バレリーナの1日のスケジュール・生活スタイル

バレリーナの業務スケジュール

バレリーナの1日の働き方の特徴

バレリーナの生活は朝はクラスレッスン、午後は上演する作品のリハーサルに参加することが特徴です。

クラスレッスンは毎朝行われる基本的なバレエレッスンのことで、最初はバーを使ってバランスを整え、徐々に運動量をあげながら動きのある練習ができるように構成されています。

バレエ団に所属する場合はバレエ団のクラスを、フリーの場合はオープンクラスや個人のバレエスタジオでクラスを受けるのが一般的です。

バレエ団の場合はクラス後に夕方までリハーサルを行いますが、フリーのダンサーを集めて行う公演の場合は、夜間や休日にリハーサルをすることあります。

本番がある日は舞台のほとんどが19:30頃に公演開始となるので、リハーサル後に軽食をとり、メイクや衣装の準備が必要です。

本番がなければ自主練をしたり、ジムに通って身体のメンテナンスをしたり、バレエ講師としてバレエ指導をするなど、24時間バレエ漬けの毎日を送っているといえるでしょう。

海外公演や地方公演

本拠地以外での海外公演や地方公演に参加する場合は、バレエ団の日程に従いツアーに参加することになりますが、長い海外公演では数ヶ月かかる場合もあります。

お給料の出ないバレエ団に所属している場合は、時間の都合をつけてバレエ教師の仕事や助手をしたり、短時間で雇ってもらえるアルバイトをする人も多いです。

シーズンオフの活動

シーズンオフにはクラス自体がなくなり、ダンサーには休暇が出されます。

日頃の疲れを癒してゆっくりすることもありますが、その期間にほかのバレエ団のオーディションを受けたり、オープンクラスに参加してテクニックの向上を図る人も多いです。

バレエ団のクラスレッスンは大人数でパーソナルアテンションが少ないため、テクニックの向上を図るために個人レッスンを受ける人もいます。

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舞台で活躍するバレリーナの1日

ここからは、バレエ団に所属して舞台で活躍するバレリーナの1日について見ていきましょう。

バレリーナは身体に公演に支障が出ないように食事や服装など、コンディションを整えるために努力を欠かさないため、24時間すべてをバレエに捧げている生活が特徴です。

8:00 起床
健康のために朝食は生姜を入れたスムージーを飲み、コンディションを整えながら出かける準備をします。
9:30 出勤
出勤時はあざができないようにスカートはさけ、足をひねったり変な筋肉がついたりしないよう、ペタンコ靴を履いて服装にも気を使っています。
10:00 バレエ団入り
身体が生まれつき柔らかくストレッチせずにクラスレッスンを受けられる人もいますが、ストレッチが必要な身体なので、余裕を持ってバレエ団入りするのがマイルールです。
10:15 ストレッチ
時間をかけてストレッチをしてレッスンに備えますが、身体が冷えないように冷え対策も欠かせません。
10:45 軽食
レッスン前の軽食を食べるときは、力が出るのでパンよりもおにぎりを食べることが多いです。
11:00 クラスレッスン開始
ウォーミングアップと基礎を確認するクラスレッスンでは、どの動作も丁寧に行ってコンディションを整えます。
12:30 クラスレッスン終了
クラスレッスンが終了したらリハーサルが始まるまでに休憩を取り、ナッツやドライフルーツなどの間食を食べてリフレッシュします。
13:00 リハーサル開始
バレエ団のスケジュールに合わせてリハーサル内容は変わりますが、何公演かのリハーサルを1日で行うこともあります。
16:00 公演間近のリハーサル開始
公演間近の舞台のリハーサルでは、見せ場やポジションなど細かい所作の確認にも力が入ります。
17:00 リハーサル終了
リハーサルが終了したら、本番がない日はバレエ団での仕事は終了です。
18:00 バレエ講師の仕事に移動
夜は一般の方にバレエを教える講師の仕事をしているため、移動してレッスンを行います。
21:00 帰宅
帰宅したら自炊をして、タンパク質や食物繊維をバランスよく取れる食事を心がけています。
24:00 就寝
半身浴で汗を流し、マッサージやストレッチをして体のメンテナンスができたらやっと就寝です。

バレエ講師として働くバレリーナの1日

バレリーナは身体に負担がかかる仕事であるため、40歳前後で引退する人が多い仕事です。

そのため30代からはバレリーナとしてのキャリアを生かして、バレエ講師として指導者や振付師、舞台監督に進む人もいます。

ここからは、フリーランスのバレリーナとして舞台に上がりながら、主にバレエ講師として働くバレリーナの1日を見ていきましょう。

7:30 起床
朝起きたら午前中のレッスンでも身体を動かしやすいように、軽めの朝食をいただきます。
9:30 スタジオ入り
レッスン指導を行うスタジオに30分ほど前に入り、着替えて準備を始めます。
10:00 バレエレッスン開始
大人の初心者の人向けのレッスンでは、身体が硬い人や初めての人も多いため、楽しく続けられる内容であることが大切です。
11:00 トウシューズレッスン開始
2本目のレッスンでは、トウシューズを履いてつま先部分で立つ「ポワント」の正しい立ち方について身につけられるよう、ストレッチやバーレッスン、動きの練習を行います。
12:00 ピラティスレッスン開始
3本目のピラティスレッスンは、幅広い人が行える体幹を使うエクササイズなので、多くの人が集まる人気のレッスンです。
13:00 レッスン終了
レッスンが終了したらスタジオの掃除を簡単に行い、次の仕事の予定に合わせて移動する準備をします。
13:15 移動
午後はプライベートセッションを行ったり、バレエの舞台出演をするなどその時期の予定に合わせて動いています。
13:30 ランチ
プライベートセッションまで時間が空くので、ランチを食べながらリフレッシュしたり、メールを返信するなど時間を有効活用しています。
15:00 プライベートセッション
プライベートセッションでは、依頼主の希望に合わせた個人レッスンを行っており、今回は身体を痛めてしまった生徒さんに長く踊るためのアプローチ方法をお伝えしました。
17:30 プライベートセッション
2本目のプライベートセッションは、留学を目指している小学生の生徒さんで、より豊かな表現方法や踊るテクニックを伝えています。
18:30 終了
公演やレッスンなどの予定が何もなければ、このまま仕事が終了です。