カジノディーラーの仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
カジノディーラーの仕事とは
カジノディーラーとは、カジノにおける接客役として、場を演出しながらゲスト(プレーヤー)をもてなし、楽しませる仕事です。
基本的にゲームテーブル1台につき1人のディーラーが付き、ルーレットを回したり、カードを配ったりしながらゲームを進行させ、勝ったプレーヤーの配当額を素早く計算してチップを配ります。
カジノではあくまでもゲストが主役であるため、カジノディーラーはゲストの様子に常に気を配りながらゲームを盛り上げ、最高のひとときを演出します。
カジノの仕組みやルールに熟知し、カードさばきなどのスキルを備えていることはもちろん、サービスマンとしての高いホスピタリティ精神が必要とされる仕事です。
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カジノディーラーの業務の内容
カジノディーラーのテクニック
カジノディーラーは、さまざまなテクニックを駆使してゲストを喜ばせます。
テクニックというと、イカサマというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、普通のカジノディーラーはイカサマのためのテクニックなど持ちあわせていません。
純粋にカジノゲームを進行し、ゲストをもてなすための知識・技術です。
カジノには、代表的なブラックジャック、ポーカー、バカラ、ルーレットのほか、細かく分けると多様なゲームの種類があります。
それらのルールについてしっかりと理解しておくことはカジノディーラーとして働くうえで必須です。
そのうえで、「魅せる」ための華麗なカードさばき、ルーレットの球のスピニング、チップの配当計算といったテクニックを練習しながら身につけていきます。
また、ゲストにできるだけ長い時間ゲームを楽しんでもらうことができれば、カジノの売上アップにもつながります。
そのため、相手の立場を理解しながら気の利いた会話をするためのコミュニケーション能力や洞察力、サービスマンとしてのホスピタリティ精神などはおおいに求められます。
カジノディーラーはイカサマをする?
一度でも本場のカジノで遊んだことがある人のなかには、「ディーラーは不正行為、いわゆるイカサマを行って、わざと勝てないようにしているのではないか?」と思うでしょう。
たとえ自分の意志で自由に勝ち負けが決められるテクニックを持っているディーラーがいたとしても、国や地域の法律によって、イカサマを行うことは固く禁止されています。
また、一流ホテルのカジノなど、規模が大きくグレードも高いとされるカジノになればなるほど監視の目が厳しく、「フェアプレー」が重視されています。
きちんと法に則って営業されているカジノであれば、カジノディーラーがイカサマを行うようなことはまったくないといえるでしょう。
カジノディーラーの役割
カジノのゲストは、長くゲームに親しんでいる常連の人もいれば、よくルールがわからないという人、また初めて遊びに来る人などさまざまです。
カジノディーラーは、ゲスト一人ひとりのレベルや楽しみ方に合わせて、どんな人にもその場を楽しんでもらえるようにサービスするのが大きな役割です。
また、ただ単にゲームを進行させるだけでなく、ゲストと会話をしたり、飲み物を注文したりしながら居心地よい雰囲気をつくっていきます。
こうしてゲストにカジノという「非日常感」を与えることも大きな役割の一つで、ディーラーの腕ひとつで、ゲストの満足度は大きく変わるのです。
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カジノディーラーの勤務先の種類
カジノディーラーの活躍の場はカジノですが、現在の日本ではまだカジノが合法化されていません。
カジノディーラーを目指す人は海外のカジノや豪華客船内のカジノ、あるいは国内のアミューズメントカジノ(模擬カジノ)などで働くことを考える必要があります。
世界には3000ほどのカジノがあり、その大半がアメリカとヨーロッパに集中しています。
なお、日本でもカジノ法案についての議論は長く続いており、今後は日本でカジノ誘致が実現する可能性もあり、そうなれば、カジノディーラーの働き方はまた変わってくるでしょう。