ITの営業はやりがいを求め、人付き合いが好きで、知識欲が強い人に最適です

１．人付き合いが上手な人
法人営業（ルート営業）に最も必要なのは、人付き合いの能力です。

法人営業（ルート営業）は、過去からお付き合いのあるお客様を継続して担当します。

多くの職業でコミュニケーション能力は重要とされますが、法人営業（ルート営業）に必要なのは、長く信頼しあえる関係を作り上げる能力です。

極論を言えば、初対面での会話が苦手な人でも問題ありません。

反対に、その場の雰囲気で責任を取れないことばかりを言う人は、信頼されません。

２．知識欲がある人
知識欲がある人も向いています。

IT関係の法人営業の場合、お客様がITのプロフェッショナルであることが多いです。

なので、変化の大きいITの知識を、継続的に学ぶ必要があります。

また、ルート営業は、特定の製品をたくさんのお客様に販売する製品営業とは違い、自分の限られたお客様に対し、様々なソリューションを組み合わせて販売します。

よって、お客様のお困りごとに合わせ、業界動向や製品・ソリューションなどの新しい知識を、常に習得する必要があります。

新しいこと、変化すること、今自分の興味がないことでも、前向きに勉強できる人が向いています。

人と深く関わる仕事がしたいと思ってこの職種を選びました。

広く社会に貢献できる仕事がしたいと思ってこの業界を選びました。

◆実際に働いてみて感じたこと
自社の組織が大きいと、社内調整に時間が取られることが多いです。

例えば、エンジニアの担当者、上位者、さらに上位者に説明、お願いをしたり、法務部門やマネジメント部署との調整など、社内関係者が多岐にわたります。

また、お客様についても、対面している担当者がOKを出しても上位者で覆ることがあるので、自分の上司とも相談しながら、お客様の上位者にも根回しをするなど、人の調整をしていることが多いです。

組織に守られることもたくさんありますが、スピーディな意思決定は難しいところがあります。

・同じ会社・職種でも、職場毎に雰囲気は違うので、自分に合うかどうかは運による要素が大きいです。
面接の際に、自分の上司となる人と直接会話ができるようなら、聞いておくことをオススメします。

・優しい人が多い印象です。
ただ、古い体質も残っているので、上位者や利害関係者への根回しは常に必要です。

・大手企業なので、女性の出産等に関する制度は充実しており、利用している人もたくさんいます。
性別に関わらず、日頃の業務で信頼を得ていれば、困ったとき相談に乗ってくれる体制があります。

◆ワークライフバランス
・そのときの仕事の繁忙度によりますが、忙しいときは、バランスが取れているとは言えません。
深夜残業、休日出勤も日常的です。
働き方改革関連法により、昔ほど過酷な労働はありませんが、決められた時間内で業務を終わらせることが難しく、時間外や休日でも仕事のことを考え、準備していることは多々あります。

◆休暇制度
・年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みはそれぞれ1週間程度のまとまった休暇があります。
ただし、営業は、お客様の稼働状況や提案状況によって、休日出勤になることもあります。
休日出勤の際は、後日振り替えで休みを取ることができます。

・勤続年数によって、リフレッシュ休暇の制度があります。

◆福利厚生
・支給条件はありますが、家賃補助制度があります。
・その他制度は充実しています。

◆就職先の選び方
その会社で働く人に、話を聞くのが良いと思います。
特定の職種や部署があるのであれば、実際にそこで働いている人と話をするのがベストです。

◆面説で聞かれること
・自分が入社すればどのように役に立てるか
・なぜこの会社、職種を選んだのか
など、一般的な内容でした。

◆アドバイス
同じ業界・職種でも、働き方は様々です。
私は、失敗しながら色んなことにチャレンジしたいタイプなので、失敗が許されない仕事が息苦しいと感じることがあります。
自分が何をしたいかも重要ですが、自分の得意なこと、嫌なことを明確にし、それがその職場で実現できるのか、確認することが重要だと思います。