雑務をこなすため、前後1時間ほどが勤務時間として含まれます。
接客しながらさまざまな作業をこなす
販売員の主な仕事は接客ですが、それ以外にも、開店や閉店の準備、商品の整理や品出し、レジ打ちなどさまざまな業務があります。
他にもスタッフがいる場合は手分けをして作業することができますが、休憩などで販売員が一人しかいない場合は、すべてを自分だけでこなさなくてはなりません。
とくに夕方から夜間にかけては、仕事帰りのお客さまが増えるため接客に時間をとられることも少なくありません。
そのため、土日などを含め忙しい時間帯にはアルバイトやパートを雇うこともあり、指導をしたり、仕事を分担したりしながら業務を進めていきます。
20代で正社員への就職・転職
家電量販店で働く販売員のある1日
アパレルショップで働く販売員のある1日
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販売員の勤務時間・休日
販売員の勤務時間
販売員の勤務時間は、基本的に勤務先となる店舗の営業時間によって変わります。
一般的なサラリーマンであれば、「9:00~17:00」など各企業が定める就業時間に沿って働き、1日の労働時間は8時間程度です。
多くの店舗では、営業時間の前後には店の掃除や雑務をこなすため、前後30分から1時間ほどが勤務時間として含まれます。
店舗勤務の販売員の場合、朝10時に開店し夜23時に閉店するなど、長時間にわたって営業する店で働くこともあります。
その場合、複数の販売員によって「早番」「遅番」といった交代勤務を行うことが一般的です。
日によって異なる勤務時間で働くことも多いため、どうしても生活は不規則になりがちです。
販売員の休日
販売員が働く店舗では年中無休としているところもあれば、定休日が設けられているところもあります。
定休日がある店は、販売員もその日に合わせて休むことになりますが、年中無休の店では販売員が交代で休みを取ります。
ある程度、曜日が固定されることもありますし、1ヵ月ごとなどに休みが決まることもあり、店舗や企業によって方針は異なるでしょう。
また、多くの店舗で土曜日や日曜日は最もお客さまが多く訪れる曜日であるため、販売員はあまり休めないのが実情です。
休日の数は「週休2日」が一般的ですが、必ずしも連休が取れるとは限らず、一週間のうち平日が2日休みになるケースも珍しくありません。
販売員の残業時間
たいていの店では営業時間が決まっているため、長時間にわたって残業をすることはあまり多くありません。
しかし、開店前には店内の掃除やレジ金準備などの開店作業、閉店後にはレジ締めや後片付け、清掃などの閉店作業があるため、実際の勤務時間よりも30分から1時間程度は長く働きます。
また、棚卸やセール準備、商品入れ替えなど店舗内での大がかりな作業が必要なときは、閉店後の時間に残業をして対応することもあります。
販売員は忙しい? 激務?
ゴールデンウィークや年末年始など世間一般の人たちが休みになる時期は、販売員は多忙になります。
とくに販売員の一番の繁忙期は年末年始で、クリスマス商戦などでにぎわう12月から年始にかけては一年でいちばん忙しい時期ともいえます。
定期的な固定休は取れるとしても、冬休みを取ることは厳しく、お正月休みはない場合も少なくありません。
ただしその分、繁忙期を過ぎれば有給休暇を使って連休を取ったり、時期をずらして夏休みを取ったりすることもできます。
販売員の休日の過ごし方
販売員は、休日は家でゆったり身体を休めたり、趣味に打ち込んだりとリラックスして過ごす人が大半です。
販売員の休日は平日が多く、世間の休日から外れているため、土日や連休に比べると人が少なく、買い物や旅行も快適にできると好意的にとらえる人も多いです。
販売員の多くは自身も買い物が好きであり、他店舗を視察しに行ったり、新商品をチェックしたりと、趣味と実益を兼ねている人もいます。
仕事とプライベートの境目なく、日々を楽しめる人も多いでしょう。