バレリーナの体型や足の特徴・体重はどれくらい?

バレリーナの体型

バレリーナの理想の体型

バレリーナに要求される体の理想の条件は、腕、脚、首が長いこと、全体的にほっそりしていること、顔が小さいことです。

ほかにも肩甲骨(けんこうこつ)まわりが柔らかいこと、膝がよく伸びるまっすぐな脚であること、甲高であることなども求められます。

正しい訓練で努力することが大切

このすべてを満たしていないとバレリーナになれないわけではありません。

理想の身体を作ることがバレエの訓練なので、適正なプログラムのもとで勉強や練習をしていれば、バレリーナになることも可能です。

海外では入学試験に合格した子どもだけがバレエを勉強できる国もありますが、日本では誰でもバレエを勉強するチャンスが与えられています。

はじめからバレエの理想の体型を持っている日本人は少ないでしょう。

バレリーナを目指そうと決心したからには、自分の身体条件について悩む前に、理想の体型に近づけるように努力することが大切です。

海外で活躍している有名な日本人バレリーナの中には、理想的な体型ではないものの、努力と正しい訓練によって芸術性を高めた結果、活躍の場を得ることができた人もいます。

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バレリーナの足の特徴

バレリーナの理想の足の形

バレリーナの理想の足の形は、まっすぐまたは少しX脚で、膝が前に出ていないこと、つま先立ちをしたときにアーチができる甲が高いことなどです。

バレエ学校に入学するときも、足の形が理想的かどうかをチェックされますが、体型と同じように、生まれつき理想の足の形を持って生まれる日本人はほとんどいません。

もちろん理想の足の形をしていても、練習を積み重ねないとテクニックは向上しないので、どちらにしても日々の柔軟や体幹トレーニングできれいに見せる努力が必要です。

ストレッチを続ける

特定の部分を強化したい場合には、バレエ専門のトレーナーの指示に従ってストレッチをしたり、さまざまな運動をしたりします。

毎日レッスン以外にもストレッチを続けることが大切ですが、いきなりたくさんのストレッチをしたからといって脚の形が変わったり、テクニックが向上することはありません。

日々の努力の積み重ねが、理想の脚を手に入れる唯一の方法です。

身体のバランスが大事

実は見た目のよい脚と、テクニックを身に付けやすい脚は違うこともあります。

バレエは体全体で表現する芸術であるため、脚だけにとらわれることなく、体全体のバランスを大事に考えて練習することが大切です。

観客はバレリーナの脚だけを見ているわけではなく、芸術性のすべてを見ているので、足の動きの美しさはもちろん、身体全体のバランスを整え、表情や音楽性なども向上を目指しましょう。

バレリーナの体重はどれくらい?

バレリーナの体重は、「身長マイナス115~120」がひとつの目安とされています。

たとえば165cmの人であれば、45kgが理想の目安です。

体重が重いとパ・ド・ドゥのリフトのときに、リフトする男性の負担になるため、海外のバレエ学校では50キロを超えると、最悪の場合退学処分になってしまいます。

見た目の美しさを保つだけではなく体重管理も重要なのです。

しかしバレリーナは毎日厳しいレッスンをしているので、無理に体重を減らす必要はありません。

質のよい筋肉がなければテクニックの向上は見込めませんし、極限まで身体を酷使する職業であるため、痩せすぎの人はプロとして仕事を続けること自体が難しいでしょう。

実際にローザンヌ国際バレエコンクールでは、ビデオ審査時にBMIの提出が求められており、極度に痩せすぎなバレリーナは審査が通らない場合もあります。

バレエの訓練を受けている人は実際の体重よりも細く見えるので、体重を気にし過ぎずきちんとした食事をとることが大切です。