アウトドアに関連する仕事の種類(10選)

近年、老若男女問わず、アウトドアに興味を持つ人が増えているようです。

世界的に環境保護に関する取り組みが活発化しているなか、自然の魅力にとりつかれ、アウトドアに関する仕事がしたいと考える人も、この先ますます増えることが予想されます。

自然はとても美しく雄大である反面、目に見えない危険もたくさん潜んでいます。

そんな自然を相手にする職業には、いったいどのようなものがあるのでしょうか。

その一部を紹介します。





森林インストラクター

森林インストラクターは、森林や林業に対する専門知識を持ち、人々に対してそれらの魅力や正しい知識を伝える人のことをいいます。

同時に、「森の案内人」として森林での野外活動の楽しみ方を教え、体験学習の講師としても活躍します。

この仕事には資格認定制度があり、合格者は環境保護団体や自治体から依頼を受けて自然観察会やボランティア活動に参加したり、都道府県の森林インストラクター会に入会し、森林イベントなどで活躍したりしています。
森林インストラクターの仕事紹介ページ

ネイチャーガイド

ネイチャーガイドは、全国各地の自然探索ツアーに同行し、草木などの解説や、自然との付き合い方などを人々に伝える仕事です。

自然保護団体のスタッフとして活動したり、旅行会社のガイドとして活躍するほかボランティアで活躍する人もいます。

自然環境の維持と保護が強く訴えられているなか徐々に需要が高まっており、ガイドの資格制度や認定制度も登場し始めています。

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登山ガイド

登山ガイドは、登山客が安全に山登りを楽しめるよう、山の案内人として活躍する人のことをいいます。

天候・ルートなどの情報収集、下見などをはじめ、ガイド当日はお客さまをリードしながら自然の魅力と雄大さを伝えていきます。

ガイド中は、お客さまが体調を崩していないか、天気の急変がなさそうかなど、あらゆる面に気を配る必要があります。

登山ブームにより女性客が増えているなか、同じ目線でガイドできる女性のさらなる活躍も期待されています。

自然体験活動指導者

自然体験活動指導者とは、自然体験について専門的な知識と技術を持ち、自然体験活動の普及と振興に貢献する人のことをいいます。

この職業に就くためには、「自然体験活動推進協議会」が規定する指導者養成カリキュラムで学ぶ必要があります。

自然の中でキャンプやトレッキング、バードウォッチング、ネイチャーゲームといった活動を行ったり、土地の伝統文化や食文化に触れたりしながら、主に青少年に向けて自然の素晴らしさを伝えながら、子どもたちの豊かな心を育む役割を担います。

キャンプ場スタッフ

キャンプ場スタッフは、キャンプ場に来たお客さまに対し、さまざまなサポートをする仕事です。

キャンプ場の利用方法の説明、バーベキュー道具をはじめとするレンタル品の貸し出し、掃除や片付けのほか、キャンプ初心者の方にテントの組み立て方を教えたり、一緒に作業をすることもあります。

自然が好きであることはもちろん、子どもから大人まで幅広い年代のお客さまと接するため、明るく元気で会話好きな人に向いている仕事です。

山小屋スタッフ

山小屋スタッフは、山小屋に来たお客さまに対して、食事作りや提供、掃除、片付け、宿泊の受付などを行う仕事です。

ホテルのスタッフとも似た仕事ですが、山という環境は不便さもあるため、そのなかで最大限お客さまに心地よく過ごしてもらうため、さまざまな工夫をしていなくてはなりません。

基本的に一定期間、住み込んで働くことになり、山小屋の簡単な補修や水道管の工事なども自ら行うことがあります。

アウトドアショップスタッフ

アウトドアショップスタッフは、社員またはパートやアルバイトとしてアウトドアショップに勤務し、来店したお客さまへの接客や販売を行う仕事です。

自らもアウトドア好きな人が働くことが多く、お客さまとの会話の中からニーズを引き出して、適切なアドバイスをすることも大事な役割です。

また、お客さまが買い物しやすいための売り場作りや、魅力的な商品の仕入れ、在庫管理まで広く担当することもあります。

登山家

登山家は、登山やクライミング、山スキーなどのプロフェッショナルであり、それらを生活の中心として生きている人のことをいいます。

登山すること自体でお金を稼ぐことは基本的になく、日本の登山家のほとんどは、スポーツショップの経営や登山ガイド、クライミングスクールの講師、また登山に関する書籍の執筆や講演活動など、アウトドアに関連する別の仕事をして生計を立てています。
登山家の仕事紹介ページ

山岳カメラマン

山岳カメラマンは、自ら山に登って山岳写真を撮影するプロフェッショナルのことをいいます。

カメラマンのなかでも「山」という危険を伴う場所に出かけるため、山に関して熟知していることと、強靭な体力や精神力が求められます。

フリーランスで活動している人もいれば、テレビ局出版社などに勤務して仕事をしている人もいます。

カメラ撮影の技術に加え、登山家としての能力も必要とされるため、簡単にできる仕事ではありません。
カメラマンの仕事紹介ページ

山岳警備隊員

山岳警備隊員は、日本全国の山岳地帯において、事故を防ぐための普及活動に勤しんだり、遭難事故が発生した場合の救助活動を行う警察官のことをいいます。

山岳警備隊は、長野県や富山県など、日本でも有数の山岳地帯がある地域にのみ設置されており、適性を認められた人が精鋭部隊として活躍します。

遭難現場での救助活動という過酷な状況に耐えうるためにも、普段から厳しいトレーニングを積み重ね、強靭な体力と精神力を身に付けておく必要があります。

この記事のまとめ

このように見ていくと、アウトドアに関連する職業は、アウトドアを楽しもうとする人にその楽しさを伝えて、さまざまなサポートをする仕事が中心であることがわかります。

一方、山岳警備隊員のように、特別な技能や知識を持った人は、自然の中で危険にさらされた人を救助する役割も担うことができます。

アウトドアに関する職業は、これらの他にもたくさんあります。興味を持った人は、ぜひ調べてみてください。

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