企業研究のポイント
調べ方や見るべきポイントを知っておくことで、企業研究の効率は確実にアップするはずです。企業研究のポイントを確認していきましょう。
企業研究の基本は企業ホームページ
企業のことを調べよう!と考えたとき、多くの人がまず考えるのは企業のホームページを見ることでしょう。
ホームページのうち「会社概要」や「事業内容」といったページを見ると、企業の沿革、商品・サービスの内容、従業員数や売上高といった情報を知ることができます。
企業研究で注目すべき項目で使われている用語に慣れていくことも重要です。
たとえば、会社の始まりを調べていくと「創業」と「設立」といった言葉を見かけることがあります。
「創業」は事業を始めたとき、「設立」は会社として登記したときのことを指します。
はじめは小規模の事業から開始し、のちに会社組織にしたケースでは、創業のあとに設立となっていることがあります。
こうしたビジネス用語については、数を多く見ていくことで慣れていきますので、まずは企業ホームページをたくさん見ていきましょう。
経営者の考えを知るにはSNSも有効
企業の社長や役員の考え方は、経営に大きな影響を与えていることも少なくありません。
経営陣の考えを知ることで、企業ホームページに書かれている経営理念を支える経営哲学をより深く知ることにもつながるのです。
FacebookやTwitterなどのSNSで経営者のアカウントをフォローすると、その方の考え方やビジネスに対するこだわりが垣間見えることがあります。
社長や役員の考え方が自分には全く合わない会社に入社すると、入社後はいっそう考え方の食い違いが気になってしまい、ストレスを抱えたり仕事で十分な力を発揮できなかったりする原因となることもあります。
このように経営者の考え方を知るには、企業ホームページだけでなくSNSも有効活用すると、より臨場感のある情報を得られる可能性が高くなります。
20代で正社員への就職・転職
企業の現状と将来性の両方に注目しよう
企業研究をしている中で陥りがちなミスとして、企業の「今」の規模や売上に目を奪われてしまうパターンが挙げられます。
しかし、社会人としてのキャリアは入社後長く続いていきますので、入社したとき調子の良い会社でも、数年後に経営が傾くようでは困ってしまいます。
そこで、企業研究では企業の「今」の姿だけでなく、その会社の過去や将来性についても注意深くリサーチするようにしましょう。
たとえば、売上高が100億円のA社とB社があったとします。どちらも売上高がほぼ同じであれば、ビジネスの規模としては同等に見えるかもしれません。
ところが、有価証券報告書を確認すると、A社は数年前に従業員数を大幅に減らしたことが分かりました。つまり、リストラを行った形跡があるというわけです。
今後、経営が悪化すれば再びリストラに踏み切る可能性もないとは言えません。
これに対して、B社の従業員数はじわじわと増えており、社員の定着度も高いことが予測されます。
このように比べてみると、同じ売上規模の2社でもあってもB社のほうが安定経営を続けているはずである、と分析することができるのです。
競合他社との比較は必ずしておこう
企業ホームページには、その会社の強みやアピールポイントが書かれています。
就活中の学生だけでなく、企業にとっての顧客なども企業ホームページを見ますので、自社の良いところを中心に紹介しているわけです。
そこで、エントリーする予定がある・ないに関わらず、志望する企業の競合他社のホームページは必ずチェックしておきましょう。
同じような商品やサービスを提供している企業であっても、アピールしているポイントが他社とは異なっていたり、他社よりも優れていると自負しているところがあったりします。
志望する企業の強みをきちんと把握しておくと、面接の志望動機を考える際にとても役に立ちます。
自社の強みを正確に理解し、さらに伸ばしてくれるような人材に入社してもらいたいと、多くの企業が考えているからです。
この記事のまとめ
企業研究では、たしかな情報源をいくつか持っておくことが大変重要になります。同時に、入手した膨大な情報のうちどれが重要なのかを判断し、整理していく必要があります。
注目すべきポイントを絞って企業研究を行うことで、効率的にリサーチを進めることができ、結果的により多くの企業を調べることができる効果も期待できます。
できるだけ早い段階で企業研究のコツをつかみ、就職活動に弾みをつけましょう。
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